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徽宗皇帝のブログ

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ウクライナ戦争は欧州大戦へ、そして第三次世界大戦となる可能性大
「副島隆彦の学問道場」の古株というか、おそらく高弟の古村治彦の記事の一部である。
ウクライナ戦争の現状と今後についてのかなり蓋然性の高い分析だと思う。ウクライナは戦争を止める気はまったく無い。背後のアメリカやDSがそれを許さない、ということで、しかもこの先戦争範囲はウクライナ国内だけでなく欧州全体に広がる可能性も高いということだ。つまり「第三次世界大戦」だ。そうなると、「西側諸国の一員」というか、アメリカの属国である日本も参戦する可能性は高いと言えるだろう。この、もともと日本とは何の関係もないウクライナという国のためにまたあの戦争の悲惨に巻き込まれるわけである。馬鹿の極みと言うべきだろう。
私が、「昭和天皇への侮辱」を口実に、ウクライナと手を切れ、と言ったのはこういう事態を避けるためだったのである。或る意味、「天皇制の利用」だ。日本がDSの支配から脱却する手段になるなら、それこそ天皇が存在することの最大の意義になるわけである。

(以下引用)

 ここからはウクライナ戦争に関する私見を少し述べます。

 一言で言って、ウクライナ戦争の先行きは暗いということです。ヨーロッパ諸国は、いよいよハイエンドな(高度な)武器をウクライナに供与しようとしています。これらの武器によって、ロシア軍はこれまで以上に損害を被ることになります。しかし、そうなれば、ウクライナ東部と南部に力を集中しているとロシア軍は更なる反撃を行うこととなり、ウクライナ国民が被る被害はさらに大きくなることが予想されます。更に言えば、こうしたハイエンドの武器や故障に備えてのパーツの輸送、メンテナンスや訓練のための人員の派遣などをヨーロッパ諸国は行うことになります。そうなれば、ロシアから見れば「共闘者(co-combatant)」ということになり、攻撃対象となります。ヨーロッパ諸国は「火遊び」をして、自国民を危機に晒しています。

※私のブログ「古村治彦(ふるむらはるひこ)の政治情報紹介・分析ブログ」にて情報発信と分析を行っています。下記アドレスでご覧ください。
http://suinikki.blog.jp/

 現在、ウクライナ戦争の最前線は東部と南部となっています。連日、マリウポリについて報道がなされています。マリウポリは黒海につながるアゾフ湾に面している町で、「愛国的ネオナチ集団・ウクライナ内務省所属の純軍事組織」アゾフ大隊の発祥の地です。ウクライナのヴォロディミール・ゼレンスキー大統領は、マリウポリが陥落すれば、停戦協議は行わないという発言をしました。以下に記事を貼り付けます。

 ゼレンスキーは戦争を止めるつもりはないどころか、マリウポリの死守命令(文字通り、アゾフ大隊は最後の一兵まで戦って死ねという命令)を出したようなものです。マリウポリが陥落したところで、停戦協議に入って停戦を実毛するということではなく、マリウポリが陥落したらその奪還のために、更に戦争を継続するということです。そのために、ヨーロッパ諸国が高度な武器を供与することになります。

(貼り付けはじめ)

●「ゼレンスキー大統領、停戦協議打ち切りを警告…製鉄所全滅や「住民投票」実施なら」
2022/04/24 21:07 読売新聞
ウクライナ情勢
https://www.yomiuri.co.jp/world/20220424-OYT1T50169/

 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は23日の記者会見で、ロシア軍が南東部マリウポリのアゾフスタリ製鉄所に残るウクライナ部隊や民間人を全滅させれば、ロシアとの停戦協議を打ち切ると警告した。ロシアのウクライナ侵攻から24日で2か月となったが、停戦実現の見通しは立っていない。

 ゼレンスキー氏は、ロシアが占拠した南部ヘルソン州などで、親露派の「人民共和国」樹立を一方的に宣言するための「住民投票」を実施した場合も、停戦協議を中止すると通告した。ヘルソン州では住民投票が27日にも実施される可能性が取り沙汰されている。

