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徽宗皇帝のブログ

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「過剰生産」のもたらす「人類社会と地球の荒廃」
(引用1)は「泉の波立ち」、(引用2)は「馬鹿国民帝国日本の滅亡」からである。
生産過剰という状態がもたらすものが、(引用2)で言われている「不況」(これは「社会の荒廃」と言っていいと思う。)だが、そのもう一つの側面として、「資源の無駄使い」がある。それが(引用1)のゴミ問題だ。
これは過剰生産が必然的に引き起こす問題で、資本主義社会はこれをいかにして誤魔化すかに汲々としている。その一つが、「偽リサイクル」だろう。実際には、ゴミ分別で仕分けされた廃棄物はほとんどリサイクル利用などされておらず、ただリサイクル業者が「形だけ」のリサイクルをすることで、その生計を潤している。役所もそれに任せるだけで、お茶を濁している。どうせ使われるのは税金という「他人の金」なのだから。このリサイクルの欺瞞性については武田邦彦なども指摘していたと思う。
ところで、資源の無駄使いは資本主義の発展の原動力とも言えるものだが、(何しろ、今持っている物を捨てさせ、新しい物に買い換えさせるというのが、資本主義社会の「経済成長」の原則と言っていいのである。)その結果、地球全体の資源の枯渇がやがて必然的に起こってくる。その中でも石油の枯渇が一番の問題だろう。石油はエネルギー源だけでなく、プラスチックという現代社会を象徴する物質の原料だ。だが、その廃棄物は「腐らない」悪質なゴミになる。燃やしても有害物質を生じる。
引用記事が長いので、この問題はまた考えたいが、(引用1)と(引用2)はそれ自体無関係ではない(つまり「過剰生産」のもたらす問題だ。)し、この問題を考えるための枕になると思う。



(引用1)

2015年07月13日

◆ ゴミの分別・リサイクル

 ゴミの分別・リサイクルについて、朝日新聞が現状をレポートしている。

 ──

 現状のレポートだが、有益な情報があるので、一部転載する形で紹介する。
 《 プラスチックごみ、どうしたらいいかを考える 》
 稼働日には1日に10トンのプラごみが搬入されます。分別後、容器包装は「日本容器包装リサイクル協会」に送られます。それ以外の製品プラもRPFと呼ばれる固形燃料に加工され、炭をつくる工場に販売されます。
 分別・リサイクルの委託費(1トンあたり税抜き2万6400円)は焼却費用(約2万円)より高くつきます。
 ──
 アンケートでは、プラは焼却した方が効率的という声もありました。
 「石油製品を分別せずに一緒に燃やすことで、適度なカロリー(熱量)ができ、無駄に資源を投入することなく焼却できる。(だもりん・30代男性)」
 東京23区は08年度、それまで埋め立て処分してきた廃プラスチックを可燃ごみに変えました。
 組合は「再生利用が一番ですが、プラを安全に燃やし、焼却熱による発電量も上げる体制が整いました」と言います。
 ──
 ですが、港区では08年から宝塚市と同じくプラ類の一括回収・リサイクルをしています。製品プラは川崎市の昭和電工の工場で、アンモニアの製造に使われます。
 区の荒川正行・リサイクル清掃事務所長は「温暖化の原因になる二酸化炭素の発生を抑制することが最大の狙いでした」と言います。焼却処分に比べ80%以上少ないそうです。
 回収・リサイクルには年間約3億円の費用がかかりますが、10年秋に今後の処理方法について区民にアンケートしたところ、「環境負荷の少ない方法」「現状のとおり回収・再生利用」を望む声が8割近く、「燃やして電力・熱回収」は1割未満でした。
 ──
 家庭から出る使用済みプラスチックのうち7割は容器包装プラ、3割が製品プラと言われます。環境省の実態調査によると、2013年度に製品プラをリサイクルしている自治体は2割。多くは可燃ごみと一緒に焼却されているようです。
 循環型社会形成推進基本法は、資源の有効利用や地球温暖化防止の観点から、焼却による熱回収よりリサイクルによる再生利用を優先しています。このため製品プラについても、11年度から店頭回収の実証実験を始めています。
 実証実験の費用は環境省が支出していますが、制度化するとなれば、自治体や関係企業の負担は免れません。環境省リサイクル推進室長は「製品プラのリサイクルについて、メーカーの関心は高いですが、費用が最大の課題です」と言っています。
 ──
 樹脂メーカーなどでつくるプラスチック循環利用協会によると、2013年に家庭などから出たプラスチックごみのうち、リサイクルしているのは2割で7割以上は焼却しています。ただ多くの場合、焼却の際の電気や熱は利用しています。埋め立ては6%です。
 再び製品を目指すリサイクルに向くのは、ペットボトルや白色トレーなど素材が単一のものですが、これは家庭から出るプラごみの1割程度です。その他のプラは素材ごとの分別が難しく、混ざると強度や性能が落ちるので製品には向きません。「無理して製品にしても、環境負荷低減にはあまり貢献できず、かえってコストの増大につながります」というのが、協会の立場です。
 自治体からプラごみを引き取り、業者にリサイクルを委託しているのが、日本容器包装リサイクル協会です。13年度に引き取ったペットボトル以外のプラのうち、製品にするために委託したのは約35万トンです。でも、実際に製品になったのはその半分で、残りは焼却されています。5割以上のリサイクルをすれば、業者に委託料が満額支払われるルールになっているのです。
 焼却の際の発電効率も、約12%で低いレベルです。環境省の調査では、施設あたりの発電量は欧米に比べ、4分の1から5分の1程度でした。
( → 朝日新聞 2015-07-12

