別記事に、まだ読んではいないが、この事件がガセネタだったことを知らせる記事もあるようなので、後で追記したい。
とりあえず、下記記事への批判コメント(検証コメント)が即座に出ており、「阿修羅」読者の多くは冷静にこの出来事を受け止めているようだ。しかし、こういう狂言事件は、9.11事件のように、後でそれが狂言だと分かっても、第一報のまま世間にデマが広がることが多いから、とりあえず記事批判コメントの一部ともども転載しておく。
こういういかがわしい事件を起こせば起こすほど、右翼(本当はこういう連中は疑似右翼、商売右翼だが)は嫌悪される存在になっていくだろう。
(以下「阿修羅」より引用)
沖縄で米国人と日本人のハーフ女児が5人の男性から暴行を受ける!基地反対派が犯人?男性「何でアメリカ人がここに居る!」
http://www.asyura2.com/15/senkyo182/msg/746.html
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-6083.html
2015/04/07 Tue. 12:00:03 真実を探すブログ
沖縄県の読谷村にある公園で、米国人と日本人のハーフの女児(6)が複数の男に押し倒され、腹部を踏まれるなどの暴行を受けた事が分かりました。
報道記事によると、女児はマスクとサングラスをした5人の男性に押し倒されたあとに腹部を踏まれ、あごをわしづかみにされたとのことです。男たちは「なんでアメリカ人がこんなところにいる」等と発言をしましたが、女児には大きな怪我はありませんでした。
背景には基地問題等からアメリカ人への怒りがあると見られ、この事件はネット上でも賛否両論を巻き起こしています。
ただ、わざと敵対する陣営のフリをして、相手の名誉を貶める行為をやる方も居るため、現時点では本当に反基地派が犯人なのかは分かっていません。また、報道記事にもアメリカ人に対する怒りの言葉が書いてあるだけで、犯人が基地反対を明言した描写は無いです。
13. 2015年4月07日 14:21:18 : MGp0WLMifE あれ? 元ネタの新聞記事に出てくる手登根安則という名前 調べてみると同姓かも知れないけど、幸福の科学、ネット右翼として 結構引っ掛かる この手の情報に詳しい人誰か調べてみてください | |
14. 2015年4月07日 14:35:01 : l27XIzWv6w 誰が見ても12さんの言うとおり、 犯人が特定できないはずだが自作自演だからな、詮索しないだろう。証拠もなく基地反対派と断定しているところでアウト。まったく幼稚すぎる賛成派側のならずものウヨの仕業だろう。八重山日報というたった数千部の沖縄エリア唯一の超保守新聞だからとぼけて書き捨てるくらい平気だろう、汚いやつらだ。 | |
15. 2015年4月07日 14:42:30 : JxMUKf4lBM 調べてみるとソースの「八重山日報」じたいが自称「沖縄唯一の保守系新聞」として産経同様に幸福の科学の影響下にあるらしい。 詐欺みたいな話だな | |
16. 2015年4月07日 14:43:50 : K2IKJIuWHU これ、会員番号4なんとかが投稿した記事じゃないのかな? | |
17. 2015年4月07日 14:52:33 : RhRcXm222E ついに基地反対派に紛れ込んでいる中韓の潜入工作員が性欲を抑えきれなくなって暴発した。 | |
18. 2015年4月07日 15:21:45 : kiOzCWiY7E バカバカしい。 中丸啓もそうだが、八重山日報が報じたことが事実だというならなぜ全国紙や東京のテレビ局がフォローアップしないんだ? 八重山日報のお友だち、産経新聞も報じていない。 この意味するところを考えれば容易にこの記事の真意がなんであるかわかるだろうに。 ちなみに2ちゃんでは拡散希望で昨日からどんどんネットの真実とやらで、このニュースを流していたけどソース元と噛んでいる人物が八重山日報と幸福実現党とわかるとガセだとのカウンターインフォメーションがコメントに書き込まれるようになったよ。 | |
