「カレイドスコープ」から転載。
新刊書の提灯持ち記事のさらに提灯持ちになるが、こういう本はできるだけ読まれてほしいから、拡散に協力しておく。もっとも、私は買わないと思うが。下記記事で読むかぎりでは、私の漠然と知っていることの「事実による確認」しか得られないだろうからだ。
私は個人が物事(主に政治事象についてだが)を判断するのに「事実による証明」などほとんど不要と思っている人間なのである。
ある命題が正しいかどうかは、論理が正しいかどうか、自分の直観に合致しているかで判断すればいいと思っている。(顔を見れば人格は分かる、というのがその直観の例だ。)
もちろん、すべてが「事実」に合致していないのであれば、それは信じないと思うが、そもそもその「事実」は誰が提出し、誰が認めたものなのか、という根本を私はたいして信じていないのである。
いわば、「藪の中」や「羅生門」的認識論者である。森鴎外の言葉を借りれば、「かのように」主義者だ。つまり、「絶対的なものはないから、とりあえず便利な命題を採用しておけばいい」という主義である。
まあ、学校などで「日本は民主主義国家でも法治国家でもない」「ビッグバンも進化論も地球温暖化も嘘である」と教える日がくれば、私も世間で言う「事実」を信じるようになるだろうww
だが、下の新刊書のキモと思われる、「自衛隊は米軍の指揮下にある」というのは、ネット世界の政治ブログ読者の大半には常識でも、世間一般の常識ではないだろうから、この本が広く読まれることには啓蒙的意義があると思う。
(以下引用)
Fri.2016.05.13
「戦争の脅威が生じたと米軍司令部が判断したときは、すべての日本の軍隊は、アメリカ政府によって任命された最高司令官の統一指揮権のもとにおかれる」
(アメリカ側 旧安保条約原案→本文127ページより抜粋)
“アメリカ政府によって任命された最高司令官”になるために、日本国憲法を蹂躙し、せっせと国富を投げ売りする我が国のトップがいる。いったい、何が「日本の真の独立」なのか・・・
日本の戦後史に隠された最後の秘密ー米国による「統一指揮権密約」が、とうとう明らかにされた!
自衛隊は、「戦争になったら、米軍の指揮下にはいる」のではなく、すでに「最初から、米軍の指揮下でしか動けない」・・・
巧妙で複雑な法的レトリックで包まれた「戦争の密約方程式」が、本書で完全に証明された。
今年2月頃、「5月に、日本をゆるがすような衝撃的事実を明らかにした本が出版される」と、ほんの2、3行だけ書いたことがありましたが、それがこの本、「日本はなぜ、『戦争ができる国』になったのか」です。
圧力がかからないように今まで伏せてきましたが、いよいよ、5月26日、集英社インターナショナルから発売です。
私の手元に届いたのは、本刷り前のパイロット版なので、実際の表紙はどのようなデザインになるのかわかりませんが、黄色を基調とした目に付きやすい色目になるでしょうから、5月26日、書店の平積みコーナーを見ていけば、すぐに分かるでしょう。
著者は、「日本はなぜ、『基地』と『原発』を止められないのか」で、日本の政界、メディア界をもゆるがした矢部宏治(やべ・こうじ)氏。
戦後、まるでタブー視するかのように、大マスコミが触れてこなかった「日米・密約法体系」の闇に、今まで、誰もが、その存在すら知らなかった、半ば埋もれかかっていた数多くの公文書等によって初めて光を当てた類まれな優良書の著者です。
ちなみに、Amazonの通販ページのカスタマーレビューに投稿された211人の読者のコメントを読めば、ほとんどが五つ星評価という、まれに見る高い評価を得ている本であることが分かります。
この本の刊行直後、著者の矢部宏治氏が偶然、沖縄で鳩山友紀夫元首相と会ったとき、鳩山氏は、こう言いました。(ブログ管理人注:由紀夫→友紀夫に改名した)
「あなたが矢部さんですか。すごい本を書きましたね。
私は、この問題(日米合同委位階などの軍事上の密約を生み出す法的な構造)について、全然知りませんでした」・・・
そう、ほとんどの政治家、憲法学者でさえ知らなかったのです。
そして、この第二弾ともいうべき、「日本はなぜ、『戦争ができる国』になったのか」(5月26日に書店に並ぶ)は、前作をさらに深耕し、「日米密約の法概念」から「自衛隊の指揮権は誰にあるのか」という、日本の超エリート(戦争を計画的に引き起こしてきたグローバルな支配層の走狗とも言う)でさえも知らない「密約×密約」を、つまびからにしているという点で、まさに“驚愕の書”と言っても、決しておおげさな表現ではないはずです。