 24日はロシアとウクライナ両国とも信者が多いキリスト教東方正教会の復活祭だったが、ロシア軍は、国連などの戦闘停止の呼びかけを無視した。

 ウクライナ大統領の顧問は24日、ロシア軍がアゾフスタリ製鉄所を「絶え間なく攻撃している」とSNSで訴えた。ロシア軍が全域制圧を目指す東部ドネツク州では24日、砲撃で5歳と14歳の子どもが死亡した。

 南部オデーサ(オデッサ)の市長はSNSを通じ、23日の軍事施設と集合住宅へのミサイル攻撃で、生後3か月の乳児を含む8人が死亡し、18人が負傷したことを明らかにした。

(貼り付け終わり)

 更に、これまで戦闘面での深入りを避けようとしてきた、アメリカのジョー・バイデン政権もアントニー・ブリンケン国務長官とロイド。オースティン国防長官をウクライナに派遣しました。今回の訪問は戦争と早期に集結させるためのものではなく、ウクライナに戦争を継続させる、アメリカからの武器をどんどん使わせる、武器の実際の効果を実践で試させてデータを収取する、これらのための「督戦」が目的です。以下に記事を貼り付けます。

(貼り付けはじめ)

●「米国務長官と国防長官、ウクライナでゼレンスキー氏と会談 復活祭当日もロシアの攻撃続く」
2022年4月25日 14:53 BBC Japan
更新 1時間前
https://www.bbc.com/japanese/61213057



アメリカのアントニー・ブリンケン国務長官とロイド・オースティン国防長官が24日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)を訪問し、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会談した。同大統領の側近が明らかにした。ウクライナはこの日、キリスト教東方正教会の復活祭という特別な日を迎えたが、ロシアによる爆撃が続いた。

ブリンケン氏とオースティン氏は、ロシアによるウクライナ侵攻が始まってからウクライナを訪れた米政府関係者で最高位の人物となった。

ウクライナ政府首脳陣と会談後にブリンケン米国務長官は、アメリカがウクライナ政府を引き続き支持していることを強力に示す機会だったと発言。会談でゼレンスキー大統領は、ジョー・バイデン米大統領の指導力とアメリカのたくさんの支援に感謝していると述べたという。

ブリンケン長官はさらに、ロシアは依然としてウクライナの一部を痛めつけてはいるものの、ウクライナ人はしっかりと立ち向かっていると評価。ウクライナの成功と裏腹に、ロシア政府は戦闘目的を果たせずに失敗していると述べた。さらにブリンケン氏は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領よりも、独立した主権国家ウクライナのほうがずっと長く存在するはずだとも話した。

両長官による訪問については、ウクライナのゼレンスキー大統領が23日夜の記者会見で予定を明らかにしていた。安全面などの理由から、閣僚級のウクライナ訪問は事後に発表されるのが通例となっており、事前の発表は異例。

ゼレンスキー氏は、兵器追加供与の要請が最も重要な議題となるだろうと話していた。同氏は、南部と東部の新たな前線で戦闘が激化しており、より多くの重火器と先進的な防衛システムが必要だとしている。



両長官の訪問中、米政府は新しい駐ウクライナ大使の名前を公表した。現スロヴァキア大使のベテラン外交官、ブリジェット・ブリンク氏で、米報道によると、ジョー・バイデン米大統領が25日にも、新大使に指名する。アメリカの駐ウクライナ大使は、2019年5月に当時のドナルド・トランプ政権がマリー・ヨヴァノヴィッチ大使を解任して以来、複数の臨時代理大使が歴任していたものの、全権大使は空席となっていた。

米政府はさらに、キーウの治安状況を確認中で、状況が許し次第、在キーウの大使館を再開すると明らかにした。国務省は2月末、ロシアの軍事侵攻開始に先駆けて在キーウ米大使館の機能をポーランドへ一時移設していた。