19. 2015年4月07日 15:34:13 : dZ9T2cG01A 記事中でインタビューを受けている手登根安則とは ハートクリーンプロジェクト(HCP)という米軍に感謝する行動をする会の代表で、 同メンバーの幸福の科学の幸福実現党幹事長である金城竜郎と共に、 オスプレイファンクラブ(HCPの大半は同メンバー)と一緒に 沖縄住民の基地反対活動に反対する活動をしている。 八重山日報は公称6000部の右翼新聞で編集長の仲新城誠もやはり幸福の科学か。 | |
20. 2015年4月07日 15:45:16 : z21ZXlbTkk 自分も本土在住のハーフなのだが、子供の頃から苛めたり暴言を吐いたりするのは 大抵今のネトウヨみたいな、稚拙な差別主義タイプだった。 当時、寧ろ安保反対とか、護憲平和を訴えていた教師などは、積極的に 守ってくれたし、差別しないでみんな仲良くするように諭してくれたので、 教室全体の空気が明るくなったりしていた程だ。 沖縄に行ったこともあるが、本土と比較的してもずっとハーフに寛容、 大体、沖縄で反基地運動をしている者の中には結構ハーフも多いようだ。 |
(追記)さすが「リテラ」だが、「阿修羅」の前記事コメントですでに分かった内容が大部分ではある。「阿修羅」読者のメディアリテラシーの高さが分かる。
「基地反対派がハーフ女児暴行」は右派のデマ攻撃だった! 元国会議員も関与(リテラ)
http://www.asyura2.com/15/senkyo182/msg/774.html
「八重山日報」の記事を拡散する中丸啓氏のツイート(@maruchan777jp)より
「基地反対派がハーフ女児暴行」は右派のデマ攻撃だった! 元国会議員も関与
http://lite-ra.com/2015/04/post-1005.html
2015.04.07. リテラ
「【ヘイトクライム】沖縄で基地反対派5人が日米ハーフ女児に暴行!!」
今、2ちゃんねるまとめサイト「保守速報」などでこんなタイトルの記事が出回り、物議を醸している。案の定、ネット右翼たちは「これは都合の悪いヘイト」「プロ市民は本当にキチガイだな」と祭り状態になっているが、本サイトが関係各所を取材してみたところ、ここには右派のデマゴギーが介入していることがわかった。今回、その経緯が判明したので、少し長くなるが、順をおって説明しよう。
まず、ネットに出回っている「基地反対派が女児暴行」という2ちゃんねるまとめのソースになっているのは、沖縄県の地方紙「八重山日報」(4月3日付)に掲載された「読谷 背景に反基地感情? ハーフ女児押し倒す」という記事だ。その内容は、沖縄県読谷村に住むアメリカ人と日本人のハーフである6歳の女児が複数の男に押し倒されて暴行を受け、女児の母親が嘉手納警察署に相談したと伝えるもの。「八重山日報」は「事件」の詳細についてこう報じている。
〈女児によると3月27日午後、姉と友人の3人で公園へ行き一人離れて遊んでいた際、マスクとサングラスをした5人の男性に囲まれ、 突然押し倒されたあと腹部を踏まれ、あごをわしづかみにされた。
男たちは「何でアメリカ人がこんなところにいる」と凄んだという。女の子に大きなけがはなかった。〉
これが事実ならば卑劣な暴行事件としてすぐさま捜査が行われるはずだ。しかし、嘉手納警察署は本サイトの電話取材に対して、こう回答した。
「この女児の母親による相談があったのは事実です。しかし、今日の時点(4月7日)ではまだ暴行の事実は確認できていません。現在、事実関係を調査中ということです」(担当者)
つまり、まだ刑事事件として捜査すら始まっていないわけである。「八重山日報」によれば、事情聴取した嘉手納署刑事課の担当者は「付近の巡警を強化する」と応じたという。実際、本サイトの取材でも嘉手納警察署は「巡警強化」こそ認めているが、しかし、「事件」が発生したとされる日から2週間が経とうとしている今でも立件されていないことを考えると、どうも不審に思えてならない。
