「逝きし世の面影」記事の後半だけ転載。
アメリカの銃乱射事件に関しての文章だが、ここに書かれている「自己防衛のための銃所持」と「国家防衛のための軍備、および法改正」の重ね合わせが面白い。真面目な顔で冗談を言う、いつもの書きぶりだが、主張していることは誰でも読み取れるだろう。
まさに、筆者(宗純氏)の言うとおりであり、「誰もが銃や刀剣を所持し、いつ背後から撃たれたり斬りつけられたりするか分からない社会をあなたは本気で望ましい社会だと思うのか」、ということだ。
「国家は、軍備を増強すればそれで安全になる」、という思想は、実はこの「全員が武装し、互いに銃や刀剣で油断無く構えていれば安全になる」という思想なのである。(「現実主義的に考えれば、軍備増強せざるを得ないのだ」とほとんどの人は考え、そう言うだろうが。)反対に、すべての国が軍備を撤廃することこそが平和な世界を作る唯一の道であることは子供が考えても分かることだ。
それが、「大人が支配する世界」ではまったく不可能だというのがお笑いである。
我々はアメリカの狂気を嘲笑する資格はないのかもしれない。そもそもアメリカ人は自分たちがキチガイであるとも思っていないのだ。
(以下引用)
『頻発するヘイトクライム(銃乱射)の恐怖』
ブッシュ大統領が9・11事件を口実に始めたイスラム過激派との永久に終わらない『対テロ戦争』では『愛国法』など人権抑圧法案が次々可決され一般社会全体が一変する。
9・11後、政府の言うとおりに治安対策が強化にされるが、アメリカ全体が目に見えて悪くなる。
過激派テロの2倍の『ヘイトクライム』(hate crime、憎悪犯罪)がアメリカでは発生していた。
今年6月、アメリカ深南部のバイブルベルトであるサウスカロライナ州チャールストンにある最も由緒有る黒人教会で、白人至上主義者が銃が乱射し説教していた牧師や州の上院議員を含む男女9人が死亡した。
ところが全米ライフル教会(NRA)は反省するどころかツイッターで銃規制に賛成だった犠牲者の一人であるクレメンタ・C・ピンクニー上院議員を罵倒。『もし彼が銃所持を認めていたら、教会にいた(ピンクニー氏を除くそれ以外の)8人は生きていただろうに。彼の政治的なスタンスのせいで、無実の人が亡くなった』と主張した。
『銃が人を殺すのでは無い!人が人を殺すのだ』NRA会長チャールトンヘストン、『銃を持った悪いやつらを止めるには、良い人間が銃を持つしかない』ラピエール副会長。『全米のすべての学校に銃と警官を配備することだ』NRAウェイン・ラピエール会長。『目には目を歯には歯を』で、無差別銃撃事件を『銃には銃を』でNRAは解決出来ると思っていて、少しも自分たちの発想に疑問に感じていない。そもそもの根本が狂っているのである。
『全米ライフル協会日本支部長?としての安倍晋三の大きな勘違い』260年前の建国以来、憲法で武器の所持(自主防衛、自衛権の自由)が保障されているアメリカの全米ライフル協会(NRA)と、対照的に豊臣秀吉の刀狩以来、400年間も厳重に銃器が管理され市民全員が丸腰の日本人。
無茶苦茶な安倍晋三『なんちゃって平和法案』(国会答弁)も、日本国首相ではなくて『全米ライフル協会日本支部長』なら全ての辻褄がピッタリと合う。
米ライフル協会会長のチャールトン・ヘストンは『枕の下に銃を入れていると、安眠出来る』と語っている。
この考え方は安倍晋三など、憲法9条で外国(北朝鮮)が攻めて来ると思って心配で心配で眠れない日本の改憲派と共通する感性でしょう。
武装すれば安心でき、非武装は(誰かが襲って来ると思って)不安で不安でたまらない。
アメリカでは『武装していないと襲ってくる』との考え方は大は国家から小は市民一人一人まで共通の考え方で一貫していて筋が通っている。
日本の右翼のように国家の武装を言って個人の武装を言わないのは胡散臭いし主張自体がニセモノである。
民主主義国家ならば、国家に武装権があるなら、なおさら個人には武装する権利がある。アメリカでは第三次世界大戦(ヨハネ黙示録にあるハルマゲドン?)が必ず起こると思っている人々が沢山いて数千もの民間武装組織(ミリシア)が常時軍事訓練に励んでいるし、核シェルターを自家用に用意して食料や武器弾薬を備蓄している人もいる。
世界の常識である公的医療保険にさえ反対する人が大勢いるアメリカは『自助努力』、『自己責任』がモットーの世界なので、『自主防衛』が基本的な考え方。
ところが不思議な事に日本では国家の武装を主張する人はいても個人の武装を主張する人は一人もいませんが、これは主張が一貫していない。物事の根本を理解しておらず基本的に間違いである。
何故なら国家の武装(自主防衛)の基本思想は、他人に頼らず『自らを自らが守る』ことである筈で、それなら国家の武装の必要があるなら、それ以上に個人の武装が必要になる。
それなら皆が家の下を掘ってシェルターを作り水と食料、手斧とかボーガン、猟銃を用意する必要が生まれる。
此処で一番大事な注意点は一瞬の手抜きも駄目で、片時も油断せず24時間常時周りを監視すること。
家の境界を超えて入ってくる不審者は、たとえ親しい隣人でも無断の時は散弾銃で警告のために一発お見舞いするべきなのです。
これでは周りの隣人すべてに嫌われるが、何よりも大事な自分の安全の為です。
この程度の不利益は仕方ないと諦めて、我慢しなければならないのです。
(徽宗追記)某サイトでこういう記事を見つけたので転載しておく。物ならば「ご笑納ください」と言いたくなるような記事である。
2015年12月11日01:28 痛いニュース コメント( 14 ) 銃乱射から1週間 → 売上UP!! → 乱射 → 売上UP!! →
1: ミラノ作 どどんスズスロウン(空)@\(^o^)/:2015/12/10(木) 13:45:17.60 ID:zHeXnEEm0.net
https://archive.is/O2EbB 米乱射から1週間、銃購入者増える
アメリカ・カリフォルニア州で起きた銃の乱射から1週間がたち、防衛意識の高まりから銃を購入する人が増えています。
現場近くにある銃の販売店では、殺傷能力の高いライフルが普通に売られています。
この店では、事件後、売り上げが35%アップしたということです。
「なぜ、オバマ大統領が銃規制の話をするのかわかりません。彼は銃が必要なときに銃を取り上げようとしている」
(銃の購入者)
事件を受け、オバマ大統領は銃規制の強化を訴えていますが、銃の携帯を呼びかける保安官事務所もあり、銃規制の議論は進んでいません。
(10日11:26)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2655433.html
Rock54: Caution(BBR-MD5:1322b9cf791dd10729e510ca36a73322)
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