副島隆彦の新しい記事である。誤字がひどいし散漫だが、貴重な情報がたくさん入っているし、何より真剣で誠実に書いていることは読めば分かるだろう。
かなり長文なので、引用は2回に分けるかもしれない。
(以下引用)
かなり長文なので、引用は2回に分けるかもしれない。
(以下引用)
[3368]ウクライナ戦争。7本目。ロシアとプーチンは、緒戦での大敗北を立て直す。 | 投稿者:副島隆彦 | 投稿日:2022-03-25 15:31:25 | ||
副島隆彦です。 今日は、2022年3月25日(金)です。 ウクライナ戦争の 7本目です。 23日に、この7本目を書いたのだがうまく書けなかったので、新たに書き直す。 重要な事だけを、ポイントフォーム(要点略記)で書く。 1.一昨日、3月23日に、衆議院会館の会議場で開かれた、ウクライナのゼレンスキー大統領のテレスクリーン(ビデオ)演説は、これは、ジョージ・オーウエルの小説「1984」に出て来る、人類世界を支配している 指導者になった男が、テレスクリーン で、民衆に向かって、巨大なスクリーンで上空から演説をしている シーン(光景)と全く同じだ。 “ Big Brother is watching you .” 「ビッグブラザー・イズ・ワッチング・ユー」 「大(だい)支配者は、いつも、慈愛に満ちて、お前たちを、見張って(監視して)いるゾ」 である。 2.ゼレンスキーというのは、ディープステイトが、8年前から着々と、ウクライナ人たちを洗脳して、「私たちは、反ロシアだ。ロシアとの戦争をする」 そのために、仕組まれて、作られている、ネオナチそのものの、ビッグブラザーだったのだ。始めから人々を操(あやつ)るロボット、人造人間として作られた。 3.アメリカの バイデン(オバマの副大統領だった)とNATOは、 親ロシア派の、穏やかな大統領だった、ヤヌコーヴィッチ政権を、2014年の3月の「マイダン暴動」のあとから、丁度8年間、周到に策略を練って、プーチン をウクライナにおびき出して、罠に嵌めて、自分たちの策に陥れた (entrapped エントラップド、 framed フレイムドした)。 計画を立て、それを実行した。 プーチンをウクライナでの戦争状態に引きずり込む作戦を、立てていた。そして、泥沼( quagmire クワグマイアと言う)の戦争にした。 4.ウクライナ 人と ロシア人だけに、殺し合いをやらせる、という作戦だ。 ウクラナイナ人は、キエフ・ルーシ(赤ルーシ)と言って、モスクワ・ルーシ(黒ルーシ) と、ベラルーシ Belarusi ( 白ロシア、白羅獅、ベロルーシア) と同じく、Rusi で大きくはロシア人だ。 だから、人種も民族の同じだ。その キエフ・ルーシとモスクワ・ルーシを戦わせて殺し合いをさせている。アメリカの兵隊と、NATOの兵隊は誰も死なない。 「同じ、スラブ Srav 人どうしに殺し合いをさせてばいいんだ」という、残酷な思想で、動いている。ディープステイトの、ものすごく悪賢いやつらが、始めから仕組んだ計略だ。 6.ウクライナ人の軍人、兵士たち、3万人ぐらいに、徹底的に軍事教練と、対戦車ロケットと、スティンガー・ミサイル(携行式の対戦闘機、対戦闘ヘリを撃ち落とす。高度6千メートル以下。その上の、高度1万メートルは、Buk 「ブーク」ミサイルと、「S-300」 で撃ち落とす の)兵器をたくさん与えていた。 7.私が、びっくりしたのは、チェルノブイリ原発(ベラルーシの国境からすぐ)を、2月24日にロシア軍が制圧したとき、チェルノブイリ原発は、発電所を稼働させていた、そして、今も稼働していることだ。 1986年の原発事故(40人ぐらいの職員だけが死んだ。それ以外の死者はいない。責任者のアルチュニアン博士が、私に証言した)のあと、1993年からは、再稼働していた。