「米軍は、条約や協定の組み合わせによって、日本の自衛隊を戦争で自由に使う法的な権利(指揮権)をもっている、ことを完全に証明できたものと思っていますが、この問題は、かなり複雑な法的トリックが使われているので、前作の「日本はなぜ、『基地』と『原発』を止められないのか」よりも、少し読みにくいかもしれません」ー矢部宏治氏談
とのことですが、今回は、図解や相関図などが挿入され、重要ヵ所は適切に強調され、字間と行間のバランスもいいので、前作よりも、さらに読みやすくなっていると思います。
著者も編集者も、「高校生でも、すらすら読めるように編集することを考えた」と言っているように、特に日本の暗黒の政治史に関心を持たなかった主婦やOLにとっては必読です。
なぜなら、すでにこの世に生を受けた子供や、まだ見ぬ子供を、やがて親となるであろう彼女たちの無知・無関心のために死に追いやってもいいはずがない、という、しごく簡単な親としての自覚に目覚めるはずだからです。
そうでない親御さんたちは、極東で紛争が起こったとき、おそらく塗炭の苦しみを味わうことになるかも知れません。
私は、すでに目を通しましたが、著作権保護のために、内容はここに書くことができません。
新刊の紹介ですからくどくど書きませんが、日本が本当に繁栄するためには、「(外国勢に)どんなにちょっかいを出されても、どんなに唆されても、戦争に引き込まれないこと」であることは、徳川慶喜が証明しています。
日本は、まるでゲーム感覚で戦争をやろうとしている好戦的な一部のクレージーな人々を政界から完全に追い出すことによって、破壊されてしまった法秩序を取り戻し、再び、繁栄の軌道に乗せることができるでしょう。そうでなければ、ならないはずです。
おそらく、鳩山元首相がこの本を読んで、再び日本のどこかで著者に偶然、会ったとき、彼は著者にこう言うかもしれません。
「命がけで書いたのですね」・・・
「日本はなぜ、『戦争ができる国』になったのか」(5月26日刊)は、現時点では予約注文にも関わらず、Amazonのカテゴリー別で、すでに第一位、全カテゴリーの中でも13位です。(5月14日時点)
特に、「国連軍」とは、いったい何なのか。「国連軍」のヒエラルキーは、もうステルスではなく、現実に戦後から存在していたことなど、陰謀論を超えて史実の上でも、法的にも確実に押さえておきたい人は、避けて通ることができない一冊でしょう。
新刊書の提灯持ち記事のさらに提灯持ちになるが、こういう本はできるだけ読まれてほしいから、拡散に協力しておく。もっとも、私は買わないと思うが。下記記事で読むかぎりでは、私の漠然と知っていることの「事実による確認」しか得られないだろうからだ。
私は個人が物事(主に政治事象についてだが)を判断するのに「事実による証明」などほとんど不要と思っている人間なのである。
ある命題が正しいかどうかは、論理が正しいかどうか、自分の直観に合致しているかで判断すればいいと思っている。(顔を見れば人格は分かる、というのがその直観の例だ。)
もちろん、すべてが「事実」に合致していないのであれば、それは信じないと思うが、そもそもその「事実」は誰が提出し、誰が認めたものなのか、という根本を私はたいして信じていないのである。
いわば、「藪の中」や「羅生門」的認識論者である。森鴎外の言葉を借りれば、「かのように」主義者だ。つまり、「絶対的なものはないから、とりあえず便利な命題を採用しておけばいい」という主義である。
まあ、学校などで「日本は民主主義国家でも法治国家でもない」「ビッグバンも進化論も地球温暖化も嘘である」と教える日がくれば、私も世間で言う「事実」を信じるようになるだろうww
だが、下の新刊書のキモと思われる、「自衛隊は米軍の指揮下にある」というのは、ネット世界の政治ブログ読者の大半には常識でも、世間一般の常識ではないだろうから、この本が広く読まれることには啓蒙的意義があると思う。
(以下引用)
Fri.2016.05.13
「戦争の脅威が生じたと米軍司令部が判断したときは、すべての日本の軍隊は、アメリカ政府によって任命された最高司令官の統一指揮権のもとにおかれる」
(アメリカ側 旧安保条約原案→本文127ページより抜粋)
“アメリカ政府によって任命された最高司令官”になるために、日本国憲法を蹂躙し、せっせと国富を投げ売りする我が国のトップがいる。いったい、何が「日本の真の独立」なのか・・・
日本の戦後史に隠された最後の秘密ー米国による「統一指揮権密約」が、とうとう明らかにされた!
