「ジャパンハンドラーズと国際金融情報」から記事後半を転載。
マイケル・グリーンがまたしても日本に来てコソコソやっているようだ。もちろん、安倍総理の「集団的自衛権容認」は、彼を通してのワシントンからの命令だろう。もっとも、マイケル・グリーンらが、本当にワシントンの指示をそのまま日本政府に伝えているかどうか、疑わしいと私は思っている。日米両政府のメッセンジャーをしながら、ジャパンハンドラーズとしての地位保全・地位強化のための歪曲を両国政府に対して行っているのではないか。
それはともかく、「集団的自衛権容認」がワシントンからの指示であることはほぼ確かなようだ。つまり、これからは日本の自衛隊は米政府の無料傭兵として世界の紛争地帯に投入され、血を流すことはほぼ決定的、と見ていいだろう。先の見通しの利く自衛隊員は、退職するなら今のうちである。まあ、銃が撃ちたくて自衛隊に入ったような馬鹿はそのまま外地に死にに行けばいい。
今回の記事タイトルは「漕げよマイケル」という歌からの洒落である。洒落の絵解きを自分でするのもダサイ話だが、今では「漕げよマイケル」という歌を知らない世代が多いだろうから、言うのだ。あえてね。(本田圭佑風)
(以下引用)
マイケル・グリーンらジャパン・ハンドラーズはどうやって内通者を増やしていくか。
アメリカ留学にやってきた日本の国会議員や官僚、あるいは議員を目指している青年たちに接近し、 交友関係を築き、「友情」を築き上げた後、実際に彼らが政治家などになった場合には議員会館を「友情」を餌に訪問して、アメリカ政府(というよりはその一 部の防衛産業の思惑)やアジアにおけるアメリカの国益について、噛んで含めて聞かせるのだ。
ところが、「友情」とは言うものの、日本の若者たちがアメリカに留学するとき、「単位を与える側」と「もらう側」とい う従属関係が存在している。しかも、彼らが学ぶのはアメリカ流の国際関係論や経営学ときている。要するにアメリカ留学、特にリーダーシップコースというの は、紛れも無い「洗脳」(brain- washing)であるのだ。
あるサイトにこんな風に書かれていた。
これは、長島昭久のような国会議員の言動を見ればわかる。アメリカに洗脳 されたことに気付くまもなく国会議員になって、ひたすらアメリカの歓心を買うためだけに政治活動をやっている。おそらく洗脳されている側には「上下関係」 が「友情」というふうに映るのだろう。そこでまんまと利用されてしまう。
マイケル・グリーンやジョゼフ・ナイといったジャパン・ハンドラーズ は、そういう自分の手駒を世界中に無数に作り上げている。これがアメリカが覇権国で在り続ける理由だ。中国はそういう「人材育成」ができていないから、日本の国会議員の弱みを握るためには、単純なハニートラップなどのやり方しか使えないのだろう。アメリカは「ソフトパワー」というものを国家戦略に組み込ん でいるから、そこが違う。自発的にアメリカに親しみを持つ外国人を作り上げていくわけだ。
スパイ、スパイとスパイ論をいう日本の言論人の多くは、最も身近にある「アメリカのスパイ活動」について言わない。中国やロシアのスパイの話ばかりだ。あるいはエドワード・スノーデンの暴露について語るくらいだ。ウィキリークスで暴露された外交公電に書かれた外務官僚の鳩山内閣への「裏切り」については語ろうともしない。マイケル・グリーンの日本におけるスパイ活動についても批判しようともしない。
おそらくそれは、彼ら自身がアメリカのまさにこのスパイたちから情報を貰ってしまってるからだろう。情報提供者にむかって「お前はスパイだろう」とはいえない。そうやって知らず知らずのうちに取り込まれていく。しかし、目の前で光り輝く太陽から目をそらしてはいけない。
マイケル・グリーンは日本に改憲させて憲法9条を奪い取り、アメリカの思うように日本を「地域的エージェント」として利用するための政治工作を仕掛けている。日本がこれまで世界の戦争に関わる必要がなかったのは憲法9条を盾にアメリカの要求を拒絶するという、アメリカが日本に与えた平和憲法を逆手に取る戦略を取ってきたからだ。これは吉田茂元首相の功績である。
しかし、いまやその戦略を見ぬいたジャパン・ハンドラーズは、自らが育てた親米派国会議員らをグループ化して、その戦略を崩しにかかってきている。本来はこの攻勢をかわすために東アジア共同体の推進が必要なのだ。今回の公明党への政治工作も、グリーンの「リベラル殲滅」の動きの一環だ。