炉心が爆発した号機だけが、石棺で大きなドームで覆ってあるだけだ。 日本では、このチェルノブイリ原発が操業していて電力を、今も、キエフと、それからベラルーシに送電してる(ロシア軍が、職員の配備、交替と休養を管理している)のである。 私たち日本人は、全員、こういう真実も知らされないまま、フール(バカ)の状態に置かれてきた。 チェルノブイリ原発には、核物質であるプルトニウムが集積されていて、それをロシア軍が奪取した。 そして、ウクライナの邪悪な今の政府は、ロシア向けの生物化学兵器と、 中性子爆弾(小型の核兵器)の開発をやっていた。その事実を、ロシア政府が、今も証拠付きで、暴きつつある。このことは、私の5本目で書いた。 8.それを、盗人猛々(ぬすっとたけだけ)しくも、バイデンと、NATOの首脳たちは、「プーチンが、化学兵器を使うぞ」という、自分たちの犯罪を、プーチンの方に覆いかぶせて、真実をグチャグチャにして、胡麻化そうとしている。 2014年のシリアでの、サリン・ガズ他の、化学兵器を、撒いて子供たちを数百人、殺したのも、ホワイトヘルメットというヒラリー、バイデンたちが動かしている、謀略集団がやったことだ。 ロシアが応援し続得ているシリアのバシャール・アサド政権がやったことではない。 こういう大きな真実を、皆、知ろうとしない。私は、自分の本にも、このことを書いている。ICCJ(国際刑事裁判所)の女検事長の…デルポンテ女史が、この真実を、証言し続けた。彼女は、そのあと、国連人権委員会の委員として、「サリンを撒いたのは、アサド政権ではない。反シリア政府軍(ISイスラム国の同類) とそれを後押ししているアメリカ軍である」と証言している。 9.日本の女たちも、目を血走らせて、「プーチンが悪い。ウクライナの女、子供、赤ちゃんたちを、大ぜい、ロシア軍の爆撃で殺している」と、プーチンが悪い、を絶叫している。 穏(おだ)やかである女たちを、このように、ディープステイトは、嗾けて、狂乱状態にしている。 「プーチンが悪い。暗殺すべきだ」まで、日頃は穏やかな、何と、リベラル派の女たちの 脳(頭)までも狂わしている。 これが、世界全体に、ディープステイトが、深く仕組んだ、まさしく情報戦争(インフォメイション・ウォー information war )である。集団で、脳をやられた。特に、女たちがひひどい。私の周囲の、日教組の女教師の会の リベラル派や、反(はん)安倍晋三、戦争翼賛(よくさん)勢力へに激しい抗議稿をする、日頃は優れた判断をするはずの女たちまで、「プーチンは、人殺しだ」を、目を血走らせて、私に言う。 私は、彼女たちに、「まあ、そう、一方的な立場に立たないで、ロシア側の、意見、主知長も、少しは聞いて、冷静に判断すべくではないですか」と言った。が、もう、私の説得(せっとく。パースウエイジョン)に、聞く耳を持たない。 「いいえ。プーチンは、女、子供、赤ちゃんを殺している」と、私に喚(わめ)く。 私は、この女たち(男にもたくさんいる。リベラル派が多い)を、説得省としてして、この1週間ずっと、苦しんだ。 だが、私は、思い知る。人(ひと)、他人(たにん)、まわりの人間をを説得することなど出来ない。 人間は、自分が信じ込んだ考えを、簡単なことでは変えない。 人は、人を、説得することなど、ほとんど(ほぼ)出来ない。 人間は、自分の考えを変えない生き物だ。そうでないと、自分の人生と日々の生活が成り立たない。 すると即座に、「あなたこそ(お前こそ)、そうだ」という反撃が起きる。 私は、ここでは、日本のテレビの、扇動、プロパガンダに乗せられないで、少しは、もう少しは、深く考える、ということしたらどうですか、と言うが、それは、相手に届かない。 9.コロナとワクチンの謀略で、子供たちにまで、ワクチンを打ち始めた、狂気の行動を、ディープステイト側は始めた。