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徽宗皇帝のブログ

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戦後最大の国難に際して
この未曾有の地震でTPPも消費税増税も統一地方選挙も内閣の不祥事も、すべて吹っ飛んだ。今はそれどころではない。この戦後最大の国難から日本をいかにして救うかが最大の問題だ。だが、慌ててはならない。行動は素早く、しかし、頭は冷静に行こう。


もはや菅内閣を罵倒している場合ではない。ともかく、彼らが現在の政治の最高責任者であることはどうしようもないのだから、彼らの行動に期待するしかない。もしかしたら、この国難に面して、彼らの愛国心と国民への責任感が蘇り、彼らは真の政治家として生まれ変わるかもしれない。甘い希望だと言われるかもしれないが、人間は変われるものだと私は思っている。誰にでも能力はある。ただ、その方向が問題なだけだ。高い志があるか無いかが問題なのだ。

人間にとって一番大事なのも意志である。善への意志、理想への意志があるかどうかで人生のレベルが決まる。だが、被災地の人々にとって今一番大事なのは生きる意志、最後まであきらめないという意志である。


一枚の毛布、畳一畳分の寝る所、寒風から身を守る屋根と壁、そして毎日の食料が何よりも貴重である。それらは被災者に無償で与えられねばならない。政府予算の固定費を削ってでも、予算の半分くらいを被災者救出と災害復興、被災者援助に充てねばならない。

そのための予算は、日銀から政府への無償融資の形で日銀券を大量発行するしかないだろう。この場合、インフレ懸念などを考慮する必要はない。それはむしろ、「戦争経済」以上に、現在の沈滞した経済から脱却する機会になるはずだ。

他人の窮地につけこんで、陰で暗躍する連中にも監視の目を向けておく必要がある。「人道的援助」という名目だけで目をくらまされないようにしよう。藤永茂博士のブログ「私の闇の奥」にある、ハイチ地震がその後どうなったかが参考になる。

日本国民全体が力を合わせて日本を、他の日本国民を守ること。今、一番大事なのはその意志である。

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