安倍政権がこれまでやってきた事の一覧 よくこれで支持率が約4割があるのに驚く
"経済・政治・社会"カテゴリーの記事一覧
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民主党の選挙作戦は、これ1本でもいいんじゃないの?
まあ、官僚に踊らされて消費税を上げさせられた菅、野田という二大馬鹿総理(猿回しの猿ね)のおかげで、消費税に関しては民主党は何も言えない立場になってしまっているし。(笑)
枝野もそろそろ福島原発事故の「ただちに危険はありません」発言も時効だろうから、頭の良さや弁舌能力などから見て、民主党は枝野を党首にして、彼を先頭に立てて戦うのもいいと思うのだが。細野は顔はイケメンだが、政治思想がはっきりしない男だし、消費税増税派の岡田やユダ金&ジャパンハンドラーズの回し者前原は最悪だろう。海江田は、顔も性格も頼りない感じだ。そもそも、彼も、何のために政治家になったのか、はっきりしない男である。
(以下引用)「最低限、結婚できる雇用を」民主・枝野幹事長
2014年11月28日17時26分
いつ首になるかわからない、100万円とか150万円の賃金で、結婚しようとか家庭を持とうとか、子供を産み育てようということがしたくてもできるか。(安倍政権は)そんな夢や希望すら持てない若者をたくさんつくっておいて、雇用が増えたといばっているが、正社員の数は減っている。
希望すれば正社員になり、そんなに豊かじゃなくても結婚して子供を産んで育てていく。最低限でもそういう雇用を増やして、初めて雇用政策ではないか。安倍さんがやろうとしたのは労働者派遣法を変えて、ますます正社員を減らして派遣に置き換える。これをやりやすくする法案を2度の国会でごり押ししてきて、何とかここまで抵抗して止めた。また選挙で大勝ちしたら、信任を得たといって必ずごり押しするだろう。(山形市の街頭演説で)
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「長周新聞」から転載。
来る衆院選に備え、先の沖縄県知事選を今、振り返っておくべきだろう。日本の他都道府県の人々、特に原発所在地の人々は下の言葉のような気持ちはあるだろうか。
県民はみんな自分の利益ではなくて、子や孫その将来を思って投票している
ぜひ、自分自身の良心に恥じない、誇りを持てる投票行動を。
(以下引用)赤字部分は徽宗による強調。沖縄の流れを解散総選挙へ
歴史的快挙となった知事選
圧倒的勝利に沸く県民世論 2014年11月19日付
沖縄県知事選の圧倒的勝利から数日がたち、沖縄県民のなかでは勝利の実感がいたるところで語りあわれ、喜びが爆発している。多くの人人のなかで「県民だけでなく日本全体の勝利だ」と語られ、「今からが正念場。本当のたたかいはこれからだ」と口口に論議されている。
押しとどめられぬ大衆行動
今帰仁村に住む80代の男性は「表だってはいえなかったが心のなかでは万万歳だ。“国土のわずか0・4%の沖縄に70%あまりの基地が置かれている。この状況でいいのか”といって翁長氏は当選した。しかしこれから日本政府という大きな壁にどう立ち向かっていくのかが課題だ。今の政府はすぐ足下の地元の声ではなく、はるか太平洋のかなたの国の意見ばかりを聞こうとする。容易なことではないが、県民みんなで結束して立ち向かわないといけない。頑張りましょう」と語った。
嘉手納町の60代の男性は「知事選の結果は当然のことだ。嘉手納町でも翁長が勝ったが、みな心の奥では思いがある」とのべた。「嘉手納は前町長が翁長陣営に入ったが、彼はもともと保守で20年間の町長時代に嘉手納基地のことでいえばいろんなことをしてきている。だから翁長支持は勇気のいる表明だったと思う。人間やはり最後にはどうするかといったときに、本人も自責の念があったのだろう。このままでいいのか、子や孫の未来を思ったときにこれでいいのかと思ったのだと思う」と語った。
さらに「問題は、米軍基地があることを容認したうえでどうするかではなくて、基地そのものをどうするかということにたたかいを挑まないといけない」と強く語った。
沖縄市の建築土木関係の会社で働く女性は「圧倒的な勝利だった。今回の勝利は翁長さんがいいとか個人の問題で投票したのではなく、みんな基地撤去の思いで投票した」と強調した。「自民党政府がアメとムチでカネをばらまいてくるなかで、そんなことには左右されない県民の本当の深部からの思いを突きつけた。圧勝の機運は町中にあふれている。今まで自民党を推してきた人も“今回は裏切り者を通すわけにはいかない”と意気込んで話していた。もう今までのような何千億円やるとかそういうことは通用しない。“カネより命が大事だ。基地はいらないんだ”ということを全国に伝えることが沖縄県民の一番の思いだった」と振り返った。
また現在基地が返還されたところが商業地として発展していることを語り、「沖縄に基地があるからなにも発展しない状況が続いてきた。“基地があるから潤う”とか“守ってもらっている”とかいう人はいないし、基地があるから危険だとみんないっている。基地があれば発想も浮かばないし、町の発展もないどころか希望さえもなくなる。これからは基地を撤去し自分たちの力で発展させていくという新しい時代に入っていく。それをめざしてみなが投票したんだと思う」と語った。