実は「八重山日報」の記事には、他にも曖昧な点がある。それは、「支援者で、沖縄教育オンブズマン協会会長」という肩書きの手登根安則氏という人物による、こんなコメントを掲載していることだ。
「米軍基地に対する怒りのはけ口がハーフの女の子に向けられたのかも知れない。平和運動の名のもとに事実上のヘイトスピーチが横行している実態がある」
このコメントを元に、「八重山日報」は「背景に反基地感情?」という見出しをつけたわけである。しかし、このコメント部分以外に「暴行」を加えたとされる「5人の男性」が「反基地派」であること示す確証、あるいはそれを示唆する情報は記事のなかにはない。
ここで一つの疑問が生じる。このコメントを出した手登根氏とは、いったいいかなる人物なのか。そして、「支援者」とされているが、女児とはどういう関係なのか? いずれも、記事からは判然としない。
本サイトは、「八重山日報」の関係者に話を聞くことができた。
「実は、このコメントを出している手登根氏からの情報提供で、『八重山日報』の記者が取材へ向かったようです。手登根氏は女児の母親のfacebookへの投稿を見て、母親に一緒に警察署へ行こうと持ちかけたと聞きます。そして、記者に『取材するなら○月×日に行くので来て』とオファーした。つまり、手登根氏はコーディネーターだった。当然、『八重山日報』の記者は現場での状況を見ていない」
実際、Facebookを洗ってみると、たしかにその形跡がみられた。女児の母親が直接投稿したものは確認できなかったが、その友人らしき人物が、「是非シェアして広めて欲しい」「ここから下が、友だちの投稿のコピー」としてこのような投稿を行なっていた。
〈今日昼ごろから、子供達
お友達と、公園に行った時の事
下の6才の娘が、大人か子供か分からない5人位に囲まれ
その内の一人に、押し倒され
お腹を踏まれ
アゴをつかまれ「アメリカ人が、こんな所に居るな」と
言われたらしい…
こんな事が、自分の娘に起こるとゎ、腹立たしいゎ、悲しいゎで、居てもたってもいられない…これだと、子供達だけで遊びに行かせられない〉
これに、「詳しい情報があれば私まで連絡させてください。県のほうへ対策を申し入れします。」とコンタクトをとったのが、前出の“コーディネーター”・手登根氏だ。彼の素性については後述するとして、ここでは上の投稿と「八重山日報」の記事との差異に注目してほしい。
「八重山日報」の記事では、暴行を働いたのは「マスクとサングラスをした5人の男性」とされていたが、この第一次情報により近い投稿では「大人か子供か分からない5人位」というふうにされている。これでは読者にあたえる印象がまるで違う。前者は、さも不審者か危険人物たちに思えるが、後者では中学生や高校生の不良集団やいじめとも解釈できるからだ。
「『八重山日報』の記者が証言を聞いた女児も、まだ6歳ですから、中高生と大人の区別はつかなかった。ただ、その『5人』のなかのすくなくとも一人は、明らかに子供だったという話もあります。例の記事はあたえられた文字数も少なく、その都合上、編集段階でディティールを削ったと聞いています」(前出・「八重山日報」関係者)
こうしてさも凶悪そうな「5人の男性」のイメージが立ち上がったのだ。そして、ここに「反基地派」というイメージを付与した“コーディネーター”・手登根氏の素性が関係してくる。
経歴を調べてみたところ、手登根氏は、「日本文化チャンネル桜」にも出演経験のある“反・基地反対運動”の活動家であることが分かったのだ。実際、手登根氏ら反・基地反対派グループが、オスプレイ配備に抗議している男性に対して、メガホンを叩いたり道路へ突き飛ばすなどの嫌がらせをしている動画をYouTube上で視聴できる。