このことの蛮行を、少しは、気づいて、分かっはずの日頃、反(はん)自民党でリベラル派の者たちの大半までが、自民党支持者と共に、「プーチンは戦争犯罪人(war criminal、ウォー・クリミナル)だ」と言っている。 この人たちは、「こうやって、計画邸に自分の脳(のう。思考、しこう。 知能、mind マインド)があやつられるのだ」ということにまでは、考えが及ばない。その程度の脳(頭)をしているのだ、と、私が、言うと、ここで、また、カっとなる。 田中真紀子までが、単純な頭で、即座に狂ったようになって「ウクライナの人たちを救わないといけない。プーチンが悪い」と言い出した。偉大だった田中角栄の娘にして、この程度なのだ。 高市早苗や、櫻井よしこ の ような確信犯(かくしんはん)の、戦争中の「国防婦人会(こくぼうふじんかい)」の女たちを、まったく変わらなくなる。 大政翼賛会(たいせいよくさんかい)に入って、戦争を扇動した、女たちの戦後の変り身の速さを、私、副島隆彦は、政治思想の研究家だから調べて知っている。優れた婦人解放運動から出て来た市川房江(いちかわふさえ)でも、大政翼賛会に入って、「天皇陛下万歳、鬼畜米英」に加担したのだ。 櫻井よしこは、実の父親が、台湾華僑だから、日本人への真の愛着がない。日本人は、台湾独立のためには、たくさん死んでもいいのだ、という深い怨念を持っている。櫻井よしこは、ゼレンスキーの悪党 と同じだ。私は、彼女らに、ここまでケンカを売る。どうせ向こうは、私をを相手にしないから、私は、彼ら(彼女ら)を糾弾し続ける。 維新の会に所属しているのに、参議院議員の石井みつ子は、「日本は、あんあり(欧米に)踊らされる必要はない」と言ったらしい。彼女はそれなりに見識のある女性のようだ。 10.日本は、ウクラナイと同じ、回廊国家(コリドア・ネイション)、廊下のような国だ。両方の帝国から、踏み荒らされる。 両側からふたつの帝国(エンパイア)に挟(はさ)まれて、健気(けなげ)に生きる、 「風の中のナウシカ」国(宮崎駿=はやお=原作)なのである。 両方の帝国(大国、列強、Powers パウアズ)の間で、板挟(いたばさ)みになりながら、必死で生き延びなけばいけない、中間にある国なのである。 私、副島隆彦が、営々と30年間、唱えて来た、「世界は、帝国-属国 の関係で出来ている。人類史(世界史)の5千年間を貫(つらぬ)く、大きな真実は、人類史は、常に、大きな国、覇権国(はけんこく。Hegemonic state ヘジエモニック・ステイト 大国)と、その周囲にある 属国群(ぞっこくぐん。従属国たち、トリビュータリー・ステイト tributary states 朝貢国=ちょうこくこく、藩国=はんこく=、 プロテクタラート protectorate 保護国 )から出来ている。 ウクライナは、同じRus ルーシ、ロシア人のこと、であるロシア人の一種なのだ。だから、ロシア帝国の周辺国として、ロシアの影響下になる中立国(ニュートラル・ステイト)であるべきなのだ。 それを、ディープステイト the Deep State の西側は、米政府とNATOの決定として、「NATOの東方拡大をやめない」(2022年1月26日、の声明)と、ロシアのプーチンに突きつけた。 これが、最後通牒(さいごつうちょう。 ultimatum アルティメイタム)になった。プーチンとしては、「自分が、これほどに、2004年からずっと、ウクライナにまで、手を出すな、と西側に言い続けたのに、やっぱり無視する気か」「これほどに国境のすぐそばで、軍事演習をやって、圧力をかけても、それでも西側は、戦争を望むのか」と 本気で怒った。だから丁度その一か月後の2月24日の開戦になった。もっともっと複雑な、両者の交渉が、この8年間、ずっと有った。 