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徽宗皇帝のブログ

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通貨価値の国際比較と時代
「逝きし世の面影」コメント欄の宗純氏自身のコメントの一部だが、珍しく経済問題についてコメントしている。まあ、どこまで信頼が置けるかは知らないが、なかなか興味深い発言もある。ただし、各国の通貨相互の貨幣価値は、20世紀以降しか比較はできないだろう。「高慢と偏見」や「ジェイン・エア」の時代の通貨価値比較はあまり意味が無いと思う。だいたい、使っていた貨幣が各国ごとに時代で違う。「ジェイン・エア」や「高慢と偏見」では、カネに絡む外国の話はたぶんひとつも出て来ない。(私の読んだ限りでは記憶にない。)それでどうして外国の貨幣とイギリスの貨幣の価値比較ができるのだろうか。貨幣価値の参考としての国内での物の価格も、近代工場が出来る前の話とそれ以後とは比較は困難だろう。知らんけど。と、最近の宗純氏のお得意のフレーズを言っておくwww 



(以下引用)

そもそも国の借金とは自国通貨と外債では意味が丸っきり違っていて、レンドリース法の第二次世界大戦の借金をイギリスがアメリカに返したのが2006年。
1905年の日露戦争の英国債を日本が返し終えたのがバブル経済でイケイケどんどんだった1986年で、これはチェルノブイリ原発事故と同じ年だった。円建てだったならハイパーインフレの敗戦時に帳消しになっていたが、運悪くイギリスのポンド建てだから80年もかかって借金を払うことになる。
1980年当時は1ポンドが500円前後だったものがサッチャー首相の1982年フォークランド紛争で経済に大ダメージ。日本経済がパブルで加熱した1986年には半分以下の240円になっていたが、私たちが覚えているWWⅡ後の英国ポンドの値打ちは1000円を超えていたのです。
ちなみに、20世紀初めごろの七つの海を支配した世界帝国イギリスの経済は凄まじくて、第一次世界大戦前の当時の小説から推察する1ポンドの値打ちは
E・M・フォースター『ハワーズ・エンド』(1910年)では1ポンド1万6000円
シャーロット・ブロンテ『ジェイン・エア』(1847年)では1ポンドが1万2000円
ジェイン・オースティン『高慢と偏見』(1813年)では1ポンド9,300円
1ポンドが1万円以上の値打ちがあった世界帝国イギリスポンドが勝利した第一次世界大戦と第二次世界大戦後には10分の1の千円超に下がって、1986年当時は240円超になる、現在はその半分程度の値打ちに下がっています。
米レンドリース法の場合はドル建てなので、イギリスとしては苦しんだと思われるが、自国通貨建てなら好きな時に何時でもハイパーインフレで踏み倒すことが自由に出来ます。
逆に考えればアメリカにとってのウクライナ戦争はドル建てのレンドリース法なので好き勝手にぼろ儲けが可能。全ては1941年2月のルーズベルト大統領以来81年ぶり2回目のアメリカ武器貸与法(レンドリース法)に収斂するでしょう。ネオナチ親衛隊テロリスト集団が国家中枢を乗っ取ったウクライナは間違いなく破産し国家消滅します。逆立ちしても借金が返せないのです

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