そうやってグリーンは親米派の政治家をコントロールしながら徐々に日本国憲法にヒビを入れていく活動を続けており、非常に危険だ。グリーンのような政治工作員は本来は入国禁止にするべきなのだ。「日本はスパイ天国」だと言われるが一番、大手を振って歩いているのはアメリカの工作員だ。私は何も反米主義からそういうことを言っているわけではない。
グリーンの戦略を暴くことが重要だ。暴くことで対策も出てくる。
これまで私は与野党内に広がる「グリーン友の会」の動向について以下の記事で報告してきた。
2013年01月29日:とうとう出現した小泉進次郎グループ=「マイケル・グリーン友の会」(http://blog.livedoor.jp/bilderberg54/archives/23382168.html)
2012年 12月 21日:超党派の「グリーン・グループ」(みどり会)に注目せよ
(http://amesei.exblog.jp/17477761/)
今回、このグリーンを囲む集団には公明党の議員も含まれていることが具体的にわかった。
参考までに3人の知米派国会議員の名前と経歴を以下に記しておく。この暴露が彼らに対する抑止力になることをわずかながら期待したい。
====
○伊佐進一(大阪6区)
1974年 - 大阪府守口市に生まれる。
守口市立佐太小学校、洛南高等学校附属中学校、洛南高等学校、東京大学工学部航空宇宙工学科を卒業。
1997年 - 科学技術庁に入庁。
2003年 - ジョンズホプキンス大学ポール・H・ニッツェ高等国際関係大学院で修士号を取得。
2005年 - 文部科学省宇宙開発利用課課長補佐に就任。
2007年 - 在中国日本国大使館一等書記官に就任。
2010年 - 文部科学省大臣官房総務課課長補佐を経て、文部科学省副大臣秘書官に就任。
2012年12月 - 政界引退を表明した福島豊の後継として第46回衆議院議員総選挙に大阪府第6区から公明党公認候補で立候補し初当選。
○遠山清彦(比例九州ブロック)
党役職:国際局長、宣伝局長、政務調査会副会長、沖縄方面議長、九州方面副議長
【学 歴】
1988年3月 私立創価高等学校卒業
1993年3月 創価大学法学部法律学科卒業
1994年12月 英国ブラッドフォード大学大学院平和学修士課程修了 平和学修士号取得
1998年12月 同大学院平和学博士課程修了。Ph.D.(平和学博士)取得
博士論文「戦争と責任:天皇と占領期日本における戦争責任論争」
【職 歴】
1995年9月-98年6月:英国リーズメトロポリタン大学非常勤講師
1999年2月-01年3月:宮崎国際大学専任講師(政治学・国際関係論)
2001年7月:第19回参議院議員選挙で初当選
2003年10月-2005年11月:厚生労働委員会理事
2005年11月-2006年9月:外務大臣政務官(第3次小泉内閣)
2007年7月:第21回参議院選挙で2期目の当選
2007年9月:参議院法務委員長
2010年4月:衆議院議員当選(比例九州・沖縄)
○岡本三成(比例北関東ブロック)
1期目(2012年12月~)
1965年 5月5日生まれ
1988年 英国グラスゴー大学留学
1989年 創価大学卒業
1989年 シティバンク勤務
1998年 米国ケロッグ経営大学院修了 経営学修士号(MBA)取得
1998年 ゴールドマン・サックス証券勤務
2005年 同社 執行役員
2012年 衆議院議員に初当選
====
○マイケル・グリーン
1983年 ケンヨン・カレッジ史学専攻卒業
1987年 ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院(SAIS)修士課程修了
1994年 同博士課程修了、Ph.D。
1994年 ジョンズ・ホプキンス大学助教授(-1995年)
1995年 防衛分析研究所(IDA)研究員(-1997年)、ジョンズ・ホプキンス大学客員講師(-2001年)
1997年 アメリカ国防総省アジア・太平洋部局特別補佐官(-2000年)、外交問題評議会(CFR)上席研究員(-2000年、アジア安全保障担当)
2001年 アメリカ国家安全保障会議(NSC)日本・朝鮮担当部長(-2004年)
2004年 NSC上級アジア部長兼東アジア担当大統領特別補佐官(-2005年)
2005年 ジョージタウン大学外交政策学部准教授、戦略国際問題研究所(CSIS)上級顧問・日本部長。
マイケル・グリーンがまたしても日本に来てコソコソやっているようだ。もちろん、安倍総理の「集団的自衛権容認」は、彼を通してのワシントンからの命令だろう。もっとも、マイケル・グリーンらが、本当にワシントンの指示をそのまま日本政府に伝えているかどうか、疑わしいと私は思っている。日米両政府のメッセンジャーをしながら、ジャパンハンドラーズとしての地位保全・地位強化のための歪曲を両国政府に対して行っているのではないか。
