忍者ブログ

徽宗皇帝のブログ

徽宗皇帝のブログ

「最後は金目」という「正論」
「逝きし世の面影」から、記事の一部を抜粋転載。
「金目」という言葉自体が政治家のジャーゴン(隠語や専門用語。一般人から見れば暗号に近い。)で、しかも、今回の石原ノブテル発言でほとんど初めて水面上に出てきた言葉である。政治家たちがこの言葉の意味を説明してくれたわけでもないから、世間の人々は「金目」という言葉がどういう意味かは本当は知らないであれこれ語っているわけだ。
まあ、言葉の持つ感じなどから憶測はできる。誰も「意味説明」や「自分の解釈」をまともに書いてくれないから、「分析と解釈」の好きな私が解釈してみる。おそらく、大多数の人々が薄々感じている解釈と大きな違いは無いはずだ。
きっこが言うように、通常は、「金目」は、泥棒などが「何か金目のものを出せ」という場合にしか使わない言葉である。この場合は「金になりそうなもの」の意味だが、石原ノブテルが使ったのがそういう意味ではないことは明らかだ。
私の解釈では、「金目」とは「金(カネ)の目方」、つまり「金額」の意味だろう、というものである。「カネ」を目方で量るところに政治家的な実感がこもっているから、これが政治家内部のジャーゴンになったのだろう。
つまり、「カネ目当て」の意味ではないのだが、石原ノブテルが「最後は金目でしょ」と言った時には、言外に福島の人間は金で黙らせることができるだろう、という意味を含めていたから、福島の人々は怒ったのである。その意味では「金目」を「カネ目当て」とする解釈もまったく間違っていたわけではないが、これだと「最後は」との整合性が無い。
まあ、どうでもいいようなことに思えるだろうが、荀子が言うように「言を正す」のが政治の基本であるから、書いたわけである。つまり、国民を言葉で騙し、誤魔化すのが為政者の常でもあるから、騙されないためには、発言者に対して、まず言葉の正確な定義を、常に求める必要がある、ということだ。
下記記事とは無関係な話を長々と書いたが、私の趣味は「些細なことの大きな意味」を考えることなので、娯楽として書いたわけだ。下記記事については、解説も解釈も不要だろう。
引用していない部分で、安倍政権が戦争準備を急いでいるのは、フクシマを国民の目から隠すためだ、と宗純氏は言っている。私もその意見に賛成である。フクシマがもう一度爆発したら、安倍政権も政府もオシマイになるだろう。フクシマのために、政府支出は天文学的に積み上がっており、戦争以外に政府財政を糊塗する手段は無いわけだ。国民が放射能で殺され、戦争で殺されるのは結局はカネのためであり、「最後は金目でしょ」という言葉は実に正しいのである。(笑)



(以下引用)


 『間違い(正誤)と、悪い(善悪)は「同じ」ではない』

石原慎太郎の長男以外の特徴がない二流政治家というより2流タレントの石原伸晃の『最後は金目でしょ』をマスコミが全員でバッシングする。民主党の野田内閣の時の鉢呂農水大臣の『死の町』バッシングを髣髴させる出来事であるが、どちらも現実問題を正しく発言していて、少しも間違っていない。
以前の鉢呂大臣の『死の町』発言を非難した野党やマスコミですが、『悪い』といっているが、『間違いだ』とは言わなかったのである。
当時のマスコミにも少しは分別があり、正誤の問題と善悪の問題が別々である事実に、この時は気が付いていた。(善悪は品性とか道徳、哲学、宗教など個人の内心や個人の集合体としての社会に由来するが、正誤は客観的な科学的事実。人々の判断とは無関係に存在する)
ところが僅かの時間で日本国の病状(病的な右傾化による劣化現象)は進行して仕舞い、最後の分別さえ失くしてしまっている。
今では石原伸晃の『最後は金目でしょ』を左翼を含む日本人全員が『悪い。間違いだ』と主張している。人々の心の問題である善悪と、科学的な正誤は原理的に別々なのだとの、あまりにも当然の最低限の常識さえ失ったのである。

『石原伸晃の「最後は金目でしょ」は全面的に正しい』

人類の今の科学技術では放射能の無毒化は無理なので、良い悪いの話では無くて、放射能の大量のゴミは福島県の第一原発周辺の汚染地域に捨てるしかない。
それなら、最後は『地元への賠償』(予算処置)の問題にすべて収斂するのである。
ところがネット記事でも新聞論調でも同じで、『最後は金目である』正しい客観的事実を語る政治家もマスコミも日本国では誰一人いない。
ネット世界でさえ政治ブログでは、この『逝きし世の面影』以外では、真実を口に出すものが誰一人も無い。(本当に日本政府が言うように、除染して全員帰れると思っているのだろうか。なんとも非科学的で無茶苦茶な話である)
呆れ果てた話だが、全員がバッシングを怖がって黙っているのか。科学的な客観的事実は好き嫌いとか善悪とは無縁で、誰であれ認める以外の道は無いのである。
ただし、品性下劣な石原伸晃の『最後は金目でしょ』ですが、一字違いで大違い。『最後は金目当てでしょう』と言ったと思ったから、地元が猛烈に怒ったとの説がもっとも有力である。(『最後は金目当てでしょう』なら、ぴったりと辻褄がすべて合う)




拍手

PR

コメント

コメントを書く