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徽宗皇帝のブログ

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利権集団である自民公明維新に、野党は「理想追求集団」であるだけで対抗可能か
私は岸田政権がこれからどういう政治をやるのか興味を持っているが、基本的には与党でも野党でも、日本人(国民全体)の幸福につながる政治をやる方を応援するだけだ。そして、安倍政権というのは日本近代史上最悪の政権で、政治における倫理と論理を破壊し尽くしたと思っている。菅は、その糞の上塗りをしただけだ。で、安倍菅政治の根幹には竹中平蔵がいたわけで、岸田が彼を政治から遠ざけただけでも、既に素晴らしい仕事をしたと評価している。後は些末な問題だ。問題は、「これからどういう政治をするか」である。
日本の今後に関しては、野党の離合集散は大きな問題であり、特に維新という「竹中集団」がこれから伸びるなら、それこそ日本全体で新自由主義化、つまり政治私物化が横行するだろう。
それを防ぐには、立憲や共産党がこれからどういう進路を取るかが大事であり、下の引用記事はその参考のひとつとなる。
もちろん、この記事の読者コメントにあったが、思想が違う者が同じ集団を作り、それが大集団になっているという「自民党」の例があるわけだが、あれは「当選可能性が高い」「利権に与れる」という大きな特典があるからであり、野党の場合と同一視はできないのである。
まあ、基本的に理想は現実に敗れるものだが、理想無き現実主義とは糞溜めの現実主義である。

(以下「阿修羅」から引用)

無理な同居が不幸の原因(植草一秀の『知られざる真実』)
http://www.asyura2.com/21/senkyo284/msg/111.html
投稿者 赤かぶ 日時 2021 年 11 月 04 日 21:05:15: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

無理な同居が不幸の原因
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2021/11/post-8f3e6c.html
2021年11月 4日 植草一秀の『知られざる真実』



「共産党と共闘する勢力」と「共産党と共闘しない勢力」との間にある違いは何か。

違いが重要で決定的なら、両者が同居することに矛盾と無理がある。

「共産党と共闘しない勢力」の代表が「連合六産別」と「国民民主党」。

この人々の主張は次の傾向を持つ。

1.戦争法制=安保法制を容認

2.原発稼働を容認

3.新自由主義経済政策を容認=消費税増税を容認

これが基本政策。

これに対して「共産党と共闘する勢力」の主張には次の傾向がある。

1.戦争法制=安保法制に反対

2.原発稼働ゼロ

3.共生の経済政策=消費税減税・廃止

これが基本政策。

根本的な相違がある。

この勢力が同居していることに矛盾がある。

2017年に旧民進党が立憲民主党と国民民主党に分離したとき、矛盾解消が期待された。

立憲民主党が「共産党と共闘する勢力」として分離・独立したと理解された。

実際、立憲民主党は共産党の選挙協力を得て議席を増やした。

ところが、紆余曲折があった。

背景に「共産党と共闘する勢力」が拡大することを阻止しなければならないという既得権勢力の思惑があった。

1960年に民社党が創設された。

日本の革新勢力が一枚岩で連帯することを阻止するための工作だった。

民社党の創設に資金支援したのがCIA。

民社党の支援母体とされたのが大企業御用組合連合体である「同盟」だった。

日本の革新勢力が大同団結して選挙に臨むと、いつでも政治刷新、政権交代が生じ得る。

実際、2009年には鳩山内閣が誕生した。

日本の既得権勢力にとっての「悪夢」だった。

この「悪夢」を繰り返さないこと。

これが日本の既得権勢力の至上命題である。

旧民主党=旧民進党が分離・分裂して、「共産党と共闘する勢力」と「共産党と共闘しない勢力」に分かれることは、既得権勢力にとって極めてリスクが大きい。

立憲民主党と国民民主党に分離・分割されて、この方向感が鮮明になった。

「共産党と共闘しない勢力」としての国民民主党が弱体化して立憲民主党が拡大した。

この状況を踏まえて、日本の既得権勢力が立憲民主党に手を入れた。

立憲民主党をかく乱し、立憲民主党が「共産党と共闘する勢力」として純化することを阻止しようとした。

工作部隊の先頭に立ったのが「連合」。

「連合」は旧同盟系組合と旧総評系組合が核になって構築された連合体だが、その主導権を確保したのは旧同盟系組合である「六産別」。

電力、電機、自動車、鉄鋼、機械、金属、繊維、流通等の大企業御用組合連合だ。

連合加盟組合員数は約700万人。

そのうちの約6割に当たる約400万人が「六産別」組合員。

全労働者の6%に過ぎない。

全労働者の6%に過ぎない大企業御用組合連合が立憲民主党に介入し、立憲民主党が振り回されている。

CIAをバックボーンとする彼らの目的は対米隷属・新自由主義追求日本政治を堅持すること。

この目的から、日本の革新勢力の大同団結を妨害している。

立憲民主党がこの混乱から抜けきれないなら、新たに革新連合を創設することが必要になる。

共産党、れいわ、社民と立憲民主党内の革新勢力が大同団結することが必要になる。

立憲民主党が第二自公の方向に進むなら国民民主党と差異がなくなる。

両者が合流しても主権者の強い支持は得られない。

政治刷新を求める日本の主権者は、第二自公勢力と明確に訣別する判断を示すことが必要になる。

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