それはともかく、「集団的自衛権容認」がワシントンからの指示であることはほぼ確かなようだ。つまり、これからは日本の自衛隊は米政府の無料傭兵として世界の紛争地帯に投入され、血を流すことはほぼ決定的、と見ていいだろう。先の見通しの利く自衛隊員は、退職するなら今のうちである。まあ、銃が撃ちたくて自衛隊に入ったような馬鹿はそのまま外地に死にに行けばいい。
今回の記事タイトルは「漕げよマイケル」という歌からの洒落である。洒落の絵解きを自分でするのもダサイ話だが、今では「漕げよマイケル」という歌を知らない世代が多いだろうから、言うのだ。あえてね。(本田圭佑風)
(以下引用)
マイケル・グリーンらジャパン・ハンドラーズはどうやって内通者を増やしていくか。
アメリカ留学にやってきた日本の国会議員や官僚、あるいは議員を目指している青年たちに接近し、 交友関係を築き、「友情」を築き上げた後、実際に彼らが政治家などになった場合には議員会館を「友情」を餌に訪問して、アメリカ政府(というよりはその一 部の防衛産業の思惑)やアジアにおけるアメリカの国益について、噛んで含めて聞かせるのだ。
ところが、「友情」とは言うものの、日本の若者たちがアメリカに留学するとき、「単位を与える側」と「もらう側」とい う従属関係が存在している。しかも、彼らが学ぶのはアメリカ流の国際関係論や経営学ときている。要するにアメリカ留学、特にリーダーシップコースというの は、紛れも無い「洗脳」(brain- washing)であるのだ。
あるサイトにこんな風に書かれていた。
そのとおりだと思う。
どんなに護憲論者であろうと、ワシントンに行くと日本国憲法の9条論戦を挑まれ、改憲論者のロジックに勝てず、改憲論となるという。少数派になりつつあった護憲論者はこうして米国留学を通して、いつの間にかどんどん失われていったのだろう。
http://t.co/a3w9OlwNyb
これは、長島昭久のような国会議員の言動を見ればわかる。アメリカに洗脳 されたことに気付くまもなく国会議員になって、ひたすらアメリカの歓心を買うためだけに政治活動をやっている。おそらく洗脳されている側には「上下関係」 が「友情」というふうに映るのだろう。そこでまんまと利用されてしまう。
マイケル・グリーンやジョゼフ・ナイといったジャパン・ハンドラーズ は、そういう自分の手駒を世界中に無数に作り上げている。これがアメリカが覇権国で在り続ける理由だ。中国はそういう「人材育成」ができていないから、日本の国会議員の弱みを握るためには、単純なハニートラップなどのやり方しか使えないのだろう。アメリカは「ソフトパワー」というものを国家戦略に組み込ん でいるから、そこが違う。自発的にアメリカに親しみを持つ外国人を作り上げていくわけだ。
スパイ、スパイとスパイ論をいう日本の言論人の多くは、最も身近にある「アメリカのスパイ活動」について言わない。中国やロシアのスパイの話ばかりだ。あるいはエドワード・スノーデンの暴露について語るくらいだ。ウィキリークスで暴露された外交公電に書かれた外務官僚の鳩山内閣への「裏切り」については語ろうともしない。マイケル・グリーンの日本におけるスパイ活動についても批判しようともしない。
スノーデンファイル 地球上で最も追われている男の真実
posted with amazlet at 14.06.04
ルーク・ハーディング Luke Harding
日経BP社
売り上げランキング: 803
日経BP社
売り上げランキング: 803
世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち (講談社プラスアルファ文庫)
posted with amazlet at 14.06.04
副島 隆彦
講談社
売り上げランキング: 17,611
講談社
売り上げランキング: 17,611
マイケル・グリーンは日本に改憲させて憲法9条を奪い取り、アメリカの思うように日本を「地域的エージェント」として利用するための政治工作を仕掛けている。日本がこれまで世界の戦争に関わる必要がなかったのは憲法9条を盾にアメリカの要求を拒絶するという、アメリカが日本に与えた平和憲法を逆手に取る戦略を取ってきたからだ。これは吉田茂元首相の功績である。
しかし、いまやその戦略を見ぬいたジャパン・ハンドラーズは、自らが育てた親米派国会議員らをグループ化して、その戦略を崩しにかかってきている。本来はこの攻勢をかわすために東アジア共同体の推進が必要なのだ。今回の公明党への政治工作も、グリーンの「リベラル殲滅」の動きの一環だ。