「それでも、我慢しきれないで、始めに手を出した方が悪い」の「ケンカの成敗(せいばい)の原則」に従って、今や、世界中で、プーチンが悪者だ、ということになった。 これを言うと(書くと)、反共右翼の反(はん)ロシアの人間たちは、「まるで、強盗に入られた方が悪い、という理屈だ」「強姦された女(ウクライナ)の方が悪い、というのか」と、真実を分かっているくせに、鼻で嗤(わら)うように、言うことになっている。 11. 日本は、中立国として、上手に注意深く生きなければいけない。一方の帝国(エンパイア)にだけ従属して、ベッタリくっ付いて、言いなりになってはいけない。日本は、今から77年前の敗戦の後、占領されて、今もずっとアメリカ帝国の家来、子分、属国(ぞっこく)である。今では、誰でも知っている理屈だ。この「帝国―属国 理論」は、私、副島隆彦が、30年間、唱えている理論だ。 大きな戦争(ラージ・ウォー large war 、世界大戦) になりそうなときは、「日本は、どちらの勢力にも加担しません。どちらとも穏やかな関係を続けます。日本は、戦争だけはしません。平和憲法があります。戦争はしません。日本は中立です。」と、言い続けることが真に賢い態度だ。 だから、今の平和憲法を改正してはならない。非核三原則(ひかくさんげんそく)を堅持し続けるべきだ。「核兵器を作らない、持たない、持ち込ませない」だ。 そうしないと、日本は、ウクライナと同じような目に遭わされるのだ。 憲法改正を画策する、日本のゼレンスキーのような、深く仕組まれた、凶悪犯罪者を、頭の置かれて、「私たちは、真の愛国者だ、民族主義者だ」と、言っている安倍晋三派や、 日本維新の会 の 裏側は、恐ろしい政治宗教団体が資金源の、勢力に、私たちの日本を大きな危険に晒(さら)すことになる。 12.ウクライナ人が、まるで、全員が、反(はん)ロシアの強固な信念の愛国者で、命を掛けて戦う者たちのように、日本に伝わるメディアの連中は描く。 そうではない。ウクライナには、ロシア人たちが、人口(国民)の4割いる。キエフにも、ハリコフ(ここはロシア系の住民の方が多い)も、スムイも、4割は、ロシア人だ。東部のドネツク、ルハンクスの(ドンバス地方)2州は、ロシア人が7割以上だ。だから、自治国として独立したと、ロシアに併合された(2月21日)。 首都キエフのロシア人たちは、「自分はウクライナ人だ」と自己申告する人たちより所得税と住民税を10%余計に払って生きていた。彼らは、ヤヌコーヴィッチ政権を支持して、懸命に生きていた。この事実を西側メディア(その垂れ流しの日本のテレビ)は書かない。 この「ロシア人ウクライナ国民」は、さっさと避難して、ロシア側や、ポーランドに移っている。ある程度お金が有って、頼る親戚が外国にいる人たちだ。だから今キエフ(Kiev ウクライナ語でキーフ)に残っている人たちは、「もう、歳だから、どこにも行きたくない」という人たちと、地下壕(防空壕)や地下鉄のフォームにいる、貧しい人たちと、それから、「ロシア人と死ぬ気で戦う」という人たちだ。 首都キエフは陥落しない、ロシア軍はこれ以上攻めることが出来ない、ということなりつつある。キエフの中心部は、穏やかで、スーパーも開いていて、遠くでロシア軍の空襲の爆撃の音が聞こえるだけで、平穏に過ぎている。 このように、ロシア系国民が、4割もいる。それでも、ウクライナ人は、「 国家主権( sovereignty ソヴリーンティ)を守って、ロシアと戦う」というのだ。 これでは、国家がまとまるわけがない。人口の4割もいるロシア系国民の意思を無視して、「自分たちは、誇り高い、キエフ・ルーシだ。真っ白い肌の純潔のウクライナ人だ。モンゴルの支配の300年間の間に、すっかり、モンゴル人と混ざっているモスクワ・ルーシとは、違うのだ」と、いくら言い張っても、国内がまとまる訳がないのだ。