こうした「グランドデザイン」を選挙戦の中で示さないと、野党はすべて大惨敗するだろう、と予言しておく。
特に共産党は「共産主義を日本で実行する気はないが、社会主義的政策は今の日本に絶対に必要だ。そして象徴天皇としての天皇や皇室の存在は容認する」とアピールすべきである。さらに、日本経済や日本社会の将来についての再建プランを簡潔明瞭に示すべきである。
共産主義と社会主義を明確に区別し、それをアピールしないと、共産党は次の選挙で大敗し、衰退するだろう。バーニー・サンダースの健闘を見ればわかるように、社会主義の存在意義は全世界的に理解されつつある。ただ、社会主義と共産主義の区別ができない人間が膨大に存在しているのである。そして、日本共産党の幹部の中には共産主義やその化石的理念に固執する化石人間がいるかと推測される。
なお、同記事の後、しばらくは、この「グランドデザイン」について、私見を述べているので、興味のある方はお読みいただきたい。
(以下再掲載)
日本の真の改革とは既得権との戦いである
官僚や政治家(この二つを区別する必要があるかどうか再考する必要もありそうだし、「行政」をする官僚こそが本当の意味での「政治家」であって、立法にしか関わらない通常の政治家は実はほとんど「政治」をやっていないのではないか、という気もする。まさか選挙活動だけが政治だと思っているわけではあるまいwww この問題は宿題にしておく。)が「今後の日本のグランドデザイン」として「地方切り捨て」を考えているのでは、という明月飛鳥氏の推論にのっとり、僭越ながら、この私が「地方を切り捨てずに、日本を再建するグランドデザイン」を考察してみる。
思いつくままに案を箇条書きにしてみよう。
1)現在の三権のありかたを変える。具体的には後で考える。
2)選挙制度を根底的に変える。いうまでもなく不正選挙を完全に防止する。
3)多数決に代わる、国会その他での決議方式を考案する。
4)マスコミの在り方を根底から変える。
5)教育制度を根底から変える。
6)自衛隊を災害救助隊に変える。
7)産業構造を変える。具体的には第一次産業を振興し、所得構造を変える。さらに具体的には、労働分配率を大きく上げ、国民平均所得を5割アップ、最低所得を倍増させる。
8)税制を大きく変える。具体的には「土地国有制」に基づく諸改変をする。場合によっては、財産再分配も考慮する。
9)中央と地方の関係を変える。具体的には、中央一極集中の是正と地方の産業振興。具体策は後で考える。
10)原発すべての即時停止と廃棄、福島の処理、原発立地地方の再建策を進める。
まだまだありそうだが、(たとえば文化面では、著作権問題などがある)大きなくくりで言えば、「既得権」との戦い、となるのではないか。すべての問題の根底にこの「既得権」がありそうだ。たとえば、医療の問題なども教育の問題などもそうではないだろうか。
だから、改革は常に表面的な、どうでもいい部分での改革しか行われず、既得権は守られるのだろう。逆に言えば、永遠にわりを食っている人々が、それに気づかないようにマスコミも教育も徹底的に操作されているのだと思う。選挙制度やマスコミの選挙への扱い、触れ方などを見れば、それがよく分かる。
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