忍者ブログ

徽宗皇帝のブログ

徽宗皇帝のブログ

今や、世界の護法の騎士、プーチン
「播州武侯祠遍照院」(引用1)と、「ギャラリー酔いどれ」記事のコメントの一つ(引用2)と、今朝のヤフーニュース記事(引用3)を並べて、プーチン礼賛記事とする。長くなるので私の前説は無し。もちろん、引用2、引用3は、ロシアとアメリカの対比のためのもの。


(引用1)



https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=98856 

上記文抜粋
・・・・・・・・
[プーチン大統領](オバマとの会談について)非常に建設的で、ビジネスライクで、驚いたことにとてもフランクだった。私の考えでは、共通の問題について協働することは可能だ。


国連総会後にプーチン大統領が、ロシアの記者たちの質問に答えています。翻訳者の方が読みどころを教えてくれています。

 このインタビューにも、読み所がいくつかある。彼のスピーチの最中に席を立ったというポロシェンコに対する、大人の寛容さ――と、外交における感情抑制と忍耐の自然な教訓。悪意をもった敵であろうと、建設的に相手を信じようとする姿勢。善意と理性は必ず通ずるという信念。…

 そうしたプーチン大統領の人柄もあってか、オバマとの会談について”非常に建設的で、ビジネスライクで、驚いたことにとてもフランクだった”と評価し、”私の考えでは、共通の問題について協働することは可能だ”と述べています。今回の訪米についても”とても内容が濃く、有益だったと言わなければならない”と評価しています。”シリアからの第三次大戦が無くなった”ことが垣間見えたような気がしました。

プーチン「ロシアと米の関係はかなり低いレベルにある」
転載元より抜粋) デザイン創造学会 15/10/3
Vladimir Putin (Information Clearing House)
September 30, 2015


ウラジミール・プーチンは、第70回国連総会に出席した後、ロシアの記者たちからの質問に答えた。

プーチン・ロシア大統領:こんばんは、それとも、お休みかな、モスクワ時間では。質問をどうぞ。

質問:大統領、あなたの訪問の第一印象を聞かせていただけませんか? ニューヨークはどうでしたか? 世界のリーダーたちのスピーチをどう思われましたか?

プーチン:おわかりと思うが、私はニューヨークを見物する時間はありませんでした、空港からNY本部に直行したので。ドライブ中は我々のNY代表と話していました。だから残念ながら、NYは見ていないのです。申し訳ない――とにかく巨大な都市です。

リーダーたちのスピーチについては、私の聞けた範囲内だが、非常に建設的だと思った。問題がタイムリーに、誠実な深い観点から提出された。このようなイベントは祝祭的なものだが、それでも、現在の地球的政治にとって非常に有益だと思う。

質問:大統領、あなたとバラク・オバマとの会合についての私の質問は特別のものではありません。会合は予定より長くかかりました。ロシアとアメリカの関係の現在の状態はどのようなものでしょうか?シリアやウクライナについての対話の可能性については、いかがでしょうか?そこで、10月2日のパリでの会談に先立って、アメリカがウクライナ危機の解決に大きな役割を果たすことがありうると思いますか?

プーチン:残念なことに、ロシアとアメリカの関係はかなり低いレベルにある。これは私がコメントしなくても明らかなことだ。しかし、ロシアとアメリカの間にこのようなスランプをつくり出したのは、我々ではない。それは我々のアメリカのパートナーの立場だ。それはよいことか、それとも悪いことか? 悪いことだと思う――相互の関係にとっても、地球的問題にとっても。しかしそれはアメリカが選択したことだ。我々は常に、接触を発展させ、全面的な関係を回復しようと準備している。

きょうの会合について言えば、それは非常に有益で、特別うれしかったことは、それが非常に真剣だったことだ。我々のアメリカのパートナーたちは、ウクライナやシリア、中東全体の状況の解決など、多くの問題についての彼らの立場を、きわめてはっきり説明してくれたと思う。実際、意外に思えるかもしれないが、我々は、これらすべての問題について、多くの一致するポイントや意見をもつことがわかった。意見の違うところもあるが、これはともに話し合おうと合意した。これが建設的であってほしいものだ。

