「ネコでもわかる経済問題」過去記事から転載。
話の細部や結論には必ずしも同意ではないが、「技術的失業」の部分はまったく同意見である。
技術の進歩によって、近い将来に、人口の半分は失業する、というわけである。あるいは、生産に必要な労働者数が人口の半分くらいで済むようになる、と肯定的に見ることもできる。その時にはしかし、生命維持に必要な収入を持たない人数が人口の半分を占めるようになるし、また、生産品を購入することのできる人数が限定されるわけだから、生産活動も収縮することになる。ある意味では資本主義の終焉である。
そこでベーシックインカムの話になるわけだが、はたしてその導入は不可避なのか、もし導入するとすればどういう形が望ましいか、という細部に関しては、私は下の記事に何となくだが得心していない、というわけだ。人間性の本質というものを考えないままで革新的に新しい社会制度を導入するとソ連などの失敗の轍を履むことになりそうな気がする。それに、ベーシックインカムの原資をどうするか、という面の考察も足りないように思う。
そういう不満はあるが、この問題について考えることは為政者や学者や経済界の人間の急務だろうと思う。
とりあえず、それより先に、福祉費用を倍か3倍に増額するのが実は経済活性化の特効薬だと私は思っているのだが。そしてさまざまな福祉給付はいわば狭い範囲に実施されたベーシックインカムなのである。毎月1万円を孫正義に与えても何の意味も無いが、所得の低い貧困家庭に毎月5万円くらいも余裕ができたら、そのカネの半分以上は確実に消費に向かうだろう。
(以下引用)
話の細部や結論には必ずしも同意ではないが、「技術的失業」の部分はまったく同意見である。
技術の進歩によって、近い将来に、人口の半分は失業する、というわけである。あるいは、生産に必要な労働者数が人口の半分くらいで済むようになる、と肯定的に見ることもできる。その時にはしかし、生命維持に必要な収入を持たない人数が人口の半分を占めるようになるし、また、生産品を購入することのできる人数が限定されるわけだから、生産活動も収縮することになる。ある意味では資本主義の終焉である。
そこでベーシックインカムの話になるわけだが、はたしてその導入は不可避なのか、もし導入するとすればどういう形が望ましいか、という細部に関しては、私は下の記事に何となくだが得心していない、というわけだ。人間性の本質というものを考えないままで革新的に新しい社会制度を導入するとソ連などの失敗の轍を履むことになりそうな気がする。それに、ベーシックインカムの原資をどうするか、という面の考察も足りないように思う。
そういう不満はあるが、この問題について考えることは為政者や学者や経済界の人間の急務だろうと思う。
とりあえず、それより先に、福祉費用を倍か3倍に増額するのが実は経済活性化の特効薬だと私は思っているのだが。そしてさまざまな福祉給付はいわば狭い範囲に実施されたベーシックインカムなのである。毎月1万円を孫正義に与えても何の意味も無いが、所得の低い貧困家庭に毎月5万円くらいも余裕ができたら、そのカネの半分以上は確実に消費に向かうだろう。
(以下引用)
ベーシックインカムは不可避です
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