徽宗皇帝のブログ

以前に比べて議論内容がまともになってきているように思う。以前はこういうスレッドにはネトウヨや工作員がどっと押しかけて荒らしまくっていたものだが、下の議論のほとんどは冷静で的確だ。
私は社会主義と共産主義を区別して捉えるべきだという考えであり（実際、高校教科書や参考書でもそう教えているはずだ。）、社会主義は独裁国家以外はどの国家でも政策として必ず含むものであるが、共産主義は「財産の平等」（つまり、働いても働かなくても同じ所得）を目指すとすれば、これは人間性から言って不可能なファンタジーでしかないと思っている。だが、「完全な平等」という思想自体は、理想としては素晴らしい理念であるから、存在意義はある。北朝鮮や過去のソ連や中国は単なる独裁政権であり、人民の生活内容から見て、現実として共産主義国家などでないのは明白である。
社会主義とは、自由競争社会が存在する限り生じる不平等や残酷性を、弱者保護という政策で平等公平に近づけていく思想だ、と考えればいい。あらゆる福祉政策は社会主義である、と私は考えている。社会主義的要素を排除した社会は弱肉強食のジャングルであり、それが新自由主義の社会である。現在のアメリカも日本もそれに近い。
つまり、我々が論じるべきは共産主義ではなく社会主義だということだ。


（以下引用）

2018年08月04日 22:05