アメリカがウクライナ紛争解決に、より積極的に加わる可能性については、アメリカはすでにかなり積極的に加わっている――もっともそれは、いわゆるノルマンディ・フォーマットの露、仏、独の働きのように、先頭に立つものではないが。

それでもやはり、アメリカは、ある程度までキエフ政府の背後にいて、たえずヨーロッパ諸国と接触している。しかしロシアとアメリカは、外務省と国務省を通じて、良好な常時の実質的接触を確立している。そして、きょうのやり取りから、我々のアメリカの同僚たちが完全にかかわっているとわかり、それならもちろん、このプロセスに影響力をもつはずだ。

質問:大統領、アメリカ、フランス、およびオーストラリアは、国連安保理の承認もないのに、ISISに盛んに空爆を行っています。誰かが我々に、この空爆に加わるように求めたのですか――ロシア空軍が、すでにシリアに入っているという報道がありますが?

プーチン:我々はそのことを、きょう話し合ったところだ。オーストラリア、フランス、それにアメリカの戦闘機が、ミサイル攻撃や空爆を行っているのは、イラク領土にいるISIS部隊に対してだけではない。それだけなら国際法的な観点から理解できる。なぜならイラク政府からその要請があったからだ。

しかしシリア領土については、それは違法だ。これもきょう我々が話した内容だ。この問題について、安保理決議もなければ、ダマスカスの公的政府から、そのような要請もきていない。我々はきょうこれを論じた。我々の関わりについては、これを考慮しているところだ。我々はどんな方法も除外しないが、もし行動するとしたら、それは国際法の規範に厳密に従ったものとなるだろう。

質問:大統領、あなたは今日、多くの2国間会談をもちました。その多くは、スケジュールになく、少なくとも通知はなかったと思うのですが…あなたの今日の会談は、アメリカが加担していた孤立化政策が、失敗したことを意味するのでしょうか?私の次の質問はこうです――ペトロ・ポロシェンコが、あなたの演説の最中に、彼の代表者たちを、会場の外に連れ出したことは明らかです。あなたが彼を何かで侮辱したとでもいうのですか? これについてあなたのコメントをどうぞ。

プーチン:第一に、私は個人的感情を決して表さない――決して。なぜかというと、実践や経験から、国家間の関係を調停するときや、何百万の人々に影響がある問題を解決するときに、個人的な感情が常に起こり易いことがわかっているからだ。したがって、安全のためには、どんな個人的な、はやる気持ちも外に表してはならないのだ。これが一つ。

もう一つは、私の演説の最中に、ウクライナの大統領がいなくなったことに、私は気づかなかった。さらにもう一つ、実は私には、あらゆる人が例外なくそこにいてくれることが、それほど重要ではない。のみならず、面白くないと思う人はそこにいる必要はない。

あなたは失敗の話から始めた。ご存知のように、我々は最初から、制裁や孤立化政策は、一般的に現代世界では効果がなく、通常その目標を果たすことはないと言ってきた。これは、ロシアのような国に対しては、現実的に不可能だ。地図を見ただけでそれはわかるだろう。

質問:こんばんは、大統領。最近のうわさでは、ロシア、イラン、イラク、それにシリアが、バグダッドに情報センターを設け、この地域でのテロリストの活動について、情報を交換するということですが、このセンターの目的について、もっと詳しく教えてもらえませんか?これ以外の国も参加できるのでしょうか?リーダーの誰かがこの総会の会合の間に、このような希望を述べたのですか? 全般的な話ですが、例えばシリアで、ロシアがアメリカと共同で、協調して活動する計画について、詳しく述べていただけますか?

