忍者ブログ

徽宗皇帝のブログ

徽宗皇帝のブログ

「陰謀論と世界政治のこれまで」
「陰謀論と世界政治のこれまで」

世界の主要な「陰謀論」には二種類ある。一つは「国際資本家陰謀論」であり、もう一つは「ユダヤ陰謀論」である。この二つは「ロスチャイルド陰謀論」として一つにまとめることができるが、「ユダヤ陰謀論」はしばしば「ユダヤ民族への迫害を意図する言説」となったり、あるいはそう誤解されたり、あるいはわざとそう曲解されたりすることがあるので、私はどちらかと言えば「国際資本家(金融家)陰謀論」を名目とするのが良いと思う。
「ロスチャイルド陰謀論」は、ロスチャイルドを世界支配の主役とする陰謀論だが、「ロックフェラー陰謀論」もあるし、ロスチャイルドとロックフェラーの関係については、この両者が対立関係にあると言う人々もあるし、協力関係にあると言う人もいるし、ロックフェラーはロスチャイルドの代理人にすぎないという説もある。私はその第三の立場である。その理由はただ、「ロックフェラーは表に出すぎているから」である。本物の影の支配者は、国籍も不要だし、税金も払わないものだ。つまり、ロスチャイルドこそが、それである。影の支配者は、世界の高額税金支払者の中に名が挙がるレベルではない。
世界の支配者がロスチャイルド、あるいはロックフェラーだと仮定して、その下で世界支配の実務を担当する組織が「日米欧三極会議」とか「外交問題評議会」とか「ダボス会議」などで、支配者の意思はそうした会議を通じて支配層中枢部、つまり世界の政治経済の事実上の担当者に伝達される。大統領や総理大臣などは、単なる国民へのスポークスマンにしかすぎないので、ダボス会議に出るとすれば、彼らが次期大統領になる、そのお披露目としてである。前の大統領選挙の時に、ヒラリーとオバマの二人ともダボス会議(ビルダーバーグ会議だったか?)に呼ばれたのは、「今回はオバマを大統領にする。そしてヒラリーはその補佐役とする」という決定を支配層中枢部に伝えるためだったのだろう。つまり、選挙の前から選挙結果は決定済みだったのである。
より大きい流れで言えば、まず9.11事件によって、子ブッシュが「テロとの戦争」を名目に米国による世界の武力支配を確立する。そして強引に世界のあちこちで戦争を行い、それによって国際資本家や軍需産業が金儲けをする。しかし、その強引な戦争への批判が高まるはずなので、その次の大統領は「ブッシュの尻拭い」役が仕事となる。そこで、「黒人大統領」の出番である。膨大な大統領選挙の金をオバマが調達できたのは、そのためだ。彼が次の大統領になるのは規定路線だったからである。仮にオバマがその「尻拭い」に失敗しても「だから黒人は駄目なのだ」という印象を世界に与えることはできる。
これのミニチュア版が日本政治であり、まず小泉改革によって日本社会から金を巻き上げ、日本がぼろぼろになったところで民主党の出番となる。民主党が小泉改革の「尻拭い」に失敗したら、「やはり自民党でなければ駄目だ」ということになる。ところが、民主党の中心人物たちが本気で日本の政治社会の立て直しを図ろうとしたもので、あわててマスコミと検察を使い、「民主党内クーデター」を指令した、というのがこれまでの日本政治だろう。
では、こうした影の支配に対して、我々はどういう抵抗が可能か。それは別に論じたい。

拍手

PR

コメント

1. 無題

新世界秩序の黒幕はバチカンだって。
ローマ教皇です。
彼等は太陽神崇拝者でキリストを信仰していない。
昔から聖書の教えと違うマリアを聖母としてら礼拝させたり偶像崇拝を信徒にさせ聖書の神の教えに背かせたりヨーロッパの人々を異端審問や魔女狩などにとにかく虐殺しまくってきたりと他にも色々証拠がありますね。
コメントを書く