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徽宗皇帝のブログ

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OKINAWA
沖縄の「慰霊の日」に全戦没者追悼式典で沖縄の中3の少女が行ったスピーチである。
スピーチというより詩の朗読(暗誦)に近いが、沖縄戦とはこういうものだったということをリアルに描いている。ちなみに、ネットフリックスでやっていた「パシフィック」の最初のあたりが、沖縄戦を実にリアルに描いていたが、私は最後まで見る気力は無かった。


(以下引用)「ネットゲリラ」で野次馬氏が全文引用したらしいが、下の引用はそれを「ギャラリー酔いどれ」氏が引用したものの、さらに一部である。赤字は私徽宗の強調。
「もう二度と過去を未来にしないことを(誓う)」は素晴らしい言葉である。



 七十三年前、
  私の愛する島が、死の島と化したあの日。
  小鳥のさえずりは、恐怖の悲鳴と変わった。
  優しく響く三線は、爆撃の轟に消えた。
  青く広がる大空は、鉄の雨に見えなくなった。
  草の匂いは死臭で濁り、
  光り輝いていた海の水面は、
  戦艦で埋め尽くされた。
  火炎放射器から吹き出す炎、幼子の泣き声、
  燃えつくされた民家、火薬の匂い。
  着弾に揺れる大地。 血に染まった海。
  魑魅魍魎の如く、姿を変えた人々。
  阿鼻叫喚の壮絶な戦の記憶。

  みんな、生きていたのだ。
  私と何も変わらない、
  懸命に生きる命だったのだ。
  彼らの人生を、それぞれの未来を。
  疑うことなく、思い描いていたんだ。
  家族がいて、仲間がいて、恋人がいた。
  仕事があった。生きがいがあった。
  日々の小さな幸せを喜んだ。
  手をとり合って生きてきた、私と同じ、人間だった。

  それなのに。
  壊されて、奪われた。
  生きた時代が違う。ただ、それだけで。
  無辜の命を。
  あたり前に生きていた、あの日々を。

  摩文仁の丘。眼下に広がる穏やかな海。
  悲しくて、忘れることのできない、この島の全て。
  私は手を強く握り、誓う。
  奪われた命に想いを馳せて、
  心から、誓う。

  私が生きている限り、
  こんなにもたくさんの命を犠牲にした戦争を、
  絶対に許さないことを。
  もう二度と過去を未来にしないこと。
  全ての人間が、国境を越え、人種を越え、宗教を越え、
  あらゆる利害を越えて、平和である世界を目指すこと。
  生きる事、命を大切にできることを、
  誰からも侵されない世界を創ること。
  平和を創造する努力を、厭わないことを。














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