プーチン:それはすでに言われた通りで、イラクのバグダッドに設けられた情報センターは、テロと戦おうとするすべての国の代表に、開かれている。その目的は、ISISや他のテロ組織との戦いで、その地域の諸国家の努力をまとめ合わせることだ。

そこに含まれる意味ということですか? それは指令センターではなく、もちろん、それが指令する戦闘行動を意味するものではない。しかし少なくとも努力の統制を目指すものだ。ちょっと今起こっていることを見なさい。あなたの同僚が、さまざまの国家を代表する軍が、シリアの領土でISISに加えている空爆について質問した。

そこにはオーストラリアもアメリカも含まれ、現在はフランスも参加している。その結果はどうなるか? 数日前、我々の軍隊は、アメリカ空軍が24時間内に、シリアの領土を43回空爆したことを確かめた。その結果はどうだったか? 誰も結果があったかどうかも知らない。

もし我々が、何か特定の問題を解決し、特定の目標を達成することを目指すなら、成功するためには、この仕事は統制されていなければならない。このセンターはその努力を統制するためのものだ。繰り返して言うが、それは、テロと戦かおうとする者すべてに、開かれたものだ。

我々は、外交官が言うところの、反テロ追跡での、アメリカとロシアの間の相互活動について話し合ったところだ。我々は、少なくとも、我々の双方向的努力を強化する必要があるという了解に至った。我々は今度は、適切なメカニズムを作ることを一緒に考えねばならない。

(続きはここから)

質問:シリアのことが話題になっているので、少しばかり明らかにして欲しいことがあります。今回の彼らの演説で、バラク・オバマもフランソワ・オランドも、彼らにとっては、バシャール・アル‐アサドという人物は、絶対に受け入れられないのだと言いました。あなたはこれに対して、この軍隊は現実にテロに抵抗している、我々がアル‐アサドに協力しなければならないのは、彼が良いとか悪いからでなく、彼の軍隊、彼の親アサド抵抗軍が働いているからだ、と言われました。あなたは結局、何かに合意したのですか? アル‐アサドに次は何が起るのでしょうか?ロシアはとにかく彼を支援するのでしょうか? ここには何か関連性がありますか?

プーチン:アル‐アサドについて言えば――私は私の同僚、アメリカ大統領にもフランス大統領にも、大きな敬意をもっている――しかし、私の知る限り、彼らはシリア共和国の市民ではない。したがって、他国の将来のリーダーを決めることに参加すべきではない。これはシリアが決めることだ。

しかしこの紛争は、不幸なことに、深い根をもち血なまぐさいものだ。だからこそ私は、テロと戦っている公的政府への援助のほかに、政治的な改革や、政治的プロセスをも、同時に進めなければならないと言ったのだ。私の知る限り、アル‐アサド大統領はこれに合意している。最近のロシア・メディアとのインタビューで、彼は直接そのように言った。

質問:地域国家ということについてですが、あなたは、イラン、サウジアラビア、エジプトもこの連合の一部として考えておられますか?連合に参加できる、そしてそれに興味を示すと思われる国のセットとして、どんな国を考えていますか?

プーチン:もちろん、それは第一に、この地域の諸国家で、あなたがほとんどすべてをあげた――イラン、サウジアラビア、トルコ、それにヨルダン――テロリストの脅威と戦おうとするすべての国家だ。

ナチスと比較したことについては、私は誰も驚かなかったと思う。彼らがやっていること、彼らの残虐行為を見なさい。彼らは人々の首を刎ね、生きたまま焼き殺し、世界的文化の記念物を破壊する、などのことをしている。ナチスとの比較は自然ではないだろうか? これはまさに、かつてナチスがやったことだ。だから誰も驚かないだろう。我々がこのことを理解し、できる限り多くの国が団結して、この脅威と戦ってほしいと思う。

質問:あなたがバラク・オバマとまともな話をされたのは、2013年が最後でした。それ以来2年が過ぎ、多くの事がその間に起こりました。その時と今との、会談の雰囲気を比較するとすれば――どう変わりましたか? ひょっとしたら、会談がより難しくなったかもしれず、あるいは逆に、あなたが2年間話をしなかったわりには、より容易く、より建設的になったかもしれません。そして私の二つ目の質問は…