ここのところを、日本人は、誰も教わらないから、だから、まるで、「ウクライナ人は、全員、ロシアと戦っている」みたいなウソになる。 13.バルト海に面した小国のバルト2国( 人口はそれぞれ600万人ぐらい。「エ、ラ、リ」 と覚える。エストニア、ラトビア、リトアニア)も、強い反ロシアの政権で、西側同盟に入っっていて、NATOにも加盟している国だ。 だが、このバルト3国にもロシア人の国民が、どこも5割ぐらいいる。 それなにの、「ソビエト時代にひどい目に遭った。たくさんの人が殺された」を理由にして、「ソビエト崩壊」が始まった1991年にさっさと独立した。そして、西側同盟(the West ザ・ウエスト、あるいは、the Western alliance ザ・ウエスターン・アライアンス)に守ってもらっている。 それでも、それでも 国民の半分はロシア人なのだ。ロシア語を話して生きている。この事実を小さなこととして無視して、バルト3国の問題を語るのは根本的に間違っている。ロシアの周辺国は、ロシアの影響下にあって、少なくとも、NATO(ヨーロッパの軍事同盟)なんかに入って、「アメリカさまに守って欲しい」などと、考えるべきではないのだ。 中立国であるべきなのだ。 私、副島隆彦のこに言い切り、断定に対して、何か、反論したい有識者は堂々と言うべきだ。貴方たちは、あまりに、反(はん)ロシア、反(はん)中国の、政治イデオロギーが優先している。自分たちの、その脳(思考)の作り方がおかしのだ。 14.同じく、台湾人も、「台湾独立」などと言い出して、中国を怒らせない方がいい。台湾人は、「南閔人(なんみんじん。門構えの中が、虫)」と言って、福建省(ふっけんしょう)の南側にいる中国人だ。古代中国では、越(えつ)の国と言った。 「呉越同舟(ごえつどうしゅう)」という4字成句がある、あの「越(えつ)の人」だ。呉(ご)の国は、今の上海( 寧波、ねいは、ニンホー)辺りにいる中国人で、日本に移り住んできて多くの「呉服(ごふく)町」を作った。 ベトナム国は、越南(えつなん)と書く。 つまり、越(福建省)の国の南側にある国、という意味で、もともと越の国からきた人間たち、という意味だ。 だから、ベトナム人も、中国人と大きく混ざっているのだ。 ベトナムは、阮朝(ぐえんちょう)という王国が長く続いて、支配階級の人間の多くは、阮(ぐえん)という姓である。国父のホーチミンでさえも、本名はグエン(阮)・・・だ。 この南閔(なんみんじん)=福建省の人々が、今は、「私たちは、台湾人(タイワニーズ、Taiwanees )だー。絶対に、中国人ではない」と、いくらいきり立って、見たって、それは通用しない。 台湾には、多数派のこの南閔人(福建人)が5割で、その他に、蒋介石と共に逃げて来た、国民党を支持する中国人が3割、外省人(がいしょうじん)と、それから、華僑(かきょう、オーヴァーシーズ・チャイニーズ Overseas Chinese 。福州やアモイ出身)と、原住民の山岳民族(日本統治時代にに、高砂族=たかさごぞく=と総称したが、30ぐらいの部族)がいる。 そして、今は、皆、北京官話(マンダリーン。普通語 プートンホワ)をしゃべっている。だから、台湾人は、中国人なのだ。だから、どうせ、あと5年で、デモクラシーを導入した中国と、平和的に統一して、台湾省になるのだ。 「台湾に、中国軍が攻めてくる―」 「その時、日本は 助けにゆくのか」などと、あんまり、バカなことを言うな。日本のバカ右翼ども。台湾は中国の一部なのだ。この考えを、日本のメディアや専門家は、絶対に言おうとしないし、日本国民に教えようとしない。 1971年の10月25日に、台湾(国府と名乗った)は、国際連合の総会で、正式に追放処分になった。その代わりに、中国(北京政府)が入った。そして5大常任理事国になった。 台湾は、「この日に国連を脱退して、自分から出ていったのだ」と強がりを言っている。