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徽宗皇帝のブログ

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戦場を体験していない人間こそが戦争を推進する
「ギャラリー酔いどれ」から転載。


軍隊経験のあるアメリカ人の多くは、そうでない人々より、
現在の傾向がいかに危険かをよく理解している


ここで「軍隊経験のあるアメリカ人」とは、また「実戦経験のあるアメリカ人」でもあると思う。そこが日本との違いではないか。上の命令に唯唯諾諾と従い、むしろ好戦的ですらある人もいるかと思われる日本の軍人(自衛隊員)も、戦場に出て周囲で次々に人が死んでいく光景を見れば考えも変わるだろう。
「本当の戦争」という面白い本があるが、それによれば、ベトナム戦で、戦場で死んだ軍隊高官(将軍大将レベル)はほとんどいなかったらしい。一、二名だったと思う。兵隊が膨大に死んだのはご存じのとおりだ。そしてアメリカ兵の数倍のベトナム兵が死に、兵隊の数十倍数百倍の民間人が死んだ。
ベトナム以降の戦争でも同様であるはずだ。


(以下引用)


◆http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2016/09/post-e025.html
マスコミに載らない海外記事 2016年9月14日 (水)
退役軍人たちが、ドナルド・トランプを支持


☆http://www.strategic-culture.org/news/2016/09/12/
 us-military-vets-come-out-support-donald-trump.html

Andrei AKULOV  2016年9月12日


9月6日、ドナルド・トランプ選挙運動本部は、大統領候補として彼を支持する、
4人の大将と、14人の中将を含む、88人の退役軍人幹部が署名した書簡を発表した。

“2016年選挙は、長年の懸案である、わが国の国家安全保障体制や
政策の軌道修正を行うという、アメリカ人にとって、
緊急に必要とされている機会をもたらしてくれた”と書簡にはある。

退役軍人たちは、オバマ政権の国家安全保障と外交政策に、きわめて批判的だ

署名者の団体は、名誉と尊厳をもって、アメリカ合州国の軍務に服した人々が構成員だ。

トランプ選挙対策本部によれば、書簡をまとめたのは、
ベトナム戦争を経験した米陸軍勲功章受賞者の退役軍人、

チャールズ、ウィリアム准将、元グリーンベレー、ホロコースト生存者として初めて
アメリカの将軍になったシドニー・シャクノー少将だ。

グループの中には、韓国で米軍を指揮した退役大将バーウェル・べルもいる。

トランプは軍が彼を支持しているというニュースに歓声をあげた。

'これだけ多数の卓越した退役軍幹部による素晴らしい支持をいただくのは
大変な名誉だ。彼らの軍務と、私が全軍最高司令官をつとめることに対する
彼らの信頼に対し、全員に感謝申しあげる
'とウェブに書いている。

ドナルド・トランプを、ロシアとのより良い関係を望んでいる元国防情報局局長、
マイケル・フリン中将も支持している
ことも、明記すべきだ。

昨年モスクワを訪問した際には、ロシア・トゥデイのインタビューで、
アメリカ合州国とロシアは、シリア内戦を解決し、
「イスラム国」を打ち破るかめに協力すべきだと、フリンは語った

“アメリカ人は、ロシアにも外交政策と国家安全保障戦略があること、モスクワが、
“暗黙の越えてはならない一線が越えられたので”
シリアのISISに対し、作戦を開始したことを理解する必要があります”と述べ、

さらにこう語った
“…我々が前進する最善の方法は、お互いに共通の利益があることに同意することであり、
そうした共通の利益を実現するために、いかに協力するべきかを考え出さねばなりません”。

退役軍幹部だけではない。共和党候補者は、
軍に関係している有権者全体の支持を楽々得ている。

彼には、アメリカの軍事コミュニティーの確実な支持基盤があるように見える。

最新のNBC News | サーベイ・モンキーの週毎の世論動向調査によれば、
共和党候補者は、現在アメリカ軍の軍務についている、
あるいはついたことがある有権者の中で、