 より詳しい話は、すぐ上のリンクをたどって、原文を読めばいい。(無料で全文を読める。少なくとも、2015-07-13 の時点では。)

 [ 付記 ]
 すぐ上の着色部を読む限りでは、分別というのは、リサイクルのためにやっているというより、委託料という名の補助金をもらうためにやっていうようだ。
 また、無理に製品リサイクルをしても、そのための手間に多大なエネルギーを消費するので、結局は環境の改善にはなっていないようだ。
 それにもかかわらず、「二酸化炭素を削減するため」という名目で、「焼却処分に比べ80%以上少ない」というふうに嘘をついて、製品リサイクルをしているようだ。(実際にそんなに効率がいいのは、一部のプラ・トレイなどだけで、他の大部分は効率が悪いのだが、それを隠蔽して、口先でうまいことを言っているわけだ。詐欺だね。公営詐欺。)


(引用2)



アベノミクスの言い分②
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( ̄ー ̄) さて…前回の続きです…




(ノ゚ο゚)ノ 大事な点をおさらいしておきますと…




( ̄∩ ̄# 物価が安くなって助かると思うのは”錯覚”で、それが長期化すると不況になるということ…




(`(エ)´)9m だから、安物買いは国内産業の衰退に手を貸すのと同じ…ほどほどに…





(゙ `-´)/ 同様に「賃金削れ~」「無駄を削れ~」とやるのも…




ヽ((◎д◎ ))ゝ不況にな~れ~!不況にな~れ~!と呪っているようなもの…





(`・ω・´) だから、物価の上昇を目指すという方向性は正しい…




( ̄^ ̄)b 量的緩和で、インフレターゲット政策を取るというのは正しい…




川・ε・川 高度成長のころは、インフレ政策を取っていたわけだから…





∑(-x-;) デタラメな批判をする人がね…多すぎますよ…





(´0ノ`*) そして…古典派経済学の問題点は、失業の定義すらなく、”自由放任”つまり”無責任”!




\(*`∧´)/ とにかく企業はたくさん作ればよいのだということ…




(-。-;) この大量生産によって、市場の争奪、エネルギーと資源の争奪と枯渇、環境問題を引き起こしているんですけどね~。ここはわざと無視して、チンパン国民は当然気づいてもいない…





( ̄Д ̄;; 原因も見極められてないのに、運動してても意味ねえだろーが!





(-。-;) それはさておき、経済の問題に話を絞りますと…この大量生産こそが…




(=`(∞)´=) 不況の原因なんです!





(ノ゚ο゚)ノ たくさん作るから、売れなくなる…売れなくなるから価格が下がる…




価格が下がるから利益が減り…利益が減るから賃金が減り、失業も増える…





つまり、”供給の過剰”です。これが諸悪の根源!!貧困と失業の原因なんです!




∑ヾ( ̄0 ̄;ノ それでまず考えられる対策は、生産調整…つまり”計画経済”ですね…





(`(エ)´)9m それが国際金融資本家たちによって実験された!…ソビエトの誕生です!




(* ̄Oノ ̄*) 西側のプロパガンダによってみなさん”洗脳”されてますけど…ソビエト市民は意外に平等社会に満足しておりましたのですえ…日本人が思っているほど悪いものではなかった…




(゙ `-´)/ しかし、技術開発を鬼のように続けていた西側の生産力にソビエトは負けてしまう…





弱肉強食の人類社会において、この社会主義計画経済ではいずれ敗北してしまうのですね…



(`ε´) 自由があるからないからって話になってますが、ちょっとそこは誇張しすぎで…




( ̄∩ ̄# 「ユダヤ」のこの実験の意味は、「生産調整で物価を維持しようとするのはうまくいかない」という結論を得たところにあるんです。




(ノ゚ο゚)ノ それで「ユダヤ」の牛耳る「国際社会」は、再び「供給の経済学」に回帰していくんです…





( ̄^ ̄)b さあ、それではどうするか…ケインズが”答え”をみつけます…




その発見を引き出すキーワードが”需要”です…



「需要と供給」って、高校でも習うよね?…ほとんどチンプンカンプンだったんだろうけどwww





まあ…順番にいきますか…




古典派は、①供給が価値を生み出す。生産はすればするほどよいと考える…


それによって価格が下がり、需要も下がり、不況になるんですけども、ほっときゃそのうち何とかなるという自由放任思想なんでした…




だから、労働者の賃金も「需要と供給」で決まるんだから、労働者がわがままを言うから解決しないと考える…




最近のブログでも、あっちこっちこういう ふる~いとっくに破綻した経済理論をのたまっている自称”自由主義”のところがありますね~しかも、金融経済を大学で学んだそうで…(`w´)ぷぷっ!




賃金を減らせば解決するというのは、錯覚で…




減らせば減った穴を埋めようと副業やらパートやらで、労働の供給が増えるのでさらに賃金が下がる。




賃金が下がれば、需要が落ち込み、ものが売れなくなって企業の利益は減る。よって、賃金も減る。




解決するどころか”悪循環”にはまり込む!…不況を招く型のデフレスパイラル!!!




「”需要と供給”に自然に任せる」じゃあ解決はしない




賃金や物価を下げるような方向では、悪循環にはまるだけで、やはり解決しない




物価を下げない…そして、需要も下げない…


 


そういう方向で考えていかなきゃならないの…





ここらは、70年前にケインズが通った道…どうして、それ以前のふる~い経済学振り回しているのが、やたらといるのかね?





どうやら、サルから人間にではなく、人間からサルに”進化”する人たちが、けっこういるようだww





さて、きょうはここまで…続きはまた…ヾ( ´ー`)


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