こういう事実を日本国内では、知識人や新聞記者が誰も説明しない。おかしな国なのだ。だから、中国と憎々(にくにく)しげに交渉するアメリカも、まず、冒頭で、この「ひとつの中国をアメリカは支持している」と、ぼっと1行言うことになっている。だが、この「1つの中国」が、「アメリカは台湾を国家(独立国)とは認めない。中国の一部だ」という、当たり前のことを、言おうとしない。 日本の反(はん)中国の右翼言論は、テレビ、新聞を支配しているから、このことを言わない。それで、「中国が、台湾に武力侵攻する。尖閣諸島も攻め取る気だ」と、喚(わめ)き散らす。 ビッグブラザーの役者となったゼレンスキーと全く同じだ。 15.何とかボグダン という ウクライナ人の国家情報部員の男がいる。長いこと日本にいて、ウクライナ・ネオナチの 日本の工作員だ。日本会議や、笹川財団と一緒に動いていた。このボグダンが、まるで普通のウクライナ人のふりをして、キエフから、インタヴュー番組の中継のようにしている。 「キエフの中心街では何も起きていません。遠くの方で爆撃の音が聞こえます」といいようなことを、ずっとしゃべっている。日本のどこのテレビ局か私は確認していない。この男は、強固な信念のネオナチで、8年前どことか、2004年の「オレンジ革命」という ネオコン(今は、ムーニーMoonie )戦略で、ウクライナをロシアから奪い取る計画に忠実に従って、日本への工作員として入っていた男だ。 こういう狂信的な、政治イデオロギー100%の 男を見るとゾッとする。日本人の外事(がいじ)警察官(日本CIA)とか、外務省の情報部員など本当に、かわいいものだ、思う。 日本の国家情報部員も、今も、安田純平(やすだじゅうぺい)のような者たちが、独立ジャーナリストのふりをして、キエフにいる。安田純平は、70億円、日本政府が裏から払って、シリアから解放されたのだ。奥さんは、外務省のキャリアでJICA(ジャイカ)の幹部だ。 日本人は、彼らのことを、「勇気のある戦場ジャーナリストだ」と思い込む。今時(いまどき)キエフにいる日本人は、ほとんど、どころか、すべて、日本政府の特務機関(とくむきかん)の、鉄砲玉(てっぽうだま)なのだと、はっきり、自分の脳で知った方がいい。甘ちゃんたちの、幼児の正義漢で、「私は、正しい人間だ」を無前提の基準にしか、その自分の、足りない脳をこそ、自覚すべきだ。 16. 日本政府は、西側同盟の一員として、ロシア政府への経済制裁(けいざいせいさい)に加担した。その中身は、ロシア産の天然資源の貿易の禁止と、金融取引を封鎖する、ロシア政府の金融資産の凍結( freeze フリーズ)、差し押さえ(seizure シージャー )どころか、アメリカの係官の言いなりになって、没収(ぼっしゅう。forfeiture フォーフィチュアー )までした。 この措置(国家行為)は、「敵国資産の公的収用」だから、これは、もう、戦争行為なのだ。 ここまでやった。これにプーチンが怒った。だから、「もう北方領土の返還交渉と、平和条約の締結の話は、無しだ」と通告してきた。 岸田首相は、これに対して、色を成して、「ロシアの決定に抗議する」と答弁した。日本外務省が怒ったようだ。 日ロの関係は、外交交渉として、これからも続くのだ。 ロシアを一方的に悪者にして、ロシアへの制裁に、西側G7 の主要国として、あまり知恵の働かせないで乗っかって、協賛(きょうさん)したから、ロシアを怒らせた。 17.インドのモディは、もっと重厚に動いた。インドは、ロシアへの制裁に加わらなかった。サウジアラビアもUAE(アラブ首長国連邦)も加わらなかった。バイデンとの電話会談も、サウジとUAEは拒否した(3月8日。WSJ)。 ブラジルもメキシコも対ロシア制裁に加わらない。今や新興大国(もうすぐ人口3億人)のインドネシアのジョコ・ウイドド大統領も、大国の風格を付けて来た。