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徽宗皇帝のブログ

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社会主義が嫌悪される理由?
少し前の「谷間の百合」さんのブログ内の文章だが、問題提起として引用しておく。
私が不思議でならないのは、世間に社会主義や共産主義を嫌悪する人間が膨大に存在することで、その大半は西側マスコミの反共キャンペーン(あるいは反社会主義キャンペーン)の根強い影響だと思っているが、問題は、それらの人々は社会主義嫌悪・共産主義嫌悪の言葉を出し、その姿勢を示すが、その理由を明示したことがほとんど無いことで、谷間の百合さんのように理由を示したのは稀有の例なのである。
その意見の当否の判断は別として、「ああ、こういう意見もあるのだ」という事例としてここに残しておく。いずれ、ゆっくりとこの意見に対して考えてみたい。一応、「平等社会を作る名目で、実は特権階級が形成され、国民が管理され監視され、密告が奨励される社会になる」というのがかつてのソ連であったというのは事実に近い(もちろん、これも西側マスコミによって伝わったものだ)かと思われるが、それがべつに社会主義の宿命的な結果かどうかは即断できないのではないかと思う。たとえばキューバなどはそのような管理社会、密告社会のようには思えないが、その代わり、貧困からの脱出は上手く行っていないように思える。

(以下引用)


これは別に書くつもりでいたのですが、わたしが社会主義や共産主義を否定するのは、これと同じ問題を含んでいるからです。
選別する、平等にするということの本質は同じです。
どちらも権力が介入します。
平等にするためには権力が必要になるからです。
その権力が特権階級を形成し国民を管理し監視し密告を奨励する社会になります。
社会主義の失敗は歴史が証明していますが、この先どんなやり方を採っても必ず最終的にはそういう社会になります。
(「善き人のためのソナタ」という映画が社会主義の欺瞞や非人間性を完膚なきまでに剔出していました。)


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コメント

1. 無題

ウイグル人が電車に乗せられて収容所に連れていかれる様子 ←共産主義の明かな暴挙の事例。そうでなくとも、「100歳の台湾人革命家・史明 自伝」には、共産党に入って実際に見聞して得た共産主義の誤り(独裁官僚主義・密告・仲間内のリンチ)が簡潔に述べられています。浅間山荘事件は、特に仲間内のリンチを覚えます。また、内ゲバ?渋谷駅と井の頭線の通路に、「直径1.5m程度のきれいな真っ赤な血たまり」を見た記憶もあります。共産党の不破氏の屋敷の記事を覚えております。ベーシックインカムは良いと考える人もいるでしょうが、政府に都合の悪い人に対する支給の凍結を考えていないのでは?また、共産主義は天皇制度を許さない。以上が、だいたいの共産主義の毛嫌いの理由です。右翼はお金に汚い贈賄の歴史、左翼は粛清にみる暴力の歴史、殺されるよりお金を贈る方がまだ救いがありませんか?

2. 無題

今日、共産主義の本質を簡潔に分かり易く解説した記事を見つけました。
このブログ主は自身で学歴も社会的地位も無縁と言っている方ですが、ブログから受ける印象は、自分の頭で独自に思考する能力と思考に働く飛び抜けた勘働き・人並み外れた行動力・独立独歩の強い意思の持ち主、ただ、天皇制に反対の意見から推測すると、霊的な知識には興味がない方のようです。

共産主義とは何だったのか?
東海アマブログさんのサイトよりhttp://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1203.html<転載開始> 今から、ち...
2020/08/01 21:11


阿川佐和子が、よくラジオで「共産主義」を敵視し、無条件に排除する発言を繰り返しているが、彼女は、たぶん共産主義を学ぼうとしたことがない人だろう。
 彼女は、共産主義というレッテルだけに踊らされて、その正体が、組織官僚による利権集団であることの意味を、まるで理解していない。

 「共産主義」という悪のレッテルの正体は、「みんなが平等な社会を作る」という本来のビジョンとは、まるで異なり、労働者を管理するシステムに乗っかった官僚たちが、利権を享受する体制であることを理解していないと、阿川佐和子のような根源的誤認を起こすことになる。

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