知事選市長選があることはずっと前から分かっていたのだから、なぜ準備を進めてこなかったのか。いつもながら、出足の鈍さ、情勢読みの甘さが嘆かわしい。頭が悪いのでないなら、本気で政治をする気があるのかどうかすら疑われる。阪神球団フロントのように、「優勝などしなくていい。セリーグで巨人のライバルでいるだけで金は入るし、なまじ優勝したら選手給与があがってかなわん」とでも思っているのではないか。つまり、代議士や党幹部でいるだけで満足、なのか。
本当なら、1年以上前から、候補となるべき人物をマスコミに露出させ、大阪W選挙への府民市民の関心を高めておくべきだったのである。そうすれば、分裂騒動で逆風状態の大阪維新など、一蹴できただろう。
すべて、準備が足りない。共産党の中には、社会心理が分かる人間が一人もいないのか。
共産党幹部(共産党だけの問題ではなく、生活の党や社民党も同様だが)には次の英語の諺を進呈しておく。こういうことを続けていたら、党の命運は長くない、と思うがよい。
Time and tide wait for no man.
Opportunity seldom knocks twice.
(以下引用)
大阪ダブル選 維新VS非維新「ポスト橋下」激戦 22日投開票
産経新聞 11月9日(月)14時54分配信
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橋下徹大阪市長の任期満了に伴う市長選は8日、告示され、新人4人が立候補を届け出た。4年前と同様、5日に告示された府知事選とのダブル選となり、22日に投開票される。
知事・市長として約8年間、大阪政界の中心にいた橋下氏は12月18日で市長を退任し政治家を引退する見通し。選挙結果は、府政・市政の「ポスト橋下」の枠組みを決めるとともに、新党「おおさか維新の会」の消長にも影響しそうだ。
市長選に立候補を届け出たのは、元衆院議員の吉村洋文(ひろふみ)氏(40)=大阪維新の会公認▽元北区長の中川暢三(ちょうぞう)氏(59)=無所属▽テーマパーク従業員の高尾英尚(ひでひさ)氏(33)=同▽元市議の柳本顕(あきら)氏(41)=同、自民党推薦。
5月の住民投票で反対多数となった「大阪都構想」の新たな設計図づくりや、市政改革、敬老パスのあり方、経済政策などが争点。
第一声で、吉村氏は「維新は政治家のぬるま湯体質を変えてきた」。9日朝は「橋下改革をさらに前に進める。ひざ詰めで粘り強く合意形成し結果を出す」と訴えた。
中川氏は、兵庫県加西市長や大手建設会社でまちづくりに携わった経験をアピール。「政党に所属するだけで経営改革もマネジメントもできない市長ではだめだ」と強調した。
柳本氏は「行政の無駄をなくし、市も変わらなければならない。都構想で市を廃止分割する破壊的な改革から、政令市の強みを生かす未来志向の創造的な改革へ踏み出そう」と語った。
知事選には、元府議の栗原貴子氏(53)=無所属、自民推薦=と現職の松井一郎氏(51)=大阪維新公認=ら3人が立候補。市長選とともに「維新」対自民を中心とした「非維新」を軸に争われる。
維新陣営の松井氏と吉村氏、民主党や共産党なども支援する非維新陣営の栗原氏と柳本氏が、それぞれタッグを組む。投開票日の「いい夫婦(11月22日)の日」になぞらえ、両陣営が知事・市長候補の連携の良さを強調し、府市合わせ(不幸せ)の解消をアピールする一幕もあった。
▽大阪市長選 (届け出順)
吉村(よしむら) 洋文(ひろふみ) 40 大維 新
おおさか維新の会政調会長・弁護士(衆院議員・市議)九大
中川(なかがわ) 暢三(ちょうぞう) 59 無 新
研究所顧問(市区長・兵庫県加西市長・建設会社員)信州大
高尾(たかお) 英尚(ひでひさ) 33 無新
テーマパーク従業員(タイヤ製造会社員)阪大
柳本(やなぎもと) 顕(あきら) 41 無 新
元市議(自民党府青年局長・党市議団幹事長・電力会社員)京大 【自】
〈名鑑の見方〉氏名、年齢、公認政党、現元新の別、肩書(経歴)最終学歴-の順。四角囲み文字は推薦・支持政党。年齢は投票日基準の満年齢。政党略称は、自=自民党▽大維=大阪維新の会▽無=無所属
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