忍者ブログ

徽宗皇帝のブログ

徽宗皇帝のブログ

これで18歳に選挙権を与えてどうなると?
相変わらずの教育拘束装置「教育委員会」である。
政治は怖い、政治に関わると損をする、と考える人間を、こういう県教委の教育姿勢が作り出している。つまり、明白な「反『市民教育』行為」であり、教育への政治的抑圧、弾圧である。これが、現在の日本人の政治的無知を作り出してきたのだ。



(以下引用)




安保関連法案:山口の高校授業で模擬投票…県教委は問題視(毎日)http://bit.ly/1GWv5H0

「模擬投票は先月24日に2年生の『現代社会』の授業(45分間)であった。生徒たちは同22日の授業(同)で、教諭が配布した日経新聞と朝日新聞の記事を参考に政府与党の見解や野党の主張、憲法学者の意見などを学習。翌日までに各自が自宅学習を行い、集団的自衛権について『どんな時に行使するのか』『他国の領域で行使する可能性は』『違憲か合憲か』などの論点を、B4判の資料にまとめて同24日の授業に臨んだ」

「同24日は生徒たちは4人ずつ8グループに分かれて議論し、それぞれ法案への賛否を明らかにした。2グループは『自衛隊の活動範囲を広げないと米国を助けられず、友好関係にひびが入る』などと賛成を表明し、残りの6グループは『戦争に巻き込まれる可能性がある』『集団的自衛権の定義があいまいだ』などの理由で反対と主張。法案の賛否ではなく、どのグループの意見が最も説得力があったかを問う模擬投票を実施した」

「その結果、『他国を守るのであれば、非戦闘地域での食料供給や治療(医療)でも貢献できる。自衛隊が戦争に巻き込まれてからでは遅い』と反対を訴えたグループが最多の11票を獲得した」

手法として全然問題ないと思う。

生徒たちが自分の頭で考えて、仲間と意見を交わし合って議論して、その後で「どのグループの意見が一番説得力があったか」を生徒に判断させるというのは、民主主義のプロセスとして全く問題無い。

選挙権引き下げに伴い、必要かつ有効な「思考と判断の訓練」とも言える。

それを、山口県の浅原司県教育長は全く尊重せず、逆に「問題視」「配慮が不足していた」「指導が不十分だった」と全否定する。

生徒や教師が萎縮することを狙う「威圧」を、教育長が行う。

「政治問題に意思表示しない」あるいは「政治問題に個人としての考えを持たない」のが「政治的中立」であるかのような錯覚を教えている。

拍手

PR

コメント

コメントを書く