「ギャラリー酔いどれ」から転載。
宮崎正弘という人物はよく知らないが、この記事に関しては事実を淡々と書いており、自分の意見(政治評論家の場合はたいてい政府の提灯持ちか、政府協力のプロパガンダ)は最小限に抑えていて好感が持てるし、記事も読者の知見を広げる役に立つ。後半にある小沢内閣待望論氏の意見は米ロ欧情勢について私が持っている見解に近いので、そのまま私の前説の代わりになる。(笑)
ただ、「小沢内閣」は、生活の党がもはや消滅寸前なので、実現不可能なのではないか。まあ、他人のハンドルネーム(というのか、ペンネームなのか)に余計な口出しをする必要も無いのだが。
何はともあれ、国際情勢次第では「安倍内閣の約束された4年間」も簡単に吹っ飛ぶ可能性もあるのだから、期待して見守ることにしよう。「谷間の百合」さんが以前書いたように、今まさに「(世界の)希望はロシア」なのである。
(以下引用)
プーチン大明神、
◆http://melma.com/backnumber_45206_6140940/
宮崎正弘の国際ニュース・早読み(プーチンに東方外交に注目)発行日:12/19
ロシア、想定外の経済苦境だが西側へ衝撃的な対抗策を発表
ルーブル下落をいう経済危機は「克服可能」と表明(プーチン大統領)
****************************************
ロシアのプーチン大統領は12月18日、恒例の記者会見をおこない、
「最悪のシナリオは、このルーブル安、原油下落という経済苦境を脱するのに二年かかる」
とした。 「しかしながら資本規制は見送る」。
原油安はロシアばかりか米国を撃った。
シェールガス開発が一気に挫折する展望となって、
サウジアラビアの思惑は着々と図に乗っている。
三月のクリミア併呑とウクライナ問題を契機に欧米はロシア制裁にでた。
ロシアは農作物輸入を留めるなど対抗措置を講じた。
ロシアに経済政策を継続する欧米には、
一方でドイツのようにエネルギーをロシア依存する国があって
EUの制裁強硬路線に反対する国もがあり、
他方ではフランスのように武器取引を制限する国などとの温度差が顕著である。
ブリスベンのG20で、プーチンは予定を切り上げて急遽帰国した「事件」があった。
プーチンは前夜、ヒルトンホテルでメルケル独首相と六時間密室の会談をしており、
ウクライナ問題を討議したが、その翌日だけに様々な憶測を呼んだ。
メルケルは東独出身でロシア語が流ちょう、
プーチンはKGB時代にドレスデンに滞在したためドイツ語が流ちょうである。
プーチンが帰国後、ロシアは重大な路線変更を発表した。
ロシアは原油とガスの輸送ルートを大幅に変更すると衝撃の発表だっただが、
日本のマスコミでは話題となっていない。
不思議である。
つまりウクライナ経由の対欧輸送ルートをトルコ経由とするのである。
EU諸国のなかでも、ロシアへのエネルギー依存度に濃淡があって、
フランスから南欧にかけては
ロシアとは貿易額もエネルギー依存度も低いから衝撃は薄いが、
このロシアの路線変更に狼狽した国々がある。
▼ユーラシアの新しいグレートゲームが始まった
こうしたプーチン大統領の西側接近外交から
東へ向きを変えるという外交路線の変更は
ピョートル大帝以来のロシアの基本姿勢の変更にいたるか、どうか。
ともかくG20から帰国後のプーチンは中国寄りをさらに鮮明にし、
その上でトルコに急接近した。 また先週はインドを訪問している。
「ノーザンストリーム」(北海からドイツへのルート)はそのままだが、
「サウザンストリーム」(黒海からルーマニアを経由して欧州へ輸出)を
トルクメニスタン、アゼルバイジャンからトルコを経由してバルカンで分岐させ、
オーストリア、イタリアなどへの輸出ルートに変更する。
このための投資は50億ドル。半分をガスプロムが負担するとした。
従来の「サウザンストリーム」は黒海からブルガリアを経由する計画だったため
「通過料」を失うブルガリアは欧州議会に対ロ制裁を解くよう強く抗議した。
最大の裨益者はトルコである。
しかもトルコはイラン原油がイラクを経由してシリアに運ばれる輸送ルートの建設に反対し、
カタールのガスをイラクからシリア経由トルコへ運ぶルートを提案していた。
小誌はトルコのイスラム回帰と脱欧州の動きに注目してきたが、
欧米マスコミで悪評高いエルドアン大統領は「勇士連合」に加わったものの
