「泉の波立ち」に面白い記事があったので転載する。前に、沖縄の基地負担問題で筆者の南堂氏とは対立したことがあったので、もしかしたら転載を怒るかもしれないが、面白い記事を面白いと評価しての転載だから、許してくれるだろう。前から書いているように、「泉の波立ち」が面白いブログであるということは評価しているのである。ただし、その毒舌の対象が自分に無関係の場合は、だが。
水嶋ヒロの「作家デビュー」については、私の若いころの椎名桜子の「職業モデル兼作家・現在『第一作』執筆中」というのを思い出す。
(以下転載)
● ニュースと感想 (12月17日c)
「Amazon の批評の削除」について。
水嶋ヒロの著作に対して、読者からの酷評が続いているが、Amazon では、この本への酷評となる読者批評が、次々と消されているらしい、と前項で述べた。
このことは、具体的に確認されている。
2010-12-16 の昼間の時点で、レビュー数は 599件だったのに、2010-12-16 23:58 の時点では、425件にまで減っている。大幅に削減されている。
ざっと見たところ、面白い酷評はすべて削除されているようだ。「作品は詰まらないが、読者のコメント(批評)が面白い」という趣旨の批評もあったが、そういう面白い状態は、もはや解消した。面白い批評はなく、詰まらない批評が多い。残念。保存しておけば良かった。 (^^);
ただし、ひとつだけ、いいのが残っている。下記。
「あまりの皆さんの酷評に読んで見ようと言う気になり購入しました
人の意見は素直に聞くべきと教訓になりました」
● ニュースと感想 (12月17日b)
「無料(タダ)は素敵か?」について。
無料(タダ)は素敵だ、と思っている人が多いようだが、「タダほど高いものはない」という言葉もある。こっちの方が妥当だろう。
最近の例では、水嶋ヒロが文学賞を受賞して、賞金の 2000万円を辞退した、という話がある。これによってポプラ社は 2000万円を出さずに、タダで作品を得たように見えるが、そんなことはない。逆に言えば、水嶋ヒロは 2000万円を損したわけではない。
ポプラ社の規定では、賞金は 2000万円だが、かわりに印税はポプラ社の言い値となり、かなり値切られるらしい。( → 規定 )
おまけに、専属契約まで結ばされるということだから、タコ部屋みたいな扱いとなる。2000万円をもらって身分を売り渡すわけだ。それじゃ、割に合わないだろう。だから、水嶋ヒロは、2000万円を辞退して、自由な身を得た。そして印税として、約1億円ぐらい(すでに 68万部を売ったから)を得たわけだ。(業界標準)
というわけで、「2000万円を辞退して、約1億円を得る」というふうにしたわけだ。「賞金代金を辞退して、賞金代金を無料にしたが、そのかわりに、約1億万円を得る」というわけだ。無料が約1億万円に化けたわけだ。……頭いいですね。おまけに世間はそれを誤解して、「水嶋ヒロは賞金の 2000万円を辞退した。けなげだ」と思ってくれる。二重にだましている。 (^^);
こんなところにも、からくりがあるわけだ。世の中、単純ではない。「無料(タダ)は素敵だ」と思っている人は、金儲けをする人ではなくて、カモになる人だろう。
[ 付記1 ] なぜ水嶋ヒロは受賞できたか? その裏事情は、たぶん、次の通りだろう。
担当者が応募者の略歴を見たら、「現職 タレント」というのを見て、「へえ。どんなタレントだ?」と思って、本名をネットで検索する。すると、水嶋ヒロの本名そっくり(1字省略)だとわかる。「もしかしてホントに水嶋ヒロ?」と思って、略歴を見ると、年齢や出身大学その他の略歴が水嶋ヒロとまったく同じだ。そこで、内容を見ることなく、「これを大賞の受賞作にする」と決めた。通常ならば選考委員が決めるのだが、ポプラ社の大賞にはどういうわけか選考委員がなくて、会社の社員が勝手に決めていいことになっている。こうして受賞が決まった。
そのあとは、内容がバレるとまずいので、内容を必死に隠す。売れ残るとまずいので、買い取り制にして、売れ残りのリスクをなくす。また、優秀な編集者を後ろに付かせて、誤字・脱字だらけのメチャクチャな日本語を修正する。それでもひどい箇所は、編集者がたくさん朱筆を入れる。こうして、内容は空っぽでも、とにかく読めるレベルにまでは引き上げる。
あとは売り逃げ。さっさと売って、さっさとずらかる。
水嶋ヒロは本当に1億円をもらえるか? ポプラ社みたいな詐欺会社は、1億円を彼に渡さずに、インチキするかもね。
[ 付記2 ]
Amazon では、この本への酷評となる読者批評が、次々と消されているらしい。
→ 読者の報告
私も「鍋敷き」というコメントが消えていたので、「どうしてかな?」と不思議に思ったのだが、そういう事情だったらしい。悪口がひどすぎると拒否されるようだ。
