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徽宗皇帝のブログ

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専門家もまたB層であるということ
「ジャーナリスト同盟通信」あるいは「日本の風景」から転載。筆者は本澤二郎とかいう、多分「表ジャーナリズム」の人間だと思うが、ベテラン記者のようだ。そのベテラン記者でさえ、日本の政治の実相に気付いたのが最近である、という事実が、この国の国民洗脳の強固さを示している。その例証として、ここに転載しておく。
今、世間で起こっている様々な事件に一喜一憂するのもいいが、常に物事の根源に目を向けることが真の解決への道である。そのためには、いつも過去を参照するべきだろう。
現代は、専門家よりも素人のほうが世間の真実を知っていることが多い。それだけ世の中に情報が溢れているのだが、専門家は自分の専門分野の狭い知見にこだわり、物事の真実が見えないことも多いのである。特に高校大学で教えられた「嘘」で頭がコチコチになっている専門家が学者などには多いようである。


(以下引用)



三木武夫側近の元参院議員・国広正雄は「(戦争犯罪人の)岸信介内閣は、新聞がNOといえば実現出来なかった、と三木が語っていた」と筆者に語った。財閥の代理人(商工官僚)のような戦争責任者の岸を支援した財閥、そしてワシントンの反共政権の圧力にも屈していたのである。その結果としての「戦争犯罪者内閣」が誕生したというのである。日本とおなじような過ちをしたドイツでは100%ありえない政治現象なのだ。
 「新聞の論説委員はワシントンの意向を体して社説を書いている」と語ってくれた元外交官がいた。事実だろう。ワシントンに抵抗出来る新聞・テレビが日本に存在しないのである。鳩山内閣における普天間騒動を、日本メディアはひたすらワシントンから報道して、沖縄と内閣の思いを潰してしまった。

 日本国民の犠牲者でも300万人、その戦争責任を、まだ日本国民自ら問うていない。その点で不思議な国民なのである。軍閥は姿を消したが、生き延びたお上(官僚)と復活した財閥が現政権の権力行使の主体である。恥ずかしくも、悲しい日本の正体なのだ。そこを真っ向から批判できないマスコミ・言論界ということでもある。そんなことも知らないで生きてきた筆者だが、他にもまだ一杯この日本にいるのかもしれない。今こうして問題の本質を指摘できるだけ幸せな方である。

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