「地球全体がバブル」というのは言い得て妙である。要は、ドル基軸体制によるバブル、ドルのバブルである。言うまでもないが、この場合のバブルとは「好景気」などではまったくない。貨幣価値の低下である。ただ、それは為替レートで顕在化していない。
まあ、私の考えだと、その「地球全体がバブル」の中に円相場は入っていない。つまり、異常に円安だと考えている。国民が働いたカネを税金で吸収して世界中にバラまいている(米国への「貢納」はまた別にあるが)のだから当然か。つまり、構造的な円安である。
(以下引用)
森永卓郎氏 株価初の4万円超えに「世界規模のババ抜き。今から乗るとババを引く」と警鐘
昨年末にステージ4の膵臓(すいぞう)がん闘病を公表した経済アナリストの森永卓郎氏(66)が4日放送の文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(月~金曜後1・00)に出演。東京株式市場で日経平均株価が初めて4万円を超えたことにコメントした。 【写真】ステージ4の膵臓がん、だいぶやせても「元気です!」森永卓郎氏の最新ショット(森永康平氏のYouTubeチャンネルから) 4日の東京株式市場では取引開始直後に4万円を超え、終値まで維持。2月22日に取引時間中と終値の最高値をバブル経済期だった1989年以来約34年ぶりに更新した後も勢いは衰えず、ついに“大台”を突破した。 パーソナリティーの大竹まことが「庶民から言うとお金が頭の上を通り過ぎていく。(株価が)上がって私たち利益ありますか?」と一般国民の思いを代弁すると、森永氏は「それに乗っかる人がすごく増えてるんですけど、これは世界規模のババ抜きなので、今から乗るとババを引くことになります」と解説。 大竹が「NISAですか?」と聞くと森永氏は「はい」とうなずき、「NISAもかなり危ない」と自身の見解を語った。 森永氏は先月27日にニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」に出演した際も「地球全体がバブル」と現在の相場について説明。「株式投資をするお金は例えば東京競馬場にツッコむのと同じレベルでやらないといけない。全損してもいいよってお金でやらないとダメ」と安易な投資に警鐘を鳴らしていた。
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