「阿修羅」より、リビアの騒乱に関する記事とコメントを転載。
チュニジアやエジプトの「革命」とリビアの騒乱を同一視してよいものかどうか。あるいはチュニジアやエジプトの「革命」も一部の人間や外国勢力による政権奪取のためのただのクーデターにすぎないのか、今後の推移を見守る必要がある。
私は「民主主義」を信じる人間である。しかし、「民主化運動」はまったく信じていない。一般に「民主化運動」は外国勢力によって操られた、その国の政権転覆のための活動にすぎないことが多いからである。そのあからさまな例が「天安門事件」であることは、過去のブログの中で書いてある。
今回のチュニジアとエジプトの政権転覆も、リビアの騒乱もそうした「外国勢力による政権転覆工作」である可能性も高い。しかし、そのメリットは何かと考えた場合、チュニジアやエジプトはむしろあのままの政治体制であったほうが国際金融家やアングロサクソンには有利であったはずだ。したがって、これは「真の民衆革命」であったと今のところは判断してよい。しかし、「これから誰が政権を握るか」に関して、アングロサクソンの魔手はすでに活発に動いているはずだ。時の政権を倒すだけが革命なのではない。その後にどういう政権が誕生するかが肝心なのである。
リビアの場合は、反アングロサクソン的政権であるから、今回の騒動の背後にアングロサクソン勢力がいることは想像できる。つまり、チュニジアやエジプトとは似て非なるものかもしれないのである。
(以下引用)
★阿修羅♪ > 国際5 > 438.html
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カダフィ大佐次男 「反体制デモは外国の策略」、首都でも衝突 リビア AFP
http://www.asyura2.com/10/kokusai5/msg/438.html
投稿者 ダイナモ 日時 2011 年 2 月 21 日 12:34:04: mY9T/8MdR98ug
http://www.afpbb.com/article/politics/2786514/6845525
【2月21日 AFP】(一部更新)反体制を訴えるデモ隊と治安部隊との衝突で多数の犠牲者が出ているリビアで21日、同国の最高指導者、ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐の次男、セイフ・アルイスラム・カダフィ(Saif al-Islam Kadhafi)氏が国営テレビ演説し、リビアは内戦に陥る寸前だと訴える一方、反体制デモはカダフィ体制に対する外国の策略だと非難した。
カダフィ氏は、テレビ演説のなかで、リビアの政情不安を扇動したとして、国外に居住するアラブやアフリカ出身者を批判し、暴力的なデモはイスラム主義支配の確立を狙ったものだと語った。
その一方でカダフィ氏は、新憲法と自由主義的な法律の導入を約束した。
だが、衝突の犠牲者数を誇張していると外国メディアを糾弾。また、「リビアはエジプトでもチュニジアでもない。リビアに政党は存在しない。われわれは銃弾が尽きるまで戦い、破壊分子を根絶する」と述べ、いかなる蜂起も容赦なく鎮圧する姿勢を明確にした。
さらにカダフィ氏は、「全国民が武器をとれば、それは内戦だ。われわれは互いに殺しあうことになる」とけん制した。
■首都にもデモ波及、銃声響き混乱
一方、反体制デモは21日、首都トリポリ(Tripoli)にも波及した。
現地のAFP記者や目撃者によると21日早朝、市内中心部で銃声が聞こえたという。銃声に混ざって、女性たちの泣き叫ぶ声や車のクラクションが鳴り響き、市内は混乱に陥っているという。
市民の1人は、「銃声があちこちで聞こえ、市の中心部に向かっている」とAFP記者に語った。また、労働者が多く住む地域の住民によると、治安部隊が催涙弾でデモ隊を制圧しているという。
リビアで起きた一連の反体制デモで、トリポリでデモ隊と治安部隊が衝突するのは初めて。(c)AFP
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01. taked4700 2011年2月21日 21:19:32: 9XFNe/BiX575U : V928iFz3ac
リビアは中東では随一の豊かな国だ。医療や教育はほぼ無料だし、政権の腐敗もない。つまり、リビアで民衆革命がそもそも発生する要素がないのだ。
今回の騒動で、却って、中東の市民革命の正体が分かってしまうと思う。つまり、
>反体制デモはカダフィ体制に対する外国の策略
であるのは明確だ。つまり、インターネットによる大規模なマインドコントロールによって、市民が本来不満はあまりないのに、あたかも非常に不満があるかのように動かされているのだ。
これは、大変に怖いことだ。
