10年来、いや20年来の私の持論で、このブログにも何度か書いてきた「植物工場」がこの沖縄でいよいよ実現しそうである。
ちゃんとした堅固な建築物の中で農産物を育てることにより、台風の被害や大雨や旱魃などの被害から農産物を守ることが容易になるだろう。密閉度を高めることで虫害や雑草の生育も防げ、結果的には人間の労力を最小限に抑えられるはずだ。
極端に言えば、この植物工場は将来的には海の上に建設することすら可能だと私は見ている。土壌は大型の引き出しのようにユニット化して定期的に入れ替えればいいのである。海上に作る場合は、海水淡水化装置を併設すればよい。淡水化で析出した塩分やミネラル分も有効利用が可能だろう。
この事業が成功し、作物を野菜だけでなく果樹や小麦などに広げていけば、将来の沖縄独立も可能になるかもしれない。最低でも食物の自給自足ができれば独立は可能なのである。
(再掲載)引用部分は省略
(以下引用)
ちゃんとした堅固な建築物の中で農産物を育てることにより、台風の被害や大雨や旱魃などの被害から農産物を守ることが容易になるだろう。密閉度を高めることで虫害や雑草の生育も防げ、結果的には人間の労力を最小限に抑えられるはずだ。
極端に言えば、この植物工場は将来的には海の上に建設することすら可能だと私は見ている。土壌は大型の引き出しのようにユニット化して定期的に入れ替えればいいのである。海上に作る場合は、海水淡水化装置を併設すればよい。淡水化で析出した塩分やミネラル分も有効利用が可能だろう。
この事業が成功し、作物を野菜だけでなく果樹や小麦などに広げていけば、将来の沖縄独立も可能になるかもしれない。最低でも食物の自給自足ができれば独立は可能なのである。
(再掲載)引用部分は省略
私は、かなり前から、未来の農業はそのほとんどが「屋内農業」になるべきだ、と書いているから、「植物工場が、作れば作るほど赤字だ」という話は聞き捨てにはできない。とは言っても、私の言う屋内農業と現今の植物工場は別物なのだが。
そもそも、
「つうか、普通の農家はビニールハウスとか温室作って、自然光で水耕栽培やってます。電気代使って採算が合うわけがないw バカでも3秒考えれば結論の出る話だ。」
であり、「天然の太陽ならタダ」であるのに、なぜ高い電気代を使う形態の「植物工場」にするのか。根本がおかしいのである。
私の言う「屋内農業」の利点は、何より「密閉空間」で農作物を作り、農作業をすることで、病害虫の被害を防ぎ、農作業を効率化する、ということにあり、その意味では植物工場の「安心・安全な農作物を提供できる」という部分と共通している。問題は、ひとえに「馬鹿高い電気をなぜ使うのか」という点にあるのである。
ビニールハウスのような、すぐに風に吹き飛ばされる脆弱なものではなく、大企業本社のビルのような堅牢な構築物を作り、その外壁は透明なアクリル樹脂にでもすれば、自然光をタダで使った農業工場になる。そこには害虫は入れないから農薬は不要だ。土壌は収穫ごとに入れ替えればいい。つまり、区画ごとに入れ替え可能な設計にすればいい。収穫後の作物の不要部分(茎や枝や根など)は、堆肥にすればいい。完全リサイクル農業である。
これに太陽光発電と海水淡水化設備などを付属させれば、水不足などにも対応できる。土地そのものも、高層化によって「増やせる」のである。
むしろ、海岸にこそ、この種の「農業工場」が作られるのがいいかもしれない。陸上は居住地のみに使えば、狭い国土の有効利用ができる。
私は、日本の農業の未来をそう夢想している。
そもそも、
「つうか、普通の農家はビニールハウスとか温室作って、自然光で水耕栽培やってます。電気代使って採算が合うわけがないw バカでも3秒考えれば結論の出る話だ。」
であり、「天然の太陽ならタダ」であるのに、なぜ高い電気代を使う形態の「植物工場」にするのか。根本がおかしいのである。
私の言う「屋内農業」の利点は、何より「密閉空間」で農作物を作り、農作業をすることで、病害虫の被害を防ぎ、農作業を効率化する、ということにあり、その意味では植物工場の「安心・安全な農作物を提供できる」という部分と共通している。問題は、ひとえに「馬鹿高い電気をなぜ使うのか」という点にあるのである。
ビニールハウスのような、すぐに風に吹き飛ばされる脆弱なものではなく、大企業本社のビルのような堅牢な構築物を作り、その外壁は透明なアクリル樹脂にでもすれば、自然光をタダで使った農業工場になる。そこには害虫は入れないから農薬は不要だ。土壌は収穫ごとに入れ替えればいい。つまり、区画ごとに入れ替え可能な設計にすればいい。収穫後の作物の不要部分(茎や枝や根など)は、堆肥にすればいい。完全リサイクル農業である。
これに太陽光発電と海水淡水化設備などを付属させれば、水不足などにも対応できる。土地そのものも、高層化によって「増やせる」のである。
むしろ、海岸にこそ、この種の「農業工場」が作られるのがいいかもしれない。陸上は居住地のみに使えば、狭い国土の有効利用ができる。
私は、日本の農業の未来をそう夢想している。
(以下引用)
沖縄物産企業連合(那覇市、羽地朝昭社長)は台湾から農業技術を導入し、沖縄県豊見城市内で同社初の植物工場の整備を進めている。年内にも稼働し、早ければ2022年1月に初収穫を見込む。通常の施設園芸と同様に太陽光を利用しながら、作物の生育状態に合わせた養液管理によって無農薬野菜を栽培する。県内では人工光型の植物工場が主流で、自然の太陽光を使って養液栽培する植物工場は珍しいという。生産した野菜は本土向けに販売し、沖縄発の新たな“物産”を目指す。
植物工場は床面積が約990平方メートルで、鉄筋で高さ4メートルの骨組みを建設する。耐久性の高い特殊ビニールを台湾から輸入して外壁と天井を覆い、温度や湿度の生育環境を管理する。ゴーヤーをはじめトマト、ヘチマ、パプリカ、メロンなどの果菜類を栽培する予定。
ビニールを透過する自然光を使用するため、発光ダイオード(LED)などを使った完全人工光の植物工場に比べて電気代が大幅に抑えられる。
沖縄物産企業連合が整備する植物工場は、同傘下のO.T.アグリカルチャー(宮城弘岩代表)が運営し、今後、県内各地で展開するモデル工場としても位置付ける。
宮城代表によると、植物工場の養液栽培は、一般の園芸栽培の植物と比べ成長が速いという。土壌栽培のトマトは一般的に年間2回の収穫だが、同植物工場では年間8回の収穫が見込まれる。自然光利用によるコスト低減と大量生産のメリットにより、作物の値段を安く設定できる。
宮城代表は「大量生産で作物を安く売れるため、県外産と競争できる。県内では付加価値が高い産業が少ないため、県経済にも貢献できる。新たな植物工場で沖縄の新しい産業をつくりたい」と強調した。(呉俐君)
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