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徽宗皇帝のブログ

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中央銀行自体が破産する日?
増田俊男の直近の「時事直言」の言葉が興味深いので転載しておく。
かの銭ゲバ増田も、「歴史の終わり」(要するに「資本主義、少なくとも現在の形の資本主義の歴史」の終わり)を予感しているようだ。人間性に疑問符はつくが、世界政治と世界経済の関係を深く考えてきた人間には違いないだろうから、この言葉には重みがあるのではないか。


(以下引用)本文中の赤字部分は徽宗による強調。これは意表を突く言葉である。中央銀行が無制限に国債引き受けをしていればいずれは確かにそうなるわけだが、私は(法の縛りが表向きはあっても)中央銀行は何があろうと勝手に貨幣を発行するだろうと思っていたので、こういうことが起こるという可能性は想像できなかった。
まあ、中央銀行が破産して、政府が直接に貨幣を発行するようになれば、「金融資本主義」は終わることになるわけだ。


平成27年1月16日
歴史の終わりに
[その1]




我々が幸いにも21世紀に生を受けていることは驚くべきことである。
今日まで人間の歴史は変転を続けてきたが、歴史が終焉し、新しい歴史誕生の時代に遭遇する人間は古今東西我々だけである。
我々はこの時、この世に生を与えてくれた神に感謝しなくてはならない。

自然の恵みが100億人の欲望を満たせなくなった時、
生活水準が贅沢の段階になった時、
先進国の需要が後進国の供給を下回る時、
財政黒字が望めず国の借金が返済不能になる時、
中央銀行の資産の総てが国の借金〈国債〉になる時
通貨価値がマイナスになる時、
物価が下がり続ける時、
中央銀行が金利と物価のコントロール能力を失った時、
マネーが成長でなく金融植民地主義に走る時、
暴力が法を超越する時、
核兵器が通常兵器になる時、
マスコミが無能化する時、
基軸通貨(ドル)の信認が喪失する時、
世界の警察(アメリカ)が消える時、
国連が無機能になる時、
政治がポピュリズムに走る時、
極右、ナショナリズムが台頭する時、
極左、サボタージ、ストライキが横行する時、
国家予算が特定個人資産を下回るような小さな国家になる時、

(以上は思いついた順)

現在の世界の政治体制は終焉し、新しい体制に向かい、世界経済・金融体制は崩壊し新しい体制に移行する。
これから世界の市場を破壊し、世界を戦争に誘導し、知らぬ者の犠牲のもとに知る者が新しい歴史を作る。
唐突に思われるだろうが、今にいろいろな形になって現れる。
知る者になる必要がある。





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