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徽宗皇帝のブログ

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テロこそが有効?
「泉の波立ち」から転載。南堂氏と私は政治的思想が異なるが、この件に関しては同じ考えである。これは中国漁船の海上保安庁船との衝突よりずっと悪質なテロでありながら、それに一国の政府が屈伏したという、情けない事態である。相手はただの民間団体であり、しかも違法行為をしているのに、それに対して毅然たる態度を示せないのは「調査捕鯨自体が間違っていました」という明らかなメッセージを世界中に送ったということである。もちろん、調査捕鯨自体が間違っていたなら、それを自ら止めるのは良い。しかし、テロに屈服する形でやめたなら、今後はテロほど有効な手段はない、と世界中に知らしめることになる。
世間のすべての人間から憎まれている日本政界や財界のみなさん、あなたたちの身は大丈夫ですか? 今に大塩平八郎みたいな情熱の人による「正義のテロ」が起こるかもしれませんよ。(大塩平八郎の場合は「革命」を試みたのだから、「テロ」ではないので、昭和の「血盟団」などのほうが例としてはいいか)まあ、もちろん、その中には「あちら側」が意図的に起こす9.11みたいな「偽装テロ」がかなり入ってくるだろうが。


(以下引用)


 「テロへの屈服」について。
 捕鯨テロに日本政府が屈服した。

 南極海で実施中の調査捕鯨について、鹿野道彦農林水産相は18日の記者会見で、3月半ばまでの予定を切り上げて船団4隻を帰国させると表明した。
 今季の南極海調査捕鯨では、1月1日からSSによる発煙筒の投げ込みなどの断続的な妨害活動が始まり、今月11日までに9回を数えた。今季はSSの船の能力が上がり、日本の母船・日新丸(8044トン)がSSの追尾を振り切れない状態が続いていた。最近になり、SSがもう1隻の妨害船を派遣する動きを見せたため、「不測の事態が起きて乗組員に危険が及ぶ恐れがある」(鹿野農水相)と判断したという。
( → 朝日新聞 )

 今回の調査捕鯨船団は昨年12月に出港し、1月1日にSSに初めて妨害行為を受けた。今年度の妨害はスクリューに絡ませるためにロープを捕鯨船の進行方向の海中に投げたり、船体に瓶を投げるなど計9回あった。
( → 毎日新聞 )

 シー・シェパードのポール・ワトソン代表は18日、読売新聞の電話取材に対し、今季の調査捕鯨が中止となったことについて、「我々の活動の成功を意味する大変うれしい知らせだ」と述べた。
( → 読売新聞 )

 テロリストの勝利宣言。凱歌を上げる。
 情けないね。せめて海上保安庁の巡視船(バルカン砲つき)を派遣して、テロ行為をした船舶を逮捕すればいいのに。
 シーレーンだの何だのいっても、結局はテロリストの攻撃に屈服して、シッポを巻くしかないか。(民主党のせいでもないが。)
 今度ばかりは、2ちゃんねるの軍事オタクに騒いでほしい。  (^^);


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