ISIL対峙には消極的であり、むしろオスマントルコ帝国復活の夢を描いてきた。
2015年の展望は経済危機が続行され通貨戦争が再発することになるだろう。
◆http://www.asyura2.com/14/cult13/msg/742.html
投稿者: 小沢内閣待望論 日時: 2014 年 12 月 19 日 4sIKljvd9SgGs
◎原油下落はエネルギー無料化の表れ、ルーブル安は中露合併を促すだけ、
米国が金融パニックを狙っても無駄です。
米英系メディアがもうロシアは駄目だと騒いでいますが、
今ロシアで起きているのは中国人留学生の買い漁りだそうです。
安く良いものが買えるという事ですが、
中国人にしてみれば巨大な免税店がすぐ真上にできたようなもので、
ロシアにしてみれば世界中で買い物をしまくる中国人を
掃除機でロシアに集めまくっているようなもので、
米国の狙う日本のオイルショックのような事は起こせていないようです。
それも当然で、ネット時代で いくら米英系のマスコミがロシア恐慌を煽った所で
チキレースで先にダウンするのは米国だと分かっているからです。
ロシアはアラブと違いエネルギーだけで食べている訳ではなく、
農業大国でもあり、自給自足もできるし、輸出をする気になればいくらでもでき、
真下になんでもいくらでも大きな口をあけて買ってくれる国が有るわけで、
百歩譲ってロシアが傷むとしても、その分同盟国の中国が体力を付けるだけで、
二位に転落した米国が何を仕掛けても、中露コンビは痛くも痒くもないという事です。
ベン(古歩道)だかが三ヶ月後にドルが消えて、
アメロも失敗して、オーロムという通貨が誕生して、
米国は破綻処理に追い込まれるというような事を書いていましたが、
今回の為替操作は彼らの最後の悪足掻きという事だと思います。
↑
厄災の元兇=ユダ米、いろいろ動きがおかしくなってきましたよw
来年早々にも、歴史的な一大ショーが見られるかもしれませんね、
歴史の大転換、「帝国の終焉」のスペクタクルが。
日本の買弁・既得権層は無事ではすまぬでしょうな、
何もない貧乏人は強い。 光が差してくるw
宮崎正弘という人物はよく知らないが、この記事に関しては事実を淡々と書いており、自分の意見(政治評論家の場合はたいてい政府の提灯持ちか、政府協力のプロパガンダ)は最小限に抑えていて好感が持てるし、記事も読者の知見を広げる役に立つ。後半にある小沢内閣待望論氏の意見は米ロ欧情勢について私が持っている見解に近いので、そのまま私の前説の代わりになる。(笑)
ただ、「小沢内閣」は、生活の党がもはや消滅寸前なので、実現不可能なのではないか。まあ、他人のハンドルネーム(というのか、ペンネームなのか)に余計な口出しをする必要も無いのだが。
何はともあれ、国際情勢次第では「安倍内閣の約束された4年間」も簡単に吹っ飛ぶ可能性もあるのだから、期待して見守ることにしよう。「谷間の百合」さんが以前書いたように、今まさに「(世界の)希望はロシア」なのである。
(以下引用)
プーチン大明神、
◆http://melma.com/backnumber_45206_6140940/
宮崎正弘の国際ニュース・早読み(プーチンに東方外交に注目)発行日:12/19
ロシア、想定外の経済苦境だが西側へ衝撃的な対抗策を発表
ルーブル下落をいう経済危機は「克服可能」と表明(プーチン大統領)
****************************************
ロシアのプーチン大統領は12月18日、恒例の記者会見をおこない、
「最悪のシナリオは、このルーブル安、原油下落という経済苦境を脱するのに二年かかる」
とした。 「しかしながら資本規制は見送る」。
原油安はロシアばかりか米国を撃った。
シェールガス開発が一気に挫折する展望となって、
サウジアラビアの思惑は着々と図に乗っている。
三月のクリミア併呑とウクライナ問題を契機に欧米はロシア制裁にでた。
ロシアは農作物輸入を留めるなど対抗措置を講じた。
ロシアに経済政策を継続する欧米には、
一方でドイツのようにエネルギーをロシア依存する国があって
EUの制裁強硬路線に反対する国もがあり、
他方ではフランスのように武器取引を制限する国などとの温度差が顕著である。
ブリスベンのG20で、プーチンは予定を切り上げて急遽帰国した「事件」があった。