( ※ 消えたあとには残骸ページが表示されることもある。)
水嶋ヒロの「作家デビュー」については、私の若いころの椎名桜子の「職業モデル兼作家・現在『第一作』執筆中」というのを思い出す。
(以下転載)
● ニュースと感想 (12月17日c)
「Amazon の批評の削除」について。
水嶋ヒロの著作に対して、読者からの酷評が続いているが、Amazon では、この本への酷評となる読者批評が、次々と消されているらしい、と前項で述べた。
このことは、具体的に確認されている。
2010-12-16 の昼間の時点で、レビュー数は 599件だったのに、2010-12-16 23:58 の時点では、425件にまで減っている。大幅に削減されている。
ざっと見たところ、面白い酷評はすべて削除されているようだ。「作品は詰まらないが、読者のコメント(批評)が面白い」という趣旨の批評もあったが、そういう面白い状態は、もはや解消した。面白い批評はなく、詰まらない批評が多い。残念。保存しておけば良かった。 (^^);
ただし、ひとつだけ、いいのが残っている。下記。
「あまりの皆さんの酷評に読んで見ようと言う気になり購入しました
人の意見は素直に聞くべきと教訓になりました」
● ニュースと感想 (12月17日b)
「無料(タダ)は素敵か?」について。
無料(タダ)は素敵だ、と思っている人が多いようだが、「タダほど高いものはない」という言葉もある。こっちの方が妥当だろう。
最近の例では、水嶋ヒロが文学賞を受賞して、賞金の 2000万円を辞退した、という話がある。これによってポプラ社は 2000万円を出さずに、タダで作品を得たように見えるが、そんなことはない。逆に言えば、水嶋ヒロは 2000万円を損したわけではない。
ポプラ社の規定では、賞金は 2000万円だが、かわりに印税はポプラ社の言い値となり、かなり値切られるらしい。( → 規定 )
おまけに、専属契約まで結ばされるということだから、タコ部屋みたいな扱いとなる。2000万円をもらって身分を売り渡すわけだ。それじゃ、割に合わないだろう。だから、水嶋ヒロは、2000万円を辞退して、自由な身を得た。そして印税として、約1億円ぐらい(すでに 68万部を売ったから)を得たわけだ。(業界標準)
というわけで、「2000万円を辞退して、約1億円を得る」というふうにしたわけだ。「賞金代金を辞退して、賞金代金を無料にしたが、そのかわりに、約1億万円を得る」というわけだ。無料が約1億万円に化けたわけだ。……頭いいですね。おまけに世間はそれを誤解して、「水嶋ヒロは賞金の 2000万円を辞退した。けなげだ」と思ってくれる。二重にだましている。 (^^);
こんなところにも、からくりがあるわけだ。世の中、単純ではない。「無料(タダ)は素敵だ」と思っている人は、金儲けをする人ではなくて、カモになる人だろう。
[ 付記1 ] なぜ水嶋ヒロは受賞できたか? その裏事情は、たぶん、次の通りだろう。
担当者が応募者の略歴を見たら、「現職 タレント」というのを見て、「へえ。どんなタレントだ?」と思って、本名をネットで検索する。すると、水嶋ヒロの本名そっくり(1字省略)だとわかる。「もしかしてホントに水嶋ヒロ?」と思って、略歴を見ると、年齢や出身大学その他の略歴が水嶋ヒロとまったく同じだ。そこで、内容を見ることなく、「これを大賞の受賞作にする」と決めた。通常ならば選考委員が決めるのだが、ポプラ社の大賞にはどういうわけか選考委員がなくて、会社の社員が勝手に決めていいことになっている。こうして受賞が決まった。
そのあとは、内容がバレるとまずいので、内容を必死に隠す。売れ残るとまずいので、買い取り制にして、売れ残りのリスクをなくす。また、優秀な編集者を後ろに付かせて、誤字・脱字だらけのメチャクチャな日本語を修正する。それでもひどい箇所は、編集者がたくさん朱筆を入れる。こうして、内容は空っぽでも、とにかく読めるレベルにまでは引き上げる。
あとは売り逃げ。さっさと売って、さっさとずらかる。
水嶋ヒロは本当に1億円をもらえるか? ポプラ社みたいな詐欺会社は、1億円を彼に渡さずに、インチキするかもね。
[ 付記2 ]
Amazon では、この本への酷評となる読者批評が、次々と消されているらしい。
→ 読者の報告
私も「鍋敷き」というコメントが消えていたので、「どうしてかな?」と不思議に思ったのだが、そういう事情だったらしい。悪口がひどすぎると拒否されるようだ。
( ※ 消えたあとには残骸ページが表示されることもある。)
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