また、手登根氏は自身のFacebook上でも、普天間基地前の反対運動に対して〈ここでの日当¥3000に加え、辺野古へ移動し夕方までボケーッと座っていれば更に¥5000追加、合計の実入りが¥8000 / 1日、となります。このような連中に給金を支払える資金力には驚きですね。〉などと、事実無根のデマを喧伝していたことも確認できた。
これらはネット右翼や行動保守のやりくちに酷似している。そして「八重山日報」は沖縄随一の保守系新聞である。当然、手登根氏がこのような思想を持っていることは把握していたはずだ。だが、記事の構成にはすこし込み入った経緯があったという。
「『八重山日報』は当初、手登根氏のコメントは使わず、事実だけで記事を構成しようとしていた。しかし、取材をするなかで、立件までにはいたらないことがわかった。そこで『反基地運動に対する懸念』という切り口に替え、手登根氏のコメントを追加することになったというのが真相のようです。まさか、『八重山日報』もことがここまで大きくなるとは思っていなかったでしょう」(同前)
ここには、明らかに悪質まとめサイトが煽る「基地反対派による女児暴行」とは懸け離れた実態がある。繰り返しになるが、「八重山日報」の記事は、取材および伝聞とコメントで構成されたものであり、ミスリードを誘いそうな点はあるにしても、よく読めば、手登根氏のコメントはまったくの推測でしかなく、また、暴行を加えたとされる男性についても明らかではないことがわかる。むろん「基地反対派のヘイトクライム」は断定されていない。それがなぜ、ネットで“祭り”になったのか。
この「八重山日報」の記事を、ツイッター上でいち早く拡散した人物がいる。前衆議院議員で次世代の党に所属する中丸啓氏だ。中丸氏はツイッターで以下のように記し、4月7日17時現在までに約7000リツイートされている。
〈沖縄の基地反対派による女児暴行事件。
大の大人が5人がかりで腹部を踏みつけるという鬼畜な犯行。
絶対に許せない。沖縄県警よ、徹底的に取り締まれ!
【拡散希望】〉
ここに情報の飛躍がある。あくまで「反基地運動に対する懸念」を事実ベースで伝えようとした「八重山日報」に対し、中丸氏のツイートはあからさまな断定口調だ。さらに続けて、〈「フォントが違う」とか投稿をねつ造に見せかけたい輩がいるようだが、記事は本物です。残念でした。〉〈【陰謀説】等と妄想投稿する者に限って【証拠がない】という。得意の論点すり替え。ダブスタやな。余程、堪えているのか?〉などと、煽るツイートを連投する始末だった。
まるで元議員とは思えない言い回しの数々だが、中丸氏が所属する次世代の党といえば、先の衆院選でも「外国人の生活保護は違憲」などとバリバリのデマを振りまいていた極右ヘイト政党である。今回の中丸氏のツイートもミスリードではなく、明らかに意図的なデマゴギーだろう。
あとは簡単だ。このツイートを見た「左翼嫌い」のネトウヨたちがデマを一気に拡散。2ちゃんねるにスレッドが立つ。そして悪質まとめサイトがあたかも「基地反対派による女児暴行」が事実であるかのように記事をつくる。それがまたネットで拡散され、今の状況に至ったわけである。
以上が、本サイトの取材でわかったすべてだ。このように経緯を追っていけば、右派のデマがどのように生じていくかが見て取れる。「八重山日報」、手登根安則氏、中丸啓・前衆議院議員、そして無数のネトウヨたち──編集方針や政治的動機、こうであってほしいという欲求が噛み合わさって、騒動にまで発展したのだ。
もっとも、沖縄県読谷村で起きたとみられるハーフの女児への暴行、暴言の案件についての真相はわからない。だが、伝言リレーで成立したデマの過程をまざまざと見せつけられた筆者は、戦慄すら覚えた。
デマは戦中や終戦直後などの、社会的不安と混乱のなかで発生しやすいとされている。今やこの国は、戦中なみのメンタリティに覆い尽くされているのかもしれない。
(梶田陽介)
コメント
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