ロシア制裁に反対である。それに比べて、日本の、アメリカへに屈従の姿は、哀れを催(もよお)す。いよいよ国際社会での評価が低くなる。 18.私はつくづく思う。巨大な悪は、自(みずか)ら正義を装う。そして、正義の慈悲を、世界民衆に垂れ流す(洗脳する)。 今のアメリカとイギリス を支配しているディープステイトたちは、巨大な悪だ。すぐに彼らに洗脳されて、あいつらの手に乗せられる者たちを、懸命に地道に説得(パースウエイド)することを、私は続ける。それが、自分の運命であり、自分が受けた天命(てんめい)だから。 19.ウクライナ戦争は、始めの1か月は、私が6本目で書いた通り、「プーチンは、ディープステイトの策略に嵌められて、おびき出されて、開戦(ウクライナ侵攻)をして、まんまと罠にはまった」 である。 ロシア軍は、互いの軍事通信を、暗号化することもしないで、戦車を戦争に、一直線で、突っ込んでいった。そして周到に待ち構えていた、 ウクライナ軍の 待ち伏せ攻撃(ambush アンブッシュ)に遭って、多大の被害、損害を出した。6本目で書いたが、ロシア兵は、1.5万人ぐらい死者と2万人の負傷者を出したようだ。戦車と戦闘車両を、もうそらく800台ぐらい撃破された。 戦闘機と武装ヘリも合計で800機ぐらいを、地対空ミサイルBuk 「ブーク」と 「S-300」に撃墜されたおようだ。 ウクラナイナ軍は、その3倍ぐらいを爆撃で殺されている。それでも、ウクライナ軍の士気は高く(ハイ・モラル)、死ぬまで戦う、ということのようだ。 どうして、ここまでの狂信 を彼らの脳に、植え込むことが出来たか。 ウクライナのネオナチの思想(ステパーン・バンデラ主義 と ドミトロ・ヤロシの思想)は、相当に奥の深い、カルト教団に根差している。今度の戦争が終わったら、このヨーロッパに蔓延(はびこ)る、ネオナチの思想の研究が、始めるだろう。それを簡単に分類すれば、東アジアでは、岸伸介と孫の安倍晋三が体現する統一教会(Moonie 文鮮明=ぶんせんめい)主義)の思想になる。 ローマ教会とCIAが作った思想だ。 ヨーロッパの軍人たちの組織では、WACL(ワックル) と言って、「世界反共(はんきょう)同盟」 、 World Anti-Communism League 「ワールド・アンタイ・コミュニスト・リーグ」の思想だ。 今のNATOの事務総長(マネージング・ダイレクター)のイエンス・ストルテンベルグたちの思想だ。 NATOの本部に来ている各国の気合の入った反共右翼の軍人たち。 ストルテンベルグが、2月24日に、ロシア軍の侵攻(進撃)が始まったあとにも、「NATO群をウクラナイナに派遣することはない、決議した」と発表したことも、ロシア軍を、さらに泥沼の戦争( quagmire war カーグマイア・ウォー)に引きづり込むための、煽りの手口だったのだ。 去年の12月7日に、バイデンが、プーチンとの電話会談で、「アメリカ軍をウクライナに派遣(投入)する気はない」と、言ったのも、これも、プーチンを、誘い出し、おびき出す策略だったのだ。 アメリカ軍の高官が、はっきりと、「ロシア軍を迎え撃つ、ウクライナ側の準備は完全に出来ている」と言っている証拠が有る。 この 「プーチンを罠に掛けよ」の戦略を一番、上から指揮しているのは、 ジェイク・サリバンである。トニー・ブリンケン国務長官(この男には、長期戦略はない)よりも、悪人である、ジェイク・サリバン国家安全保障担当大統領補佐官(National Security adviser )だ。この男は、 「蛇(スネイク)のようなジェイク」とアメリカ政界で呼ばれている。 ” Snaky Jake ” 「スネイキー・サリバン」である。この男の悪辣さについては、あとでまた書く。 