●マリウポリ製鉄所の爆撃を継続か

ウクライナ南東部の要衝マリウポリで抗戦を続けるアゾフ大隊のメンバーによると、同大隊が立てこもっているアゾフスタリ製鉄所に対し、ロシア軍は爆撃を続けているという。

ウクライナのオレクシー・アレストヴィッチ大統領顧問は、アゾフスタリ製鉄所をめぐり、特別和平交渉をロシア側に提案していると明らかにした。

同氏によると、停戦を確立し、市内に閉じ込められた民間人および戦闘員の命を救うことが、交渉の目的となる。

同製鉄所には、数週間にわたりウクライナの守備隊が立てこもっており、ロシア軍が戦略上重要な港を完全支配するのを防いできた。子どもを含む民間人も避難していると報告されている。

ウクライナ東部ハルキウ(ハリコフ)とドネツク州東部でもこの日、ロシアの砲撃が続き、民間人の死者も出たと、現地当局者が話した。

●マリウポリで人道回廊が失敗

マリウポリでは24日、民間人の避難が計画されたが、またも頓挫(とんざ)した。ウクライナのイリナ・ヴェレシュチュク副首相は、ロシア軍が停戦を拒否したために人道回廊が失敗したと語った。

ロイター通信によると、同副首相は25日にも民間人の避難を試みると述べた。

同副首相はこれに先立ち、ロシアがマリウポリの民間人をロシア領土に誘導しようと、独自経路を並行して計画していると非難した。ロシア政府はこれについてコメントしていない。

アゾフスタリ製鉄所内にいるとされる民間人は、マリウポリからの避難活動の対象にならないとみられる。

●ゼレンスキー氏が復活祭の演説

ウクライナのゼレンスキー大統領は24日、ウクライナで大切な行事の復活祭に合わせ、キーウの聖ソフィア大聖堂で撮影したビデオ演説を公開した。

ゼレンスキー氏は、「去年は(新型コロナウイルスの)パンデミックのため、私たちは自宅で復活祭を祝った。今年もキリストの復活を、これまでとは違う方法で祝う。また別のウイルスのせいだ。戦争という名の疫病のせいだ」と国民に語った。

また、「去年と今年の脅威は、どちらも同じもので一つに結ばれている。ウクライナを打ち負かせるものはない、というものだ」と述べた。

ゼレンスキー氏は、聖ソフィア大聖堂について、第2次世界大戦でナチスドイツの占領に耐えたと語った。

ウクライナではこの日、ロシアの爆撃が続く中でも多くの人が家族で集まり、ケーキや色とりどりに飾り付けた卵などの食べ物を用意し、復活祭を祝った。

キリスト教カトリック教会のローマ教皇フランシスコもこの日の演説の中で、ウクライナにおける紛争の終結と平和を呼びかけた。

●ロシアが「仕組まれた住民投票」を予定=英国防省

英国防省は24日、最新の情勢分析で、ウクライナ南部の都市ヘルソンにおいて、ロシアが占拠を正当化するための「仕組まれた住民投票」を予定していると報告した。

ヘルソンはロシアにとって、2014年に併合したクリミア半島への陸の橋を確立し、ウクライナ南部を支配するために重要だと、国防省は指摘。ロシアは以前にも、クリミア併合を過去にさかのぼって正当化する目的で、ロシアは不当な住民投票を実施したと説明している。

ヘルソンは、ロシアが2月下旬に侵攻して以降、制圧に成功した唯一の主要都市。周辺地域はウクライナ軍が奪還しており、一帯で戦闘が続いている。

(貼り付け終わり)

 このように、ウクライナ戦争は開始以来、2か月が経過していますが、停戦の兆しはありません。欧米諸国はウクライナに武器をつぎ込み、督戦のためにアメリカの国務長官と国防長官がウクライナを訪問しました。これでは停戦が進むということはありません。戦争はどんどんエスカレートしていき、ヨーロッパ諸国とロシアとの間に戦闘が始まれば、これはもう「第三次世界大戦」です。

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