沖縄市内で商店を営む70代の婦人は、「よかった」とみなで喜びあった様子を興奮した面持ちで語った。「今回は日頃“誰がなっても変わらない”とか“選挙に興味がない”といっていた人たちが向こうから電話をかけてきて、“翁長さんを勝たせよう”と意気込んでいた。こんなことは初めてのことだった。さらに全国からも電話が入り、知り合いなどから“頑張って”という激励の言葉をたくさんかけられた。今回の選挙は沖縄だけの選挙ではなく、全国の人たちとつながった選挙だったと思う」と確信を込めた。
また「公明党の人たちも今回は翁長にたくさん投票したと聞いている。中央は自民党とつながってやっているけど、普通の人たちは良心ある人たちが多かったということだ。みながいろんなところで話をし、沖縄・日本のために投票した。一騎打ちならさらに圧勝というこの結果は歴史的に見てもないこと。沖縄だけの問題ではなく、戦争の体験を持っている世代が、“子や孫たちの時代に絶対に戦争をやらせてはいけない”と、そういう思いでやった結果だと感じている」とのべた。
沖縄市で商店を営む男性は「自民党がなにをやっても民意は“基地はいらない”というものだった。総選挙をやるといっているが、自民党国会議員をたたき落とし、さらに県民の思いを示さないといけない」とのべた。
そして「私も長年自民党を支持してきたが、これからは絶対に自民党には入れない。共産党とか社民党とかそういうものを支持しているわけではなく、“基地が沖縄発展の最大の阻害要因。基地はいらないんだ”ということで投票した。沖縄の人たちの本当の思いは本土の人たちと対立することではなく、一緒になって基地を国外に撤去しようというものだ。だからよく新聞で書かれるような対立はない。みんな基地は国外撤去であり、それはこの六九年間の思いからきている。それが10万票以上の大差となり、仲井真の再選を阻止したんだ」と力を込めて語った。
今回の選挙の争点となった普天間基地のある宜野湾市でも「普天間の危険除去のために基地が辺野古に行けばいいなんて宜野湾市民は誰も思っていない。普天間の人がいらないと思っている米軍基地は辺野古の人たちもいらないし、沖縄県民がいらないものは本土の人たちもいらない。アメリカに持って帰るのが一番だ」とあちこちで語られた。宜野湾では今年に入ってから中小企業に対するばらまきなどがおこなわれるなど、仲井真陣営も「普天間の危険除去」とかなり力を入れていたが、その宜野湾でも基地反対の思いが圧倒的であることを示した。
ある商店主の男性は「今回の選挙は最初から沖縄県民の基地反対の世論が圧倒した選挙だった。仲井真や日本政府は沖縄県民は金で買えるとばかりにさまざまな交付金を示してきたり、票割り候補を立てたりしたが県民の基地反対の世論はひっくり返らなかった。これは歴史的な選挙だ」と誇りを持って語った。今までの選挙はどれだけ県民が基地反対の思いを持っていても雇用問題などに争点をすりかえてきたことを話し、「復帰から40年間、沖縄にはかなりの交付金が下りてきている。それでも一般庶民のところにその恩恵はないし、沖縄は全国一の失業率で平均所得も一番低い。それは基地に依存しなければいけないような仕組みがつくられていて、日米政府からすると沖縄県民が貧乏であればあるほど都合がいいからだ。基地があるかぎり沖縄は発展しない。9・11のときには“米軍基地があるから沖縄もテロにあう”という噂が流れて、観光客がほとんど来なかった。沖縄は観光産業というが、観光と基地は絶対に相容れない」といった。
「今回の選挙で沖縄県民の意志は示したが、これからが勝負だ。みんな翁長さんが知事になったことで簡単に基地問題が変わるとは思っていない。今まで革新系で当選してきた市長なども東京に行って接待を受けるうちにひっくり返った人もたくさんいる。日米政府はマスコミなど総動員して中国や北朝鮮の脅威の宣伝などで沖縄には米軍基地がなければならないと攻撃してくるだろう。基地問題の大元はアメリカなのに、沖縄タイムスや琉球新報は“沖縄だけが負担を強いられている”というような本土と沖縄を分断させるようなことしか書かない。絶対にアメリカには怒りが向かないようにしている。今の日本は未だにアメリカの支配下で、日本政府はアメリカにはなにもいえない。これからが本番だ」と語った。
別の市内の男性も「翁長さんが当選して基地問題が変わるとは思っていないが、それでも沖縄県民の基地反対の意志とプライドを示す必要があった。宜野湾では前日は仲井真陣営の声しか聞こえないほど大宣伝をしていたから、これは拮抗するかなと思っていたが想像以上の大差だった。市内の建設関係はみんな仲井真の支持をしていたが、その宜野湾でも翁長が勝った。表向きとその裏の思いは違うということだ。県民はみんな自分の利益ではなくて、子や孫その将来を思って投票している」と話した。
70代のさとうきび農家の男性は、「八歳が敗戦だった。父は戦地に行き、私は母と一緒に逃げまどってひもじい思いをしてきた。だから絶対に戦争はだめだ。戦争反対をしないといけないという強い気持ちで今回の選挙に臨んだ」とのべた。
「農協の上は仲井真をやっていたから表だって選挙活動はできなかったが、電話などであちこちに“頑張ろう”といってまわった。今回の結果は本当に良かった。新しい沖縄の始まりだ」と感激の面持ちで語った。
また、はぐるま座の中部農林高校での学校公演の反響に喜び、「若者たちにぜひ伝えていってほしい。こういう歴史の真実は伝えないと