そうやってグリーンは親米派の政治家をコントロールしながら徐々に日本国憲法にヒビを入れていく活動を続けており、非常に危険だ。グリーンのような政治工作員は本来は入国禁止にするべきなのだ。「日本はスパイ天国」だと言われるが一番、大手を振って歩いているのはアメリカの工作員だ。私は何も反米主義からそういうことを言っているわけではない。
グリーンの戦略を暴くことが重要だ。暴くことで対策も出てくる。
これまで私は与野党内に広がる「グリーン友の会」の動向について以下の記事で報告してきた。
2013年01月29日:とうとう出現した小泉進次郎グループ=「マイケル・グリーン友の会」(http://blog.livedoor.jp/bilderberg54/archives/23382168.html)
2012年 12月 21日:超党派の「グリーン・グループ」(みどり会)に注目せよ
(http://amesei.exblog.jp/17477761/)
今回、このグリーンを囲む集団には公明党の議員も含まれていることが具体的にわかった。
参考までに3人の知米派国会議員の名前と経歴を以下に記しておく。この暴露が彼らに対する抑止力になることをわずかながら期待したい。
====
○伊佐進一(大阪6区)
1974年 - 大阪府守口市に生まれる。
守口市立佐太小学校、洛南高等学校附属中学校、洛南高等学校、東京大学工学部航空宇宙工学科を卒業。
1997年 - 科学技術庁に入庁。
2003年 - ジョンズホプキンス大学ポール・H・ニッツェ高等国際関係大学院で修士号を取得。
2005年 - 文部科学省宇宙開発利用課課長補佐に就任。
2007年 - 在中国日本国大使館一等書記官に就任。
2010年 - 文部科学省大臣官房総務課課長補佐を経て、文部科学省副大臣秘書官に就任。
2012年12月 - 政界引退を表明した福島豊の後継として第46回衆議院議員総選挙に大阪府第6区から公明党公認候補で立候補し初当選。
○遠山清彦(比例九州ブロック)
党役職:国際局長、宣伝局長、政務調査会副会長、沖縄方面議長、九州方面副議長
【学 歴】
1988年3月 私立創価高等学校卒業
1993年3月 創価大学法学部法律学科卒業
1994年12月 英国ブラッドフォード大学大学院平和学修士課程修了 平和学修士号取得
1998年12月 同大学院平和学博士課程修了。Ph.D.(平和学博士)取得
博士論文「戦争と責任:天皇と占領期日本における戦争責任論争」
【職 歴】
1995年9月-98年6月:英国リーズメトロポリタン大学非常勤講師
1999年2月-01年3月:宮崎国際大学専任講師(政治学・国際関係論)
2001年7月:第19回参議院議員選挙で初当選
2003年10月-2005年11月:厚生労働委員会理事
2005年11月-2006年9月:外務大臣政務官(第3次小泉内閣)
2007年7月:第21回参議院選挙で2期目の当選
2007年9月:参議院法務委員長
2010年4月:衆議院議員当選(比例九州・沖縄)
○岡本三成(比例北関東ブロック)
1期目(2012年12月~)
1965年 5月5日生まれ
1988年 英国グラスゴー大学留学
1989年 創価大学卒業
1989年 シティバンク勤務
1998年 米国ケロッグ経営大学院修了 経営学修士号(MBA)取得
1998年 ゴールドマン・サックス証券勤務
2005年 同社 執行役員
2012年 衆議院議員に初当選
====
○マイケル・グリーン
1983年 ケンヨン・カレッジ史学専攻卒業
1987年 ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院(SAIS)修士課程修了
1994年 同博士課程修了、Ph.D。
1994年 ジョンズ・ホプキンス大学助教授(-1995年)
1995年 防衛分析研究所(IDA)研究員(-1997年)、ジョンズ・ホプキンス大学客員講師(-2001年)
1997年 アメリカ国防総省アジア・太平洋部局特別補佐官(-2000年)、外交問題評議会(CFR)上席研究員(-2000年、アジア安全保障担当)
2001年 アメリカ国家安全保障会議(NSC)日本・朝鮮担当部長(-2004年)
2004年 NSC上級アジア部長兼東アジア担当大統領特別補佐官(-2005年)
2005年 ジョージタウン大学外交政策学部准教授、戦略国際問題研究所(CSIS)上級顧問・日本部長。
PR
コメント