今国会でも、戦後もずっとそうであったように、建前の民主主義や建前の立憲主義をどう貫いているかを、どう偽装するかを、、、、

与野党がくんずほずれつ喧々諤々の「相変わらずの」プロレスショーを展開としているようにみえるのである。

何のために?

もちろん、強行採決の前のお決まりの儀式・セレモニーのためなんだろうから、なるべく見た目「議論」が白熱しているように見えるほうが双方有難いのは当然だろう。

そのため

各メディアとりわけNHKの取り上げ方は、いかにも「国営放送」の名に恥じないと言えよう。

さはさりながら

一部ではまっとうに国会議員たちが対立をしているかのような「誤解」をもっている国民もいるようなので「ひとこと」言っておきたいのである。

じつは

僕は、全盛期のプロレス興業や「テレビショー」の「実態」を具体的に「この目で」垣間見ているから、彼らがいかに白熱した議論を重ねても、ただのパフォーマンスをしているとしか感じられなくて、正直、鼻白むばかりなのだ。

ただ

できることなら夢なら夢でいいから醒めたくないというかたもいるだろうから、「幻想」はなるべく「幻想」のままにしておくのがいいのかもしれないとも思う。

でも

これだけはどうして言いたい。要するに八百長なんだと、、、、。


というのは

いわゆるプロレスの興業ではヒールもベビイフェイスも同じバスで移動し、同じところに宿泊し、同じところから収入を得ている「いわゆる」同じ釜の飯を喰っている仲間でしかなく、彼らにとっては「規則=ルール」より仲間同士の「掟」こそが大事なのであることとおんなじような気がするからである。

だから

「ルール」が大事だから「反則」だとか「反則でない」とかレフリーに抗議しているのはショーを盛り上げるためでしかなく、ほんとには「ルール」などどうでもいいのである。

それゆえ

ことさら、わざと「ルール」違反かどうかを余計大げさにアピールすることになるのだ。

だからといって

今、行われている国会での「憲法」違反か合憲かという議論が全部そうであるとまでは言ってはいない。

しかし

そのあまりの馬鹿馬鹿しさに、ふとそうおもってしまうのである。そして限りなく「つまらない」のだ。

「まだ」

かってのプロレスやUFOや巨大生物探検隊などは酷かったけれどどこか間抜けで可愛げがあったように思われるし、少なくとも「おもしろかった」。

いまでは

もちろんTV業界では、それを承知で騙されたい人のためにこの種の「企画」が通ることもたまにあるが、それも費用対効果でさすがにほとんど見られなくなってきた。

しかし

思い起こせば「当時」はある島に生息していた普通のトカゲをロケ地で縫い合わせて「巨大トカゲ出現!!」にした「ある有名な」構成作家もいたな~などとたまに思い出すことがある。

当時は

どんなことだって視聴率=金さえ稼げれば委細は問わない時代であったから、ワシントン条約もへったくれも関係なかったのだ。

そして

驚くべきことに「今でも」国会では「このような」疑似バトルが繰り広げることが可能なのだと思うと、我ながら情けなくなってくる。

なぜなら

何があっても当選しさえすれば「八百長」だろうがなんだろうが構わないという輩が多いからであろう。

だから

うまく騙して票さえ稼げばいいのだ、、、ということは畢竟選挙民の「民度」の問題にもなってくるのである。

さすがに

今ではTVで嘘を承知で楽しむことはあるけれど、すべてが事実だと信じきっている視聴者はもういないだろうけれど、いまだに「政治」に関しては万に一つも嘘がないと信じている国民がいるのである。

その証拠に

先日、地元の病院で会った方にあることを訊ね「それは本当ですか?」と言ったら「だって新聞に書いてあったのですから」(嘘ではない)と断言したので、気の弱い?僕などは驚いて二の句が告げられなかった。

そのようにして

論理も無視され「反知性」だけが大手を振って歩きまわり、、、、、

そうでないひとは

おそらく棄権するしかないから、ますます単純に騙すことの効果は逆に相対的に大きくなる、、、、

と某電通や某世耕機関や某〇〇などは考えているらしい。

言っておくが、

これはいわゆる「陰謀論」等では決してない。ただ事実を述べているだけなのだ。

なぜなら

もう「命」など惜しくないから「掟」破りが平気で出来るからである。