プーチンは前夜、ヒルトンホテルでメルケル独首相と六時間密室の会談をしており、
ウクライナ問題を討議したが、その翌日だけに様々な憶測を呼んだ。
メルケルは東独出身でロシア語が流ちょう、
プーチンはKGB時代にドレスデンに滞在したためドイツ語が流ちょうである。
プーチンが帰国後、ロシアは重大な路線変更を発表した。
ロシアは原油とガスの輸送ルートを大幅に変更すると衝撃の発表だっただが、
日本のマスコミでは話題となっていない。
不思議である。
つまりウクライナ経由の対欧輸送ルートをトルコ経由とするのである。
EU諸国のなかでも、ロシアへのエネルギー依存度に濃淡があって、
フランスから南欧にかけては
ロシアとは貿易額もエネルギー依存度も低いから衝撃は薄いが、
このロシアの路線変更に狼狽した国々がある。
▼ユーラシアの新しいグレートゲームが始まった
こうしたプーチン大統領の西側接近外交から
東へ向きを変えるという外交路線の変更は
ピョートル大帝以来のロシアの基本姿勢の変更にいたるか、どうか。
ともかくG20から帰国後のプーチンは中国寄りをさらに鮮明にし、
その上でトルコに急接近した。 また先週はインドを訪問している。
「ノーザンストリーム」(北海からドイツへのルート)はそのままだが、
「サウザンストリーム」(黒海からルーマニアを経由して欧州へ輸出)を
トルクメニスタン、アゼルバイジャンからトルコを経由してバルカンで分岐させ、
オーストリア、イタリアなどへの輸出ルートに変更する。
このための投資は50億ドル。半分をガスプロムが負担するとした。
従来の「サウザンストリーム」は黒海からブルガリアを経由する計画だったため
「通過料」を失うブルガリアは欧州議会に対ロ制裁を解くよう強く抗議した。
最大の裨益者はトルコである。
しかもトルコはイラン原油がイラクを経由してシリアに運ばれる輸送ルートの建設に反対し、
カタールのガスをイラクからシリア経由トルコへ運ぶルートを提案していた。
小誌はトルコのイスラム回帰と脱欧州の動きに注目してきたが、
欧米マスコミで悪評高いエルドアン大統領は「勇士連合」に加わったものの
ISIL対峙には消極的であり、むしろオスマントルコ帝国復活の夢を描いてきた。
2015年の展望は経済危機が続行され通貨戦争が再発することになるだろう。
◆http://www.asyura2.com/14/cult13/msg/742.html
投稿者: 小沢内閣待望論 日時: 2014 年 12 月 19 日 4sIKljvd9SgGs
◎原油下落はエネルギー無料化の表れ、ルーブル安は中露合併を促すだけ、
米国が金融パニックを狙っても無駄です。
米英系メディアがもうロシアは駄目だと騒いでいますが、
今ロシアで起きているのは中国人留学生の買い漁りだそうです。
安く良いものが買えるという事ですが、
中国人にしてみれば巨大な免税店がすぐ真上にできたようなもので、
ロシアにしてみれば世界中で買い物をしまくる中国人を
掃除機でロシアに集めまくっているようなもので、
米国の狙う日本のオイルショックのような事は起こせていないようです。
それも当然で、ネット時代で いくら米英系のマスコミがロシア恐慌を煽った所で
チキレースで先にダウンするのは米国だと分かっているからです。
ロシアはアラブと違いエネルギーだけで食べている訳ではなく、
農業大国でもあり、自給自足もできるし、輸出をする気になればいくらでもでき、
真下になんでもいくらでも大きな口をあけて買ってくれる国が有るわけで、
百歩譲ってロシアが傷むとしても、その分同盟国の中国が体力を付けるだけで、
二位に転落した米国が何を仕掛けても、中露コンビは痛くも痒くもないという事です。
ベン(古歩道)だかが三ヶ月後にドルが消えて、
アメロも失敗して、オーロムという通貨が誕生して、
米国は破綻処理に追い込まれるというような事を書いていましたが、
今回の為替操作は彼らの最後の悪足掻きという事だと思います。
↑
厄災の元兇=ユダ米、いろいろ動きがおかしくなってきましたよw
来年早々にも、歴史的な一大ショーが見られるかもしれませんね、
歴史の大転換、「帝国の終焉」のスペクタクルが。
日本の買弁・既得権層は無事ではすまぬでしょうな、
何もない貧乏人は強い。 光が差してくるw
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