ヒラリー・クリントンより、19ポイント先行している -

55 パーセント対、36パーセント。

NBC News/ウオール・ストリート・ジャーナルの6月、7月と8月の世論調査データ分析によれば、
アメリカ軍と強い結びつきのある郡の有権者は、49% 対 34 %で、
民主党のヒラリー・クリントンより、トランプを好んでいる。

9月7日、ライバルの大統領指名候補者は、軍関係の聴衆に関心がある話題に関する
二人の違いに焦点を当てるフォーラム、
ニューヨークのNBC Newsタウン・ホールに相次いで登場した。

このイベントは、大統領選挙戦最後の追い込みスタートを合図するピストルのようなもので、
今後数週間にわたる、賑やかな論戦がどういうものになるのかの予告編をかいま見せた。

トランプは、大統領に選ばれた場合“ロシアとの極めて良い関係”を約束した。

プーチン大統領と、実に良い関係になれると思うし、
ロシアと、実に良い関係になれると思う
”と彼は述べた。

共和党候補者は、特にプーチン大統領が“82パーセントの支持率”を得ていることに触れて、
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領に対する支持を繰り返した。

トランプは、民主党候補者ヒラリー・クリントンを“むやみに発砲したがる”と非難し、
彼女がアメリカ合州国を国際紛争に引き込みたがっていることを示唆した


両候補者は、2003年のイラク侵略は過ちであったことに同意した。

クリントンは、上院議員として戦争に賛成したのは間違いだったことを認めざるを得なかった。

ドナルド・トランプは、アメリカによるリビア介入を厳しく批判した。

イベントは、共和党候補者がロシアとの関係を含め、外交政策問題に対する姿勢によって、
軍の間で広範な支持を享受していることを示している。

実際、彼は過去の過ちを改めたいと思っている。

元アメリカ国防長官ウィリアム・ペリーは、アメリカ政府が、
ロシアを、大国、あるいは対話の相手国として見なしていないことが、
二国間の関係に悪影響をもたらしていると考えている。

彼によれば、NATOの拡大や、
東ヨーロッパに世界規模の弾頭ミサイル防衛システムの構成要素を配備する計画や、

ロシアの懸念を考慮することなしに、旧ソ連共和国におけるいわゆる
“カラー革命”を支持したことが、二国間関係の悪化をもたらし、
アメリカ権益のためになっていない。

軍隊経験のあるアメリカ人の多くは、そうでない人々より、
現在の傾向がいかに危険かをよく理解している


それゆえ彼らは、現状でできる限りのことをしようとしているのだ。

問題に対処する一つの方法は、ロシアとアメリカとのより良い関係を主張する
共和党候補者を支持することだ。

マスコミが、エルベ・グループに触れることはまれだが、
貢献して、事態を良い方向に変える可能性を十分にもっている。

グループの目的は、アメリカ-ロシア関係に関する微妙な問題に関する、
開かれた継続的な対話チャンネルを維持することだ。

グループは、アメリカとロシア両政府幹部に認知されており、
それぞれの政府との強いコネを誇る退役軍幹部や諜報機関将官が出会う場になっている。

メンバーは、主要外交政策と、安全保障問題について議論している。

ロシアとアメリカの退役軍人たちは、戦略的安定性に関する主要問題について、
差異が残っていることを認識しており、
武力衝突へと滑り落ちるのを防ぐ取り組みの継続が必要だと考えている。

グループは、軍諜報機関や特殊部隊間の連絡復活を呼びかけている。

“我々の戦略的な関係は悪化しつつある一方、共通の脅威は増大している。

両国政府間の対話と協力の欠如が、両国のきわめて重大な権益を脅かしている”と、

2016年3月の会合後に採択されたグループの共同声明にある。

グループの活動は、特にもし、ドナルド・トランプが、大統領選挙で勝利すれば、
両国とアメリカ軍との対話を復活させる場を提供するものだ。


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