プーチン:最初の質問に答えさせてほしい。私は2013年の雰囲気がどうだったか覚えていない。我々は大変忙しいので。多分、バラク自身も覚えていないと思う。しかし、我々のきょうの会話は、言ったように、非常に建設的で、ビジネスライクで、驚いたことにとてもフランクだった。我々は共有するものが多いことを発見した。

しかし違いもあった。全般的に言って、誰でもそんなことは知っていて、それをおさらいする必要もなかった。私の考えでは、共通の問題について協働することは可能だ。

質問:最後の質問をさせていただきます。あなたがここへ来られるほんの2日前、ホワイトハウスの報道官が、ロシア大統領、ロシア側が、アメリカ大統領との会談を積極的に手配しようとしていると言っていました。あなたの補佐官 Yuri Ushakovは、そんなことはないと言いました。私はあなたから、どうやってバラク・オバマとの会談が取り決められたのか聞きたいのです。誰が言い出したのか、どうして実現したのか?

プーチン:我々のアメリカのパートナーたちが会談を提案したのだ。補佐官の言う通りだ。彼らが2つの可能な時間帯を提案し、我々がその1つを選んだのだと思う。それだけのことだ。

発言:それは 9月のことですね?

プーチン:そう、つい先日ことだ。

発言:では、あなたがこの会談を要求したのではないのですね?

プーチン:彼女が私の手を放さなかったよ。(笑)あなたは、アメリカ大統領と私が、2年も話し合わなかったと言ったが、そうではない。私たちは話している。私たちは電話で会話し、国際的な場所で会っている。短時間だけれども、 相互関係や国際問題について、重要な問題を議論している。だから、我々が、このような公表された会合をもたなかったということは、対話しなかったということではない。我々は接触を絶やしたことはない。それについて心配や憶測はご無用だ。

質問:大統領、あなたはこの訪問の結果に、大体のところ満足していますか?

プーチン:そうだ、とても内容が濃く、有益だったと言わなければならない。このようなイベントは、しばしば非公式的な性質の、多くの接触があるので有益なのだが、外交儀礼に忠実である必要がないので、非常に生産的でもある。相互の、また地球的関心の問題について直接、話せるということだ。その点でこの訪問は非常に有益だった。


(引用2)


*グローバル小作人 2015/10/02

  http://jp.sputniknews.com/world/20151002/981231.html

  ロシア航空宇宙軍のSu34による攻撃で、
  シリアの「イスラム国(IS)」の司令部は機能不可能な状態に陥り、
  テロリスト養成に使用されていたインフラは完全に破壊。

  だそうです。さすがロシ屋、仕事が早い!
  この内容が正しければ
  今までアメリカなどの空爆はなんだったの? ってことですよね。


(引用3)

米、国際団体の病院誤爆=16人死亡、司令官謝罪―アフガン

時事通信 10月4日(日)0時22分配信


 【ニューデリー時事】駐アフガニスタン国際部隊は3日、反政府勢力タリバンに一時占拠された北部の要衝クンドゥズでの軍事作戦中、米軍が国際医療支援団体「国境なき医師団(MSF)」の病院を誤爆したことを認めた。
 MSFは建物の一部が損壊・炎上し、医療関係者と患者ら16人が死亡、37人が重傷を負ったと発表した。また、多数が安否不明という。
 米軍を主力とする駐アフガン国際部隊は当初、3日未明(日本時間同日朝)に武装勢力に対する空爆を実施した際、「付近の医療施設に損害を与えた可能性がある」としていた。アフガン大統領府によると、国際部隊司令官はその後、ガニ大統領に誤爆について説明し、謝罪した。
 カーター米国防長官も声明を出し、犠牲者に哀悼の意を表した上で、「悲劇的事件に関する徹底した調査をアフガン政府と連携の上で進めている」と表明した。
 MSFは声明で「病院は爆撃を受けたことを米側に伝えたが、その後も30分以上空爆が続いた。全ての戦闘従事者に対し、医療施設やスタッフの安全を尊重するよう要求する」と訴えた。空爆時には、医療関係者80人以上と患者105人、その家族らがいたという。 






拍手

PR

コメント

コメントを書く