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徽宗皇帝のブログ

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安倍政権の最大の悪行としての「内閣人事局」設置
「Deeply Japan」過去記事の一部で、時には立ち止まって、今の政治の悪質さの原点は何か、と振りかえるのは非常に有益だろう。

その出発点が小泉総理にあるという考えに同意する人は多いと思うが、安倍総理の「内閣人事局」設置が日本政治の土台そのものを変えた、とも言える。つまり、官僚が完全に骨抜きになったわけだ。日本の官僚を批判する人は多いが、かつての(終戦から高度成長期の日本復興の)その功績や、日本を背負う官僚としての誇りの良さを無視しているのではないか。その良さを完全に叩き潰したのが安倍(第二次か?)政権だったわけだ。
まあ、そのレールが敷かれた後は安部は下野して御用済みとなって廃棄処理されたわけである。

(以下引用)記事筆者も書いているが、「内閣人事局」の看板のあまりにも下手な字は、日本や中国の漢字文化への揶揄ではないか、とすら思う。ちなみに私は無惨なほどの悪筆だが、いい書を見るのは好きである。副島種臣や徽宗皇帝(本物)の書が好きだ。

こうした選挙が行われる中、テレビも新聞も「選挙には金がかかる」という与党と与党になりたいだけの野党第一党(通称「自民その2」)の言い分を垂れ流しているわけだが、ちょっとは脳みそを働かせてみたらどうかと思う。

■ どうしてこうなった

で、このへんな動き、なにか、機能しているのかいないのかわからないような状態は、一体どうしてこうなったのだろう。それぞれ個別の事情もあるだろうけど、全体として大きく2つのことが通底しているのではなかろうかと考えてみる。
1つは、内閣人事局を作ったことによる害。どうあれ国の隅々まで把握して公正な行政を目的に良くも悪くも自律的に存在してきた組織が動かなくなっているのではないのか、ということ。
この禍々しいまでに怪しい字体で描かれたこの局は、2013年、第2次安倍内閣が提出し、2014年に可決・成立した「国家公務員法等の一部を改正する法律」によって内閣法が改正されたことによって、2014年5月30日に設置された。 
いろいろ難しいことを諸先生方は述べるのだが、ぶっちゃけ、これによって、人事が内閣の思うがままとなり、かつ、言うこと聞かないとエライ目にあうという措置までついてる・・・という設計になってしまったと言われている。なぜなら、内閣人事局長さんが警察官僚だから。知らない方は、ざっとwikiでも見てみましょう
で、これによって、結果として、公務員集団が持ち場の目的と機能を自律的に発揮することができなくなり、つまり、上がどう指示するのかだけが気になる、いわばヒラメの大群となってしまったって感じ?
そこで思い出すのが、2017年に福田さんが、かなり思い切った発言をされていたこと。それが深刻になってきてるんじゃないのかなと思う。
こういうのって、設置時から全部が一気に変化するってもんではないわけでしょ。言ってみれば、設置した当の本人の安部ちゃんの内閣では、それ以前の仕組みが生きていた。そこから10年経って、もはやそれ以前の仕組みの良い意味での慣性、惰性、これはこうあるべき、公務員たるべきものこれこれしかじか、という態度が失せてしまっているのかもしれないと考えてみて悪い理屈はないように思う。
もう1つは、勝共連合=統一教会(協会)問題は紛れもなく大ごとである、ってことがそれ自体隠せなくなったのではなかろうか。
昨年、安倍首相が亡くなった時、いくつかの放送局、新聞社が、統一教会というものがございまして、反共を目的として日本の首相連中が深く関与してまいりました、みたいな記事を書いたり、番組を作ったりしていた。それはそれなりに、事実関係が明らかになったことはよかった。
個人的には、写真でしか見たことがなかった1970年の世界反共連盟(World Anti-Communist League、略称WACL) 東京大会の映像を見て、おおおおっと感激した。
その頃のブログ記事はこのへん。
そしてプロパガンダが残った (4):官製デマクラシー
が、あれは、「コントールした開示」だったんじゃないのかしら。
高額のお布施を取られたり、集団結婚をしたりといった被害者の問題だけですまそうとした。他方、この団体によって日本社会がどのように影響を被ったのかについては殆ど無視していた。
そもそも、勝共連合は無茶苦茶に政治的な事情から日本に入り込み、日本の重要人物らが、都心の一等地にお迎えしているわけだから、政治的でないわけもないのに。
しかし、裏金問題でクローズアップされていくる議員の面々を見ると、壺くさいったらありゃしないわけだし、その間に統一教会に解散命令を出すべしと国民の大多数は思っているが、進んでいるんだかいないんだかよくわからない状態となっていた。
国民多数の政府への不信感の根底にはこの統一教会問題があることは明白であるにもかかわらず、政府も主要紙もみんなしてお茶を濁してきた。
そんな中、裏金問題の最中に、
盛山文科相、旧統一教会系から選挙支援 21年衆院選 関係者が証言
盛山正仁文部科学相が2021年の衆院選で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体から推薦状を受け取り、団体が選挙支援をしていたと複数の関係者が朝日新聞の取材に証言した。盛山氏は宗教法人を所管する文科省のトップとして、昨年10月に教団の解散命令を東京地裁に請求している。
というニュースが飛び込んできた。当該団体を所管し、東京地裁に教団の解散命令を出したはずの文科省のその大臣が、当該団体と縁浅からぬ人だったというお話し。
そこから、上で上げた「推薦確認書」らしきものがsns上に出回る事態となった。どこから出てきたのか不明だけど、ガセだという話しも見ない。
多分、フォーマットとか内容の一部に多少の変化はあるかもしれないけど、こういう感じものものが存在することは、国会議員集団や取材チームにとってはよく知られたものだったんじゃないのだろうか・・・。知らぬは国民ばかりなり。





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