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徽宗皇帝のブログ

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全世界的な「不可侵条約」、という考え
今日は、これからの世界と日本が平和を得るためにどうすればいいかを考える上で重要なヒントとなりそうな「思考素」を二つ、備忘的にメモしておく。(引用1)と(引用2)がそれだ。
特に、増田俊男の

世界のすべての国と不可侵条約を締結する

は、「コロンブスの卵」ではないか。その前後に書かれた部分、「憲法9条の廃棄」と「軍備増強」にはまったく同意できないが、おそらくこれは「対等に近い軍事力を持った国同士でないと不可侵条約を持ち出しても鼻で笑われるだけになるだろう」という考えかと思う。はたしてそうか。そうなると、永遠に世界的な軍拡競争が続くしかない。
私は、逆に、政治は道義には逆らえない、と思う。その道義がいかにいい加減な、うわべだけのものでも、少なくとも表向きには道義に逆らえないのが国際政治だと思う。だからこそ国際政治では常に戦争や暴力に何らかの「口実」を付けるのである。とすれば、弱小国家が不可侵条約を申し出た時、大国や強国は「ならばわが国の属国になれ」とはっきりと言えるだろうか。今の時代に、そういう帝国主義的発言をすれば、それこそ世界中から叩かれることになるだろう。だから、「民主化運動」や「テロリスト」を利用してその国を内部から崩壊させ、その国の支配権を手に入れるというまだるっこしい手続きを取るのである。これは逆に政治は「道義」には逆らいがたいという事実を示しているのではないか。
まあ、これはまだ思いついただけのことだから、今後の考察課題にしたい。
少なくとも、世界中の国が他の国々すべてと「不可侵条約」を結べば、全世界の平和が実現することにはなるわけだ。もちろん、条約などいつでも破れるものだ、と言えばそうではあるが、それを破る者には全世界からの非難が来る、というプレッシャーはある。それが戦争への抑止力になるとは思う。
今思いついたが、「経済的不可侵条約」というものも考えられる。もちろん、TPPなどの経済侵略を不可能にする条約だ。よく知らないが「神州の泉」氏の言う「エクソン・フロリオ条項」はそれに近いのではないか。
「交流はするが、侵犯(相手に危害を加えること)はしない」というのが真のグローバリズムというものだろう。



(引用1)「逝きし世の面影」から転載。赤字は徽宗による強調。




 解決不能の、ウクライナ危機とガザ侵攻の二つに共通する原因とは双方共に、親ロ派やハマスなどの『直接の当事者』間の会話が成り立たないことが最大の原因なのです。
ウクライナもイスラエルも、紛争相手を『テロリストである』として対話(直接協議)を拒否、(決して武力だけでは解決しないのに)武力解決しか考えていない。




(引用2)「増田俊男の時事直言!」から転載。赤字は徽宗による強調。



アメリカの国益のために押し付けられた「座して死を待つ憲法第9条」の平和憲法を破棄して自主憲法を制定し、自らを守る強い軍事力を持たねばならない。日本がなすべきことは強力な軍事力を持った上で日米安保を破棄してアメリカとの不可侵条約に切り替え、日本国土から米軍を撤退させることを条件に中国と不可侵条約を結ぶ。ロシアとは平和条約と不可侵条約、韓国、北朝鮮とも不可侵条約を結び、世界のすべての国と不可侵条約を締結することである。一定の国と安全保障条約を結んだり、一定の軍事同盟に属することは他の国または同盟と敵対関係になる。日本は世界で唯一いかなる国とも敵対関係をもってはならない。日本は平和と言う状態を祈りながら待つのではなく世界に十分脅威を与えるに足る軍事力を持ちながら自主的かつ積極的に平和を創造しなくてはならない。


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