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徽宗皇帝のブログ

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日本共産党の再出発を望む
日本共産党の党是で、今や「両刃の剣」となっている「民主集中制」について「赤旗」ホームページから転載する。記事後半には、日本共産党のやり方はスターリンとは違う、という弁明も書いてあるが省略。
問題は、(2)と(4)にありそうだ。さりげなく書いてあるが、これは、「一度決まったことは(次の党大会まで)絶対服従」という恐怖の掟で、宗教組織によくある「法主絶対無謬説」「法主への絶対帰依・服従」に似ている。まあ、つまり「鉄の結束」を作る規約であり、だからこそ共産党が現在まで消滅しなかった要因だろう。だが、これは「革命が起こり得ること、革命を起こすこと」を前提としたシステムではないだろうか。少なくとも、現代のような軟弱人間の時代には、革命が可能だと信じている人間以外には耐えがたい牢獄に思える。
現在、党員数は20万人から30万人のようだし、今のままだと党勢は加速度的に減退していくことはほぼ明白に思える。その党員の多くも日本共産党の現状に不満を持っていると思う。

私は提案する。日本共産党は、かつての「社会党」の後継者になるべきである。つまり、はっきりと共産主義を捨て、社会主義、それも「漸進的社会主義(フェビアン主義)」の政党としてやり直したらどうか。自民党に批判的で平和主義だが、過激な改革は好まないという層こそが、日本国民の大多数だと思う。かつての社会党を支持したのはまさしくそういう層だったのではないか。もちろん、「民主集中制」は捨てることだ。
もはや「共産主義」(社会資産の共有、平等化)そのものが実現不可能な思想(妄想)だというのは明白なのだから、その名前に未練たらしくしがみつくのは愚かだろう。

(以下引用)

日本共産党の民主集中制とはどんなもの?



 〈問い〉 日本共産党が組織原則にしている民主集中制はどういうものですか。旧ソ連のスターリン時代のやり方とどう違うのですか。(兵庫・一読者)


 〈答え〉 民主集中制は、あくまでも日本共産党の内部の規律です。一般社会に押しつけるものではなく、党員が、党の一員としての自覚にもとづいて自発的に守るべきものです。


 その基準は党規約(第3条)に明記されています。


 (1) 党の意思決定は、民主的な議論をつくし、最終的には多数決で決める。


 (2) 決定されたことは、みんなでその実行にあたる。行動の統一は、国民にたいする公党としての責任である。


 (3) すべての指導機関は、選挙によってつくられる。


 (4) 党内に派閥・分派はつくらない。


 (5) 意見がちがうことによって、組織的な排除をおこなってはならない。


 日本共産党は、党の最高機関である党大会を2年または3年の間に1回開きます。党大会の議案は支部総会、地区党会議、県党会議で討議され、その過程で、中央委員会は全国の党員から送られてきた意見を公表し、少数意見の表明の機会を保障しています。党大会から次の党大会までの間は、全党が中央委員会の方針と指導に団結して活動します。

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