私にとっては、物好き二人(後藤さんについてはジャーナリストとしての使命感がどうこう言う人もいるが、誰も今のジャーナリズムになど期待していないだろう。冒険をして「真実」の情報を提供してくれるなら、それは素晴らしいし、社会が彼に報酬も与えていい。だが、あくまでその冒険は自己責任で行うべきものだ。その「自己責任」が、結局は高い「社会的費用」を必要とし、自己責任の範疇ではなくなることは、直近の「世に倦む日々」記事が明確に述べたとおりである。まして、その「真実」が本物かどうかなど分かったものではない。)が戦地に行って人質になった事件より、こちらの方が気になる。だが、辺野古新基地建設とシリア人質事件の根底は同じであり、共通するのは安部政権の戦争への傾斜姿勢である。日本をどうしても戦争に参加させたい、という安部の狂気が、この二つの事象を招いている。
国際的事件の陰で見えなくなった国内問題は辺野古の件だけではない。
なお、辺野古で座り込みをしているのは老齢者がほとんどだと思う。彼らは戦争の記憶、あるいは親から聞いた戦争体験談の記憶があり、どうしても戦争だけは嫌だ、という切実な思いがあるから、こうして行動する。若者にとってそれは「自分の属する世界」とは無縁のものであり、そういう「他者」はまず嫌悪や不快感の対象となることを、政治行動指導者たちは理解しておくべきである。若者はすでに社会に洗脳された存在としてそこにあるのだ。
そして、大事なこととして、政府への抗議行動に好意的な若者や働き盛りの人々も、仕事を休んで座り込みに行く余裕が無い、ということがある。これから社会変革のための政治的な行動を企図する場合、民衆のそういう生活者としての事情を勘案しなければならないだろう。
さらに言えば、現在の「オール沖縄」体制だからこそこうして「政府への抗議行動」もできるが、少し前まではこうしたデモ(座り込み含む)に参加することは、本土だけでなく沖縄でも自分の社会人生命を危うくする危険な行為だったのだ。そういう意味では、沖縄は日本における、実は歴史的に最初の「民主主義社会」かもしれない。
(以下引用)*ツィッター引用部分はコピーできなかった。
<凄い>沖縄の国会議員や市町村議員ら計約50人が辺野古基地前で座り込み抗議!一方で、警察は抗議者たちを連日排除!
http://www.asyura2.com/15/senkyo178/msg/456.html
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-5262.html
2015/01/22 Thu. 22:00:50 真実を探すブログ
反対運動が盛り上がっている沖縄県の辺野古基地ですが、22日は沖縄の国会議員や市町村議員らが計50人も参加して座り込みを行いました。先週頃から警察による反対派住民の強制排除が強まっていることから、地元の議員らが「議員総行動」と題して各集会に参加することを表明し、このような大人数が集まる事態になっています。
県議会与党や国政野党の県出身国会議員、県内各地の市町村議員らがここまで揃うのは異例で、それほど沖縄の反対意識が強い事を示していると言えるでしょう。
反対運動は強まっていますが、基地建設の方を止めるほどの状態にはなっていません。21日は臨時制限区域のライン上にオイルフェンスが設置され、本格的な工事の下準備が着々と進んでいます。
このまま政府が方針を変えずに建設作業を強行し続ければ、沖縄と本土の心の壁はドンドン厚くなり、最終的には沖縄独立という話が出てくることになるでしょう。そうなると、本当に日本という国の行方を大きく左右する事態になる可能性が高く、今からでも政府は沖縄側に譲歩しないと危険です。正にこれからの数年間が沖縄と日本の正念場だと私は見ています。
☆抗議行動200日 辺野古のゲート前で議員総行動
URL http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-237701-storytopic-271.html
引用:
【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への新基地建設阻止を訴える市民らのキャンプ・シュワブのゲート前での抗議活動は22日で200日を迎えた。同日午前、県議会与党や国政野党の県出身国会議員、県内各地の市町村議員ら計約50人が座り込みを続ける市民らとともに集会に参加し、移設作業を強行する政府に抗議した。24日まで3日間、議員総行動と題し、各議員が集会に参加する。
:引用終了
☆辺野古 抗議の女性2人けが、油フェンス設置進む
URL http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-237685-storytopic-1.html
引用:
【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設計画に関し、キャンプ・シュワブ沖で進む海上作業では21日、臨時制限区域のライン上に設置されたオイルフェンスが瀬嵩方面から汀間漁港沖や安部沖を回り長島方面まで設置された。シュワブ沿岸の浮桟橋付近から円を描くように大きく大浦湾を取り囲む形になった。シュワブゲート前では県警機動隊とのもみ合いの中で女性2人が後頭部を打撲し搬送された。
:引用終了
☆RBC THE NEWS「辺野古ゲート前に県議団が座り込み 海上は作業続く」2015/01/22
☆RBC THE NEWS「辺野古移設断念訴え 沖縄県議団が座り込み」2015/01/22
以下、沖縄関連のツイート
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