徽宗皇帝のブログ

香港問題で、イギリスが何とか言うパスポートみたいなものを持っている香港人に「市民権」を与える「かもしれない」というニュースがあったが、「市民権」と「国籍」の関係は分かりにくいので、アメリカの場合を書いたウィキペディア記事の一部を転載する。
つまり、アメリカの場合は米国籍が無くても「市民権」を得ることができるようだが、それにはかなり難しい資格（幾つかあるが、要するに元の国への忠誠を捨て、アメリカに忠誠を誓い、国防義務を厳守する、というのが中心のようだ。）が要る、ということのようだ。いわゆる「永住権」ともまた違うようだが、それはまた別の話。
下の記事には市民権の「権利」面だけ書かれているが、当然そこには納税などの「義務」もある。
まあ、香港人が英国の市民になっても、そのアジア人差別に耐えきれる者は少ないだろう、と、英国在住日本人のブログなどを読んでいると思う。在英経験者で英国を憎悪しない人間のほうが少ないくらいではないか。もちろん、上流階級では差別意識を顔の下に隠すだろうが、下層階級の外国人嫌悪と見下しと差別は猛烈なものらしい。英国だけでなく、他の欧州諸国も似たりよったりで、コロナ問題でそれがかなり表面化したが、白人の非白人嫌悪は前からのことだ。

（以下引用）

市民権は、人がアメリカ合衆国において働き、生活し、連邦政府のサービスや援助を受けられるなど、その人物が一連の権利や権限を持っているかどうか識別するための法的指標となる。アメリカの法律では、外国籍の人物でも、アメリカ合衆国の市民権を取得することは可能となっている^[1]。市民権を取得していない外国籍人は、アメリカ在住者であっても、アメリカ合衆国の市民権保持者としての市民にはならない。

市民権は、その所持者が放棄することもできる。また政府によって剥奪された場合市民権は消滅するが、市民権の回復も可能なものとなっている。

なお、米国国籍法では、二重国籍に関して特に言及はしていない^[2]。アメリカ合衆国政府は二重国籍の存在を認め、米国人が他の国籍を持つことを認めてはいるが、方針としては二重国籍を支持していない^[2]。