「毎日jp」から転載。
読売、日経のオンライン版にも同様の記事は載っているが、人類最凶の毒性物質プルトニウムが「健康に影響は考えられない」と言い張る西山英彦審議官(例の禿のカツラ男である。まあ、他人の身体的欠陥を言い募るのは悪趣味だが、この大嘘つきは頭まで嘘で固めているという象徴だ。私だって頭髪には不自由しているのだが)が「健康影響は考えられない」などとまだ言っているところまで書いてあるのは毎日だけだから、そこから転載した。後世への証言だ。ついでながら、朝日のオンライン版にはプルトニウム発見の記事は見当たらなかった。オンライン版の第一面に載せたのは日経のみ。このあたりの姿勢の違いも少し面白いが、今はそれどころではない。
プルトニウムが飛散していることが発覚した以上、福島原発近辺はもはや死の町になったと見るべきだろう。問題は、どの範囲までプルトニウムが拡散するかだが、プルトニウムは重い原子だとは言っても拡散が近辺にとどまるというものでもないようだ。
まあ、第三号機爆発(これを爆発ではないと政府と東電は強弁し、住民の避難がそのために遅れたのだ)によるプルトニウム拡散があるという飯山老人の予言が当たったわけである。
これは首都移転の問題もいよいよ眼前の事態になってきたようだ。もちろん、西への民族大移動も起こるだろう。だが、東日本(北関東)の住民をすべて受け入れるとなると、西日本はどういう状態になるか、難問山積である。
(以下引用)
福島第1原発:土壌からプルトニウム 建屋外にも汚染水
福島第1原発(左から)1号機~3号機=福島県いわき市で2011年3月27日午後0時19分、本社ヘリから30キロ以上離れて撮影
福島第1原発2号機の汚染水の様子 ◇格納容器損傷の可能性高まる
東京電力は28日、東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発1~3号機のタービン建屋外にある「トレンチ」と呼ばれるトンネル状の穴の中に水がたまり、2号機では1時間当たり1000ミリシーベルトを超える高い放射線量が検出されたと発表した。建屋地下の汚染水がトレンチに漏れ出した可能性がある。また同日、敷地内の土壌から毒性の強い放射性物質のプルトニウムが検出されたことも明らかにした。いずれも炉心内で作られる放射性物質や放射線量で、11日の被災以来指摘されていた核燃料や格納容器の損傷の可能性が高まった。
プルトニウムの濃度について東電は、1940~80年代に繰り返された大気圏核実験の際、日本に降ったものと同等で人体への影響はないとしている。新たな土壌を採取し、継続的に分析する予定。
トレンチはタービン建屋と海との間にある凹字形トンネルで、非常用電源を冷やすための海水が通る配管や海水をくみ上げるポンプのケーブルなどを納めている。普段は水がないが、1~3号機とも地表付近まで水で満たされているのを27日午後3時半ごろ発見、直後に線量を測定した。
2号機のトレンチの水は1000ミリシーベルト(1シーベルト)以上で、同タービン建屋地下の汚染水と同様、炉心の冷却水の10万倍以上のレベルだった。1号機は0.4ミリシーベルト、3号機はがれきがあるため近寄れず測定していない。周辺の大気の放射線量(1時間当たり)は▽1号機0.4~1ミリシーベルト▽2号機100~300ミリシーベルト▽3号機0.8ミリシーベルト。
東電は最も水面が高い1号機のトレンチについて、海への流入を防ぐ処置を取った。
プルトニウムの調査は21、22日に実施した。1、2号機から500メートル~1キロ離れた5地点で土壌を数百グラム採取し、日本原子力研究開発機構が分析。その結果、全地点の土から原子炉内で発生するプルトニウム239、240が検出され、うち2地点からプルトニウム238も検出された。
大気圏核実験では主にプルトニウム239、240が大気中に放出され、238はほとんどないことから、東電はこの2カ所については今回の事故によるものとみている。
プルトニウムは▽被災時運転中だった1~3号機の炉心▽1~6号機の使用済み核燃料プール内の核燃料▽3号機で使用していたプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料のいずれにも含まれる。今回検出されたプルトニウムの由来について東電は「特定はできない」と話した。
原子炉の冷却作業は、水を増やすほどタービン建屋に汚染水がたまる恐れがあることから難航している。【藤野基文、八田浩輔】
◇「憂うべき事態」
経済産業省原子力安全・保安院の西山英彦審議官はプルトニウムの検出について「健康影響は考えられないが、燃料棒の損傷があることを示している。放射性物質が漏れないようにする(原発に)あるべき五重の壁が破れたことを示す。憂うべき事態だ」と述べた。
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【Q&A】ベクレル・シーベルトの違いは? 雨に濡れたら?
