「春曲丼より混沌丼」から抜粋転載。元記事はニューズウィーク記事らしい。
BLEXIT(誤記にあらず)という概念が面白い。米民主党の「口だけリベラル」の正体が黒人やヒスパニックに見抜かれ始めているらしい。とは言っても、共和党の主体が白人至上主義である事実は変わらないのだから、被差別民族にとってはウンコ味のカレーとカレー味のウンコのどちらを選ぶかという違いにすぎないだろう。
まあ、記事中の民主党の「左傾化」という言葉も問題であり、これは「社会秩序破壊」という意味で使われているようだ。本来の左派とは現状の政治体制(既得権絶対社会・弱者虐待社会)の悪しき面の根底的改革を目指すものであり、社会秩序を破壊することを望むものではない。「共産主義」という言葉も同様に、多くの発言の中で本来の意味とはまったく異なる意味で、単なる「(正体不明の、漠然とした)悪のレッテル」として使われている。
(以下引用)
BLEXIT(誤記にあらず)という概念が面白い。米民主党の「口だけリベラル」の正体が黒人やヒスパニックに見抜かれ始めているらしい。とは言っても、共和党の主体が白人至上主義である事実は変わらないのだから、被差別民族にとってはウンコ味のカレーとカレー味のウンコのどちらを選ぶかという違いにすぎないだろう。
まあ、記事中の民主党の「左傾化」という言葉も問題であり、これは「社会秩序破壊」という意味で使われているようだ。本来の左派とは現状の政治体制(既得権絶対社会・弱者虐待社会)の悪しき面の根底的改革を目指すものであり、社会秩序を破壊することを望むものではない。「共産主義」という言葉も同様に、多くの発言の中で本来の意味とはまったく異なる意味で、単なる「(正体不明の、漠然とした)悪のレッテル」として使われている。
(以下引用)
――全米の結果を見ると、今回トランプが獲得したヒスパニックと黒人票の割合は、前回の大統領選に比べてそれぞれ4ポイントずつ伸びている。
黒人票の行方も含めて、今回は「ブレグジット」という動きに注目していた。イギリスによるEU離脱のBREXITではなく、BLEXIT、つまり「BLACK EXIT」だ。
世の中には黒人やヒスパニックなどの有色人種は民主党支持という前提があるが、そこに違和感を持っている人もいる。この運動は、有色人種であっても民主党を出て(エグジットして)共和党に入ろうと呼び掛けている。トランプがコロナで入院して退院し、ホワイトハウスで演説した際、集まっていた支持者がBLEXITのグループだった。
彼らにとってみれば、今の民主党は左傾化が進んでいて、付いて行けない。また、自分たちは2度民主党に裏切られたという気持ちがある。まず、かつて奴隷制度を支持していたのは民主党だった。さらに、今の民主党では有色人種が求めていることには応えられないと考えている。
例えば、バイデンは上院議員と副大統領を務めてきたが、黒人の地位向上のために一体何をしてくれたのか、と。選挙直前に開かれた大統領候補者討論会でも話題になったが、バイデンは1994年の犯罪法の立案者であり、この法律によってちょっとした軽犯罪で投獄される黒人が飛躍的に増えた。副大統領候補のカマラ・ハリスも予備選では、バイデンが過去に人種差別主義の上院議員に協力したことを批判していた。
BLM(ブラック・ライブズ・マター=黒人の命は大事)運動にしても、選挙や反トランプのために行われているのであって自分たちのためではないと思う黒人もいる。自分が求めているのは暴動ではなくトランプが主張する「法と秩序」だという人もいる。
BLEXITは(陰謀論組織の)Qアノンほど注目されてはいないが、この運動によって数%でもトランプに票が動けば激戦州では絶大な影響力を持ってくる。
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