まあ、決選投票で右翼細野と新自由主義岡田のどちらを選ぶかで、リベラル派は経済姿勢の危険性より政治姿勢の安全性を優先して岡田に入れた、ということだろう。そうなると、民主党がはたして今後TPPに反対の姿勢を打ち出すかどうか疑問であり、民主党という最大野党がTPP妥結に賛成となれば、日本社会は壊滅、となるわけである。いやはや。
(以下引用)
民主新代表に岡田克也氏 決選投票で細野氏を逆転
朝日新聞デジタル 1月18日(日)15時27分配信
民主党代表選が18日、投開票され、決選投票で岡田克也代表代行(61)が細野豪志元幹事長(43)を破って新代表に選ばれた。1回目の投票では細野氏が僅差(きんさ)で1位だったが、決選投票で岡田氏が長妻昭元厚生労働相(54)を支援した議員の支持を集めて逆転した。政策をめぐる意見の違いが表面化しがちな党内をまとめ、「1強自民」に対して対立軸を示せるかが新代表の最大の課題だ。
【動画】民主党新代表に岡田克也氏=飯塚晋一撮影
新代表に選出された岡田氏は、臨時党大会で「政権を担える政党だと思ってもらえるよう、しっかりした戦いを安倍自民党とやっていく」と強調。直後の記者会見で、安倍政権にただす当面の課題として(1)経済政策(2)戦後70年の節目にあわせた首相談話(3)安全保障法制――を挙げた。
決選投票前の演説では、歴史認識をめぐる安倍晋三首相との違いを強調し、「日本は過去の過ちをしっかり認める国でないといけない」と述べた。細野氏が前向きだった集団的自衛権の行使容認につながる安全保障基本法の制定については「賛成することはできない」と語った。
維新の党との関係については、会見で「国会での協力は非常に重要だが、現時点で同じ党になることは考えられない」と語り、合併を否定した。
国会論戦や4月の統一地方選を目前に、党役員人事では党の要の幹事長に、リベラル色が強く、長妻氏を支持した議員との関係も良好な枝野幸男氏の続投が浮上。21日にも両院議員総会を開いて正式に決める。
代表選は、1回目の投票で国会議員と地方議員のポイントで先行した細野氏と、党員・サポーターで1位だった岡田氏が競り合った。2人とも過半数のポイントに達せず、上位2人による決選投票となった。長妻氏を支持したリベラル色が強い議員票の行方が焦点だったが、かつて野党再編を唱え、保守派の支援も受けた細野氏への警戒感から、一定の長妻氏支持票が岡田氏に流れた。党員・サポーターの投票率は46・21%。新代表の任期は2017年9月まで。
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民主党代表選は18日、国会議員と国政選挙公認内定者による決選投票となり、岡田克也代表代行(61)が133ポイント、細野豪志元幹事長(43)が120ポイントを得て、岡田氏が新代表に選ばれた。
国会議員と地方議員、党員・サポーターらによる1回目の投票結果は、細野氏が298ポイント、岡田氏が294ポイント、長妻昭元厚生労働相(54)が168ポイントだった。
朝日新聞社
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