チュニジアやエジプトの「革命」とリビアの騒乱を同一視してよいものかどうか。あるいはチュニジアやエジプトの「革命」も一部の人間や外国勢力による政権奪取のためのただのクーデターにすぎないのか、今後の推移を見守る必要がある。
私は「民主主義」を信じる人間である。しかし、「民主化運動」はまったく信じていない。一般に「民主化運動」は外国勢力によって操られた、その国の政権転覆のための活動にすぎないことが多いからである。そのあからさまな例が「天安門事件」であることは、過去のブログの中で書いてある。
今回のチュニジアとエジプトの政権転覆も、リビアの騒乱もそうした「外国勢力による政権転覆工作」である可能性も高い。しかし、そのメリットは何かと考えた場合、チュニジアやエジプトはむしろあのままの政治体制であったほうが国際金融家やアングロサクソンには有利であったはずだ。したがって、これは「真の民衆革命」であったと今のところは判断してよい。しかし、「これから誰が政権を握るか」に関して、アングロサクソンの魔手はすでに活発に動いているはずだ。時の政権を倒すだけが革命なのではない。その後にどういう政権が誕生するかが肝心なのである。
リビアの場合は、反アングロサクソン的政権であるから、今回の騒動の背後にアングロサクソン勢力がいることは想像できる。つまり、チュニジアやエジプトとは似て非なるものかもしれないのである。
(以下引用)
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カダフィ大佐次男 「反体制デモは外国の策略」、首都でも衝突 リビア AFP
http://www.asyura2.com/10/kokusai5/msg/438.html
投稿者 ダイナモ 日時 2011 年 2 月 21 日 12:34:04: mY9T/8MdR98ug
http://www.afpbb.com/article/politics/2786514/6845525
【2月21日 AFP】(一部更新)反体制を訴えるデモ隊と治安部隊との衝突で多数の犠牲者が出ているリビアで21日、同国の最高指導者、ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐の次男、セイフ・アルイスラム・カダフィ(Saif al-Islam Kadhafi)氏が国営テレビ演説し、リビアは内戦に陥る寸前だと訴える一方、反体制デモはカダフィ体制に対する外国の策略だと非難した。
カダフィ氏は、テレビ演説のなかで、リビアの政情不安を扇動したとして、国外に居住するアラブやアフリカ出身者を批判し、暴力的なデモはイスラム主義支配の確立を狙ったものだと語った。
その一方でカダフィ氏は、新憲法と自由主義的な法律の導入を約束した。
だが、衝突の犠牲者数を誇張していると外国メディアを糾弾。また、「リビアはエジプトでもチュニジアでもない。リビアに政党は存在しない。われわれは銃弾が尽きるまで戦い、破壊分子を根絶する」と述べ、いかなる蜂起も容赦なく鎮圧する姿勢を明確にした。
さらにカダフィ氏は、「全国民が武器をとれば、それは内戦だ。われわれは互いに殺しあうことになる」とけん制した。
■首都にもデモ波及、銃声響き混乱
一方、反体制デモは21日、首都トリポリ(Tripoli)にも波及した。
現地のAFP記者や目撃者によると21日早朝、市内中心部で銃声が聞こえたという。銃声に混ざって、女性たちの泣き叫ぶ声や車のクラクションが鳴り響き、市内は混乱に陥っているという。
市民の1人は、「銃声があちこちで聞こえ、市の中心部に向かっている」とAFP記者に語った。また、労働者が多く住む地域の住民によると、治安部隊が催涙弾でデモ隊を制圧しているという。
リビアで起きた一連の反体制デモで、トリポリでデモ隊と治安部隊が衝突するのは初めて。(c)AFP
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01. taked4700 2011年2月21日 21:19:32: 9XFNe/BiX575U : V928iFz3ac
リビアは中東では随一の豊かな国だ。医療や教育はほぼ無料だし、政権の腐敗もない。つまり、リビアで民衆革命がそもそも発生する要素がないのだ。
今回の騒動で、却って、中東の市民革命の正体が分かってしまうと思う。つまり、
>反体制デモはカダフィ体制に対する外国の策略
であるのは明確だ。つまり、インターネットによる大規模なマインドコントロールによって、市民が本来不満はあまりないのに、あたかも非常に不満があるかのように動かされているのだ。
これは、大変に怖いことだ。
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