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徽宗皇帝のブログ

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欧米による永遠のアフリカ搾取システム
「ROCKWAY EXPRESS」から転載。
この記事は今朝読んだものであり、昨日ここで書いた記事は下記記事を読む前に、他のわずかなうろ覚えの情報を元にして書いたものだが、今回の事件についての読みはほぼ当たっていたようである。
相変わらずの「欧米によるアフリカ搾取」が事件の本質的原因であったということだ。

欧米によるアフリカ搾取はもう何世紀続いているだろうか。そして、その事実を世界がまだ認識していないということは、それこそ驚異であるのだが、世界中にはびこった「教育とマスコミによる洗脳」の力はそれほどに強大であったということだ。つまり、「欧米は情報を支配することで世界を支配してきた」と言える。
私自身、このことに気づいたのはそう昔ではない。40歳を過ぎたころに、仕事の都合で世界や社会の姿を勉強せざるをえなくなり、自分であれこれ読んでいるうちに、なぜアフリカが永遠に発展途上国(地域)であるのか、という疑問が出てきて、それを自分の頭で納得のいく説明を考えた結論が「システム化された永遠の搾取」であった。そして、もう一つの答が「独立国の体裁を取った、旧宗主国操縦傀儡政権による植民地支配」である。
これはネット普及前のことであり、今のように「陰謀実在論」が知られていない頃だったし、アフリカについて論じる人もあまりいなかったから、ほとんど自分の頭で考えだしたものだ。
学校で、「欧米によるアフリカの搾取」を習った人はほとんどいないだろうし、いたとしても、それは過去の出来事、終わった出来事だと軽く扱われていたはずだ。それが学校教育(特に社会科教育)による洗脳である。社会科教師はただ教科書に書かれた通りにオウムのように喋っているにすぎないから、自分たちが欧米による洗脳活動の道具であることなど知らない。況や生徒に於いてをや、である。
世の中のほとんどの人間がB層であることに何の不思議もない、ということだ。
その後、藤永茂博士の「私の闇の奥」ブログを読んで、上に書いた「欧米による永遠の搾取システム」と「旧宗主国による支配」が正解であったこと(もちろん、現実はもう少し複雑だろうが、原理はそうだ)を知って、自分の頭はそれほど悪くはなかったのだと安心したものである。何しろ、詳しい情報や事実は抜きで、大きな全体的現象だけから出した結論だったから、まったくの妄想か、という懸念もあったのである。

というわけで、どこかのマスコミ(経団連)御用達ブロガーの言い草ではないが、「自分の頭で考える」ことでしか世の真実には到達できないし、他人の言葉をただ信じるだけでは永遠にB層のままだ、ということである。




(以下引用)



マリでの戦争:ウラン、金、石油、戦略鉱物の宝庫

資源豊富なマリ共和国

◆1月18日

 11日からマリ北部に対する空爆などの軍事介入をしているフランスを牽制するため、マリ北部地域の独立を宣言しているイスラム武装勢力が隣国アルジェリアの天然ガスプラントを襲撃し人質を取った事件で相当数の犠牲者が出てしまったようだ。

 イスラム武装勢力が人質を取った主な理由は、フランスの空爆を停止させることだった。マリという国家の内紛にフランスという外国が軍事介入をした結果が今回の日本人を含む人質事件であったことを指摘しておかねばならない。したがってもしも今回の事件で犠牲者が大量に出るとすれば、それはフランスにも大きな責任があることを指摘しておく。

 このイスラム武装勢力はアルカイダと関係する組織だということで、アメリカのパネッタ国防長官もアルカイダの危険性を改めて指摘していたが、その同じアルカイダ系イスラム武装勢力が襲撃を繰り返しているシリアでは、反対にアメリカはこのアルカイダ系イスラム武装勢力を支援しているのであるから、アメリカを始めとする欧米諸国、つまりNATO勢力がいかに二枚舌的存在であるかが分かろう、というものである。彼らには一切の大義もなければ、正当性もない。

 では何故、フランスのマリに対する軍事介入なのか、という点を見れば、それが相も変わらず資源の争奪戦である、ということなのだ。マリが天然資源に恵まれている国であり、そのためフランスは旧宗主国としてその利権をがっちり掌握しておきたいのである。ところがイスラム武装勢力が資源の豊富な北部の独立を志向しているため、この動きを叩いておきたい、というところからの空爆を中心とする軍事介入になったのである。

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●マリでの戦争:ウラン、金、石油、戦略鉱物の宝庫
http://www.globalresearch.ca/the-war-on-mali-what-you-should-know/5319093
【1月15日 By R. Teichman】

 フランス政府は以下のように語った:「イスラム主義者の反乱勢力と戦うマリ政府を支援するためフランスは2500名からなる軍を派遣するだろう。フランスは既にマリに750名を展開させている。フランスの輸送機は15日朝にはバマコに到着した・・・我々のゴールは、我々の介入が終了しマリを去る時、マリが安全で正当な政権と選挙があり、領土を脅かすテロリストが存在していない、と言う状態を確立することだ」

