donのブログさんのサイトより
https://ameblo.jp/don1110/entry-12759789776.html
<転載開始>



神戸大学経済経営研究所 新聞記事文庫 政治(63-047)
大阪毎日新聞 1942.6.29 (昭和17)



地球を蝕む悪魔


世界共和国"製造"へ飽くなき謀略の網

一役買って躍るルーズヴェルト



にある、金権政治と同じ唯物思想に立つ赤色政治の下においても、事情は根本的には同一である、時代の風潮を利用して「国民」政府の名を擬称する重慶治下もまた例外ではない、ヒットラーおよびムッソリーニ両雄出現以前の独伊もまた然りであったてというまでもない

怪奇な歴史と実体


この秘密結社は、その名をフリー・メーソンと称せられる、起原については種々の説があるが確実に歴史的存在となったのは十八世紀初めであり、その場所は英国である、反宗教的なる啓蒙思潮の鬼子とも称せらるべきものであって、一種の代用宗教の性格を帯びた怪奇な存在である、半公開秘密結社であり、人道主義的陰謀結社である、最近まで英国系および大陸系の二系統があり、前者は英国の世界侵略政策の後楯をなし、後者はフランスおよび赤色ソ連の支柱をなしていた、マルクス主義の開祖ユダヤ人マルクスの如きも、在ベルギーの秘密結社員であったのである、しかしてこの秘密結社の怪奇さは、その儀礼、用具等を知る時一層深刻となるのであるが、それに論及する暇はない、然し聖書と髑髏と地下の洞穴とがその重要な装具に属することは、特に注目すべきである、ルーズヴェルト、チャーチル、イーデン、リトヴィノフ、蒋介石らの行動はかかる装具の意義を認識する者のみが知るのである、然し特にこの際事情を複雑怪奇たらしめるのは、純ユダヤ秘密結社としてのブナイ・ブリス結社の存在である、指導的ユダヤ人の全部を網羅すると称せられるこの結社はフリー・メーソンの外郭団体と確認されているロータリー・インターナショナルと同じく、世界を幾十区かに区劃し現在ではアメリカに本部を有して統一している、とに角全フリー・メーソンはルーズヴェルトの指揮するオッド・フェロー結社に至るまで、有力ユダヤ人の二重加入によって—ブナイ・ブリス結社員は必ず非ユダヤ人混入のフリー・メーソンに加入してその高級会員となっている—ブナイ・ブリス結社の決議を間接に採択させられ、従って世間周知の如くに全フリー・メーソンは、その会員達の欲すると否とに拘らず、意識すると否とに拘らず、ユダヤの政策遂行の機関となっている

時に民族主義を擬装


 では、この結社の目標とするところは何であるか、それは純然たる政治的秘密結社であり、その目標は世界共和国の建設にある、ユダヤ人およびフリー・メーソン結社員によって前世界大戦中にパリで決定され、結社員ウィルソンに命じて設立せしめられた国際連盟は、やがてこれを拡張してこの計画に資するはずのものであったのである、どんな手段で実現するかというにこれまた結社の秘密文書が明定している如くに、世界革命の手段に訴えるのである、だからこの目標とこの手段に適合する限りにおいては、如何なる方法も採用される、従って国民主義思想が勃興すると見れば、いわゆる「国民」政府の名を潜称し「民族」主義の風潮に際会しては「民族」独立を擬称する
現在の世界において最も明瞭に認められるこの地底組織の例をあげると、赤色帝国主義がそれであるマルクス・レーニン主義は開祖より見ても、その実行者より見ても、その中枢勢力はユダヤ人であり、秘密結社員である、あれだけの大組織に要する黄金がアメリカ・ユダヤ資本家の手から出たことは疑いないところである、結社にはいわゆる「大救急信号」なるものがあって、結社の盟約が国家的責務の上位にあるとの結社の規約により、それが発信される時には受信者は万事を犠牲にしても救援に赴かざるを得ないのである

世界攪乱がその目標


かくて今次世界大戦の意義もこの側面より見る時、一層明瞭になるであろう、今後わが国もこの方面の確固たる認識を欠如するとき如何なる時に如何なる破局を見るやも計り得ないのである、かの地底勢力にとっては、枢軸国が憎悪の的であることはいうまでもないがかの世界共和国の建設に協力するか、或はその建設途上に火中の栗を拾う役目を引受ける限りにおいて反枢軸人そのものを愛するかの如くに装うに過ぎないのである、従って反枢軸国家そのものの勝利は彼等の目標ではなく、その弱体化もまた彼等にとって必要であることは枢軸国の弱体化が望ましいのと同様である、ここに反枢軸諸国の表面上の指揮者ルーズヴェルトがモーゼ第二世としてユダヤの尊信を一身に集めている根拠がある、かくてわれわれは、現在までの大戦果に酔うことなく、今次大戦の持つ性絡のこの側面をも正確に把握して、単にかの地底組織の傭兵を討滅するに止まる所なく、その本営を衝くことを忘れてはならない大東亜の新秩序も世界の新秩序もまずこの地底組織を討滅することが不可欠の要件である

[写真あり 省略]


 




データ作成:2011.5 神戸大学附属図書館 


 


 


<転載終了>