イギリスの軍のトップの参謀総長が、「ロシア軍は負ける」(2月〇日)という発言と、アメリカのCIA長官をしたデイヴィッド・ペトレイアス(大将あがり)も、「ロシア軍はウクライナで敗北する」論を展開していた(〇月〇日)。 日本の自衛隊の幹部たちが、ウクライナ軍に行って、同じように、米軍に軍事教官たちの訓練を、この8年間、受けていた。対戦車ロケットの使い方と、地対空ミサイルの操作、そして、逃がし方、隠し方だ。 その自衛隊幹部たちの名前も明らかになっている。 この自衛隊幹部たちから、「ロシア軍は、アメリカが作った術策に落ちる。わずか19万人のロシア軍の兵力では、ウクライナを制圧できない」という重要なコトバだった。 20.ロシア軍の戦車隊の相互の連絡、無線通信文が、すべて、アメリカ軍経由で精密に、ウクライナ軍に漏れていた。それで、ロシアの戦車たちが、主要各都市の入り口で、待ち伏せされて撃破されている。 「ロシア軍は、サイバー戦争におけるクラウド に敗れた」 と言われている。部隊間の連絡も、通信暗号を掛けていなかったらしい。ロシア兵たちが使っていたスマホは、スウエーデンとリトアニアとエストニアのOSが入っていた。エリクソン製の半導体で、マザーボード(基盤)はラトビア製だという。これらのスマホにはバックドアが付いていて、ロシア軍の動きは、すべて読まれていた、ということだ。 袋の中のネズミ、か、飛んで火に入る夏の虫だったということだ。さらにはヒューミントで、ロシア政府の情報部の高官たちの中に、スパイが入っていたらしい。FSB(連邦保安庁、アメリカのFBIに相当)の高官たちは、防諜(ぼうちょう。カウンター・インテリジェンス)の仕事もする。敵のスパイの潜り込みを摘発して撃退する任務だ。 彼らの一部が逮捕されて調べられているらしい。 アメリカ国内で、トランプ派が、どんなに正義の勢力であっても、2020年末の 大統領選挙で、ディープステイトの巨大な不正選挙(8千万票の郵便投票と、得票の遠隔操作によるドミニオン・ソフトを使った改ざんと、投票用紙のすり替え)によって、敗北したのと同じことだ。 このあと、トランプ勢力が、どんなに頑張って、インターネットのSNSの言論空間を確保しようとしても、例えば、GAAFA(=Big Tech )の一角の アマゾンが持っている、世界最大級の通信インフラである、AWS(エイ・ダヴリュ・サーヴィス)の次元で、トランプ派のSNSの通信手段は、破壊された。 あれと同じことだ。 太平洋戦争(第2次大戦の一部)の時も、日本海軍の動きは、すべてアメリカ軍に筒抜けだった。だから日本の連合艦隊と輸送船団の動きは、事前に動きが敵に分かられていたので、 南太平洋の各地で、撃滅された。日本海軍が、無線の暗号信号として使っていた紫暗号(むらさきあんごう。パープル・コード Purple Code )は、アメリカ軍に解読されていた。 だから戦争に勝ちようがなかった。暗号通信が解読されていることに、大本営(だいほんえい)も、海軍軍令部と連合艦隊も、そのうち気づくのだが、それに対して対応する、ということが出来なかった。日本海軍の最上層部が、アメリカのスパイ(裏切り者、agent )によって乗っ取られてた。真に恐ろしいことである。 副島隆彦です。気づいたら、もう1万字を越しましたので、まず、ここまでを急いで、重たい掲示板に、今日の文「 7本目」の前半 20 個 として載せます。 あとの後半部も、そのあと、今日中に載せます。 3月20日の金融セミナーは、多くの客に集まっていただいて大盛況のうちに無事終わりました。私への皆さんからの大きな期待をひしひしと感じています。 頂いた質問に答えられなかった分は、前回と同様に、ここの掲示板に、私からの返事と共に載せます。お待ちください。 副島隆彦拝 |
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