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徽宗皇帝のブログ

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宜野湾市民のみなさんへ(宜野湾市長選のこと)
宜野湾市長選が間近に迫っているので、まずは前回の復習から。

伊波洋一氏がこの選挙で敗北したのは、私には残念だったが、この票差を見ると、実に惜しい戦いだったようだ。わずか1.2%の差、票数では900票の差だ。自民・公明の支持基盤である既得権益層の力に、わずかに及ばなかったということだろうか。
勝った佐喜眞淳氏は、宜野湾の富豪家系佐喜眞一族の一人かと思われる。宜野湾のあちこちの、大きな家の表札を見ると、佐喜眞という名であることをよく目撃する。あまり富豪一族のいない沖縄では珍しい現象だ。佐喜眞美術館というものが宜野湾にあるが、その所有者も佐喜眞一族であると思われる。つまり、庶民ではない。選挙資金は十分にあり、地元富裕層の支持もある、ということだろう。
一方の伊波氏は労組出身で、常に警察から監視されながら生活していたようだ。つまり、権力の側ではなく、庶民の側に立つ人間だ。こうしたバックボーンは選挙民には知られることはほとんど無い。知られていたら庶民票の多くは伊波氏に流れ、選挙結果は変わっていただろう。
庶民の中で、佐喜眞氏に投票した人間のほとんどは、普天間基地を移設してくれるなら、海外でも県内でもどこでもいい、海外などへの移設を求めたら永遠に普天間基地は固定化されるだろうから、現実的主張をしていると思われる佐喜眞候補に入れてみよう、と考えたのではないか。
もちろん、伊波氏の一期目の政治が、有権者にとって不満なものに思われた(その背景には本土政府の革新市政への締め付けもあっただろう。)、という可能性もあるが、その頃に「オール沖縄」運動が起こっていたら、伊波氏の圧勝だったはずだ。

今回の市長選については、二期目を狙う佐喜眞候補の対立候補のキャラクターが弱いように私には感じられるが、自公推薦の佐喜眞を選べば、「沖縄県民は普天間基地の辺野古移転を容認した」と本土政界や本土マスコミが言い出すのは目に見えている。
それで本当にいいのか、ということだ。
今回の選挙の真の論点(争点)はただそれ一つである。
庶民の生活など、誰が選挙で勝とうが、(それが橋下のようなキチガイ市長でもないかぎり)たいした違いは生じない。まずは、「自分たちの利益のために他人に不利益を与えて、それで本当にいいのか」と「辺野古移転」のことをよく考えてみることである。あなた(宜野湾市民のみなさん)は、それでいい、というエゴイストなのか。

わずか1%の得票差で勝者と敗者が分かれる、ということをよく考え、自分の一票を真剣に投じてほしい。




(以下引用)


2012年宜野湾市長選挙

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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2012年宜野湾市長選挙(2012ねんぎのわんしちょうせんきょ)は、2012年(平成24年)2月5日に告示され、同年2月12日に執行された沖縄県宜野湾市の市長選挙である。


概要[編集]

2010年に市長に就任した安里猛が心臓疾患の療養を理由に2011年12月28日に任期途中で辞職したことに伴い行われた選挙である[1][2]。宜野湾市は普天間飛行場を抱えており、選挙の結果はその移転問題をめぐり国政にも大きな影響を与えるとして注目された[3]


また2012年1月には沖縄防衛局が職員もしくは職員の親族に本市長選挙の有権者がいるかを調査させたこと、また当時の局長が市長選に親戚も投票するよう要請する内容の講話を実施したことが明らかとなり[4][5]、沖縄防衛局による不当な選挙介入であるとして有権者などからも批判を浴びることとなった[6]ほか、一方で宜野湾市職員労働組合も伊波の選挙活動への協力・投票を呼び掛ける文書を出していたことが判明[7]し、市職労側の地方公務員法公職選挙法違反の疑いが浮上。こうした騒動が選挙に影響するか否かも注目されることとなった[8]

立候補者[編集]

下表の通り、元職と新人の一騎打ちとなった。立候補届出順[9]


候補者名生年月日年齢性別所属党派支持・推薦新現元別備考
佐喜眞淳1964年8月9日47無所属自由民主党公明党新党改革沖縄県議会議員
元宜野湾市議会議員
伊波洋一1952年1月4日60無所属日本共産党社会民主党沖縄社会大衆党元宜野湾市長
元沖縄県議会議員

民主党は普天間基地を日米合意通り辺野古に移設したい党本部と、あくまで県外移設を求める党沖縄県連との間で折り合いがつかず、候補を立てられず自主投票となった。玉城デニー瑞慶覧長敏といった沖縄県選出の衆議院議員、並びに地方議員の一部は伊波を支援した[3][8]

結果[編集]

開票結果は下記の通り[10]


※当日有権者数:69,926人 最終投票率:63.90%(前回比:-3.23ポイント)


候補者名年齢所属党派新旧別得票数得票率推薦・支持
佐喜眞淳47無所属22,612票50.60%自由民主党、公明党、新党改革 推薦
伊波洋一60無所属21,712票49.40%日本共産党、社会民主党、沖縄社会大衆党 推薦

選挙の争点[編集]

普天間基地移設問題をいかに解決するか、また市の経済振興策が主な争点となった[11]


特に普天間問題については、告示日直前にアメリカ在日米軍再編計画を見直す作業の中で沖縄に駐留する海兵隊員をグアムへ先行移転することを検討し始めたことが報道され、これが普天間基地の固定化につながるとの懸念が広がったため関心がさらに高まることとなった[12]。この問題については両候補とも普天間飛行場の沖縄県外への移設を主張し、その点は違いはなかったが、伊波は国外移転を求めたのに対し、佐喜眞の主張は県外移設であり、かつて自由民主党所属の県議会議員時代には条件付きながら名護市辺野古への移転を容認する姿勢を打ち出したこともあった[3][13]


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