自衛隊は、「戦争になったら、米軍の指揮下にはいる」のではなく、すでに「最初から、米軍の指揮下でしか動けない」・・・
巧妙で複雑な法的レトリックで包まれた「戦争の密約方程式」が、本書で完全に証明された。
今年2月頃、「5月に、日本をゆるがすような衝撃的事実を明らかにした本が出版される」と、ほんの2、3行だけ書いたことがありましたが、それがこの本、「日本はなぜ、『戦争ができる国』になったのか」です。
圧力がかからないように今まで伏せてきましたが、いよいよ、5月26日、集英社インターナショナルから発売です。
私の手元に届いたのは、本刷り前のパイロット版なので、実際の表紙はどのようなデザインになるのかわかりませんが、黄色を基調とした目に付きやすい色目になるでしょうから、5月26日、書店の平積みコーナーを見ていけば、すぐに分かるでしょう。
著者は、「日本はなぜ、『基地』と『原発』を止められないのか」で、日本の政界、メディア界をもゆるがした矢部宏治(やべ・こうじ)氏。
戦後、まるでタブー視するかのように、大マスコミが触れてこなかった「日米・密約法体系」の闇に、今まで、誰もが、その存在すら知らなかった、半ば埋もれかかっていた数多くの公文書等によって初めて光を当てた類まれな優良書の著者です。
ちなみに、Amazonの通販ページのカスタマーレビューに投稿された211人の読者のコメントを読めば、ほとんどが五つ星評価という、まれに見る高い評価を得ている本であることが分かります。
この本の刊行直後、著者の矢部宏治氏が偶然、沖縄で鳩山友紀夫元首相と会ったとき、鳩山氏は、こう言いました。(ブログ管理人注:由紀夫→友紀夫に改名した)
「あなたが矢部さんですか。すごい本を書きましたね。
私は、この問題(日米合同委位階などの軍事上の密約を生み出す法的な構造)について、全然知りませんでした」・・・
そう、ほとんどの政治家、憲法学者でさえ知らなかったのです。
そして、この第二弾ともいうべき、「日本はなぜ、『戦争ができる国』になったのか」(5月26日に書店に並ぶ)は、前作をさらに深耕し、「日米密約の法概念」から「自衛隊の指揮権は誰にあるのか」という、日本の超エリート(戦争を計画的に引き起こしてきたグローバルな支配層の走狗とも言う)でさえも知らない「密約×密約」を、つまびからにしているという点で、まさに“驚愕の書”と言っても、決しておおげさな表現ではないはずです。
「米軍は、条約や協定の組み合わせによって、日本の自衛隊を戦争で自由に使う法的な権利(指揮権)をもっている、ことを完全に証明できたものと思っていますが、この問題は、かなり複雑な法的トリックが使われているので、前作の「日本はなぜ、『基地』と『原発』を止められないのか」よりも、少し読みにくいかもしれません」ー矢部宏治氏談
とのことですが、今回は、図解や相関図などが挿入され、重要ヵ所は適切に強調され、字間と行間のバランスもいいので、前作よりも、さらに読みやすくなっていると思います。
著者も編集者も、「高校生でも、すらすら読めるように編集することを考えた」と言っているように、特に日本の暗黒の政治史に関心を持たなかった主婦やOLにとっては必読です。
なぜなら、すでにこの世に生を受けた子供や、まだ見ぬ子供を、やがて親となるであろう彼女たちの無知・無関心のために死に追いやってもいいはずがない、という、しごく簡単な親としての自覚に目覚めるはずだからです。
そうでない親御さんたちは、極東で紛争が起こったとき、おそらく塗炭の苦しみを味わうことになるかも知れません。
私は、すでに目を通しましたが、著作権保護のために、内容はここに書くことができません。
新刊の紹介ですからくどくど書きませんが、日本が本当に繁栄するためには、「(外国勢に)どんなにちょっかいを出されても、どんなに唆されても、戦争に引き込まれないこと」であることは、徳川慶喜が証明しています。
日本は、まるでゲーム感覚で戦争をやろうとしている好戦的な一部のクレージーな人々を政界から完全に追い出すことによって、破壊されてしまった法秩序を取り戻し、再び、繁栄の軌道に乗せることができるでしょう。そうでなければ、ならないはずです。
おそらく、鳩山元首相がこの本を読んで、再び日本のどこかで著者に偶然、会ったとき、彼は著者にこう言うかもしれません。
「命がけで書いたのですね」・・・
「日本はなぜ、『戦争ができる国』になったのか」(5月26日刊)は、現時点では予約注文にも関わらず、Amazonのカテゴリー別で、すでに第一位、全カテゴリーの中でも13位です。(5月14日時点)
特に、「国連軍」とは、いったい何なのか。「国連軍」のヒエラルキーは、もうステルスではなく、現実に戦後から存在していたことなど、陰謀論を超えて史実の上でも、法的にも確実に押さえておきたい人は、避けて通ることができない一冊でしょう。
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