 これが公式のフランスとフランスを支援する者たち言い分である。そしてこれが主流メディアで流されている報道内容だ。

 フランスはNATOメンバー国によって支援されている。アメリカのレオン・パネッタ国防長官は、アメリカはマリにおけるフランス軍に情報提供をしていることを認めた。カナダ、ベルギー、デンマーク、ドイツはフランスの侵略を支援して、反乱勢力を粉砕するために物流面での支援を約束している。

 このような言い草を信じるとすれば、我々は本当の紛争の理由について勘違いをすることになるだろう。マリの天然資源を見れば、何が問題なのかはっきり分かるだろう。

■マリの天然資源

金:マリはアフリカで三番目の金の産出国であり、大規模な採掘が進んでいる。・・・マリでは現在7ヵ所で金採掘を行っている。・・・

ウラン:いくつかの企業がウランの鉱床探査を進めている。ファレアでは5000トンの埋蔵量が予想されている。ガオ地区では200トンが見込まれている。・・・

ダイヤモンド:カイェスでは30のキンバリー岩の鉱脈が発見され、その内8つはダイヤモンドが少量含まれていた。シカッソ地区では8つの小粒のダイヤモンドが採掘された。

宝石類は以下で発見されそう:

ニオロとバフォラベ:ガーネットと珍しいmagnetic mineral
ブグニとファレメ盆地:ペグマタイト
ルグルマ:ガーネットと鋼玉
ラドラーデイルフォラ:ペグマタイトとメタモルフォージング・ミネラル
オンボリ・ドゥエンツァ地方:クウォーツと炭酸塩.

鉄、ボーキサイト、マンガン:マリには相当な量が存在しているが採掘されていない。ヂディアン・ケニーバ地区とディアムとバレに200万トンと予想される鉄鉱が埋蔵されている。

ボーキサイトはキタ、ケニーバ、バファンに120万トンが埋蔵されていると考えられている。バファン・マカナ、トンディビ、タシガでは少量のマンガンが発見されている。

炭酸カルシウム岩:ガンガテリに1000万トン(の予想埋蔵量)。アストロに3000万トン、バー・エル・エリに220万トン。
 
銅:可能性としてバファン・マカンとウアタグナ。
大理石:セランケグニーに1060万トン(の予想埋蔵量)が、マタマディバヤに痕跡が確認されている。
石膏:タウデニトに3500万トン(の予想埋蔵量)、ケレイトに370万トン。
カオリン:ガオ近郊に予想埋蔵量1000万トン。
リン酸塩:タマギレルト近郊に予想埋蔵量1200万トン。その他の4カ所に1000万トン埋蔵が予想されている。
鉛・ 亜鉛:テサリト近郊に予想埋蔵量1700万トン。
リチウム:ブグニ近郊に予想埋蔵量400万トン。
瀝青:アガモールとアルムストラト近郊に予想埋蔵量8億7000万トン。
褐炭:ブレム近郊に予想埋蔵量1300万トン。
岩塩:ダウデニ近郊に予想埋蔵量5300万トン。
珪藻岩:ドゥナ・ベリ近郊に予想埋蔵量6500万トン。

その他石油探索が継続されている。またヨーロッパ向けの石油パイプラインの戦略的ルートとしての可能性も浮上している。

このような状況にあるのがマリ共和国である。
どのようなニュースが主流メディアによって報道されようと、今度の新しい戦争のゴールは、国際的企業がマリの天然資源にアクセスすることを保証するためのものである。爆弾と銃弾でマリでなされていることは、アイルランド、ギリシャ、ポルトガル、スペインで負債による奴隷化を通してなされている。そして人々は苦しみ死んでいく。

ガーディアン紙は2日前に以下のように報じた。「人的被害はまだ分かっていないが、12日夜なされた国営テレビにおけるコミュニケでは、コナで少なくとも11人のマリ人が殺害されたという。コナのソリー・ディアキテ市長は、『死人の中には空爆を避けようとして川に飛び込んだために死んだ子供たちも含まれる。その他の者たちは、自分たちの畑あるいは屋外で殺害された者もいる。避難しようとしていた。川で溺れる者もいた。少なくとも3人の子供たちが川に飛び込んだ。彼らは向こう岸に渡ろうとしていた。またインフラに深刻な被害があった』と市長は語った。彼は家族と避難し現在はバマコにいる」

実際の被害がどれほどか、誰も分かっていない。






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コメント

1. 無題

素晴らしい記事ですね!  

今まで欧米系メディアが報道してる内容では貧困の理由が明確に説明されないのをずっと不思議に思っていました。
いつも矛盾を感じるのです。「怠惰だからだ」「教育ができてないからだ」ではあまりに説得力が無さ過ぎる。

日本に入ってくる情報は極めて欧米主観です。二枚舌であっちにもこっちにも武器輸出で儲かりますしね。

知れば知るほど欧米は根が腐ってると感じます
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