【被災地の子どもたち】この子たちの笑顔のためにも
毎日新聞 2011年3月29日 1時18分(最終更新 3月29日 3時05分)
読売、日経のオンライン版にも同様の記事は載っているが、人類最凶の毒性物質プルトニウムが「健康に影響は考えられない」と言い張る西山英彦審議官(例の禿のカツラ男である。まあ、他人の身体的欠陥を言い募るのは悪趣味だが、この大嘘つきは頭まで嘘で固めているという象徴だ。私だって頭髪には不自由しているのだが)が「健康影響は考えられない」などとまだ言っているところまで書いてあるのは毎日だけだから、そこから転載した。後世への証言だ。ついでながら、朝日のオンライン版にはプルトニウム発見の記事は見当たらなかった。オンライン版の第一面に載せたのは日経のみ。このあたりの姿勢の違いも少し面白いが、今はそれどころではない。
プルトニウムが飛散していることが発覚した以上、福島原発近辺はもはや死の町になったと見るべきだろう。問題は、どの範囲までプルトニウムが拡散するかだが、プルトニウムは重い原子だとは言っても拡散が近辺にとどまるというものでもないようだ。
まあ、第三号機爆発(これを爆発ではないと政府と東電は強弁し、住民の避難がそのために遅れたのだ)によるプルトニウム拡散があるという飯山老人の予言が当たったわけである。
これは首都移転の問題もいよいよ眼前の事態になってきたようだ。もちろん、西への民族大移動も起こるだろう。だが、東日本(北関東)の住民をすべて受け入れるとなると、西日本はどういう状態になるか、難問山積である。
(以下引用)
福島第1原発:土壌からプルトニウム 建屋外にも汚染水
福島第1原発(左から)1号機~3号機=福島県いわき市で2011年3月27日午後0時19分、本社ヘリから30キロ以上離れて撮影
福島第1原発2号機の汚染水の様子 ◇格納容器損傷の可能性高まる
東京電力は28日、東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発1~3号機のタービン建屋外にある「トレンチ」と呼ばれるトンネル状の穴の中に水がたまり、2号機では1時間当たり1000ミリシーベルトを超える高い放射線量が検出されたと発表した。建屋地下の汚染水がトレンチに漏れ出した可能性がある。また同日、敷地内の土壌から毒性の強い放射性物質のプルトニウムが検出されたことも明らかにした。いずれも炉心内で作られる放射性物質や放射線量で、11日の被災以来指摘されていた核燃料や格納容器の損傷の可能性が高まった。
プルトニウムの濃度について東電は、1940~80年代に繰り返された大気圏核実験の際、日本に降ったものと同等で人体への影響はないとしている。新たな土壌を採取し、継続的に分析する予定。
トレンチはタービン建屋と海との間にある凹字形トンネルで、非常用電源を冷やすための海水が通る配管や海水をくみ上げるポンプのケーブルなどを納めている。普段は水がないが、1~3号機とも地表付近まで水で満たされているのを27日午後3時半ごろ発見、直後に線量を測定した。
2号機のトレンチの水は1000ミリシーベルト(1シーベルト)以上で、同タービン建屋地下の汚染水と同様、炉心の冷却水の10万倍以上のレベルだった。1号機は0.4ミリシーベルト、3号機はがれきがあるため近寄れず測定していない。周辺の大気の放射線量(1時間当たり)は▽1号機0.4~1ミリシーベルト▽2号機100~300ミリシーベルト▽3号機0.8ミリシーベルト。
東電は最も水面が高い1号機のトレンチについて、海への流入を防ぐ処置を取った。
プルトニウムの調査は21、22日に実施した。1、2号機から500メートル~1キロ離れた5地点で土壌を数百グラム採取し、日本原子力研究開発機構が分析。その結果、全地点の土から原子炉内で発生するプルトニウム239、240が検出され、うち2地点からプルトニウム238も検出された。
大気圏核実験では主にプルトニウム239、240が大気中に放出され、238はほとんどないことから、東電はこの2カ所については今回の事故によるものとみている。
プルトニウムは▽被災時運転中だった1~3号機の炉心▽1~6号機の使用済み核燃料プール内の核燃料▽3号機で使用していたプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料のいずれにも含まれる。今回検出されたプルトニウムの由来について東電は「特定はできない」と話した。
原子炉の冷却作業は、水を増やすほどタービン建屋に汚染水がたまる恐れがあることから難航している。【藤野基文、八田浩輔】
◇「憂うべき事態」
経済産業省原子力安全・保安院の西山英彦審議官はプルトニウムの検出について「健康影響は考えられないが、燃料棒の損傷があることを示している。放射性物質が漏れないようにする(原発に)あるべき五重の壁が破れたことを示す。憂うべき事態だ」と述べた。
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毎日新聞 2011年3月29日 1時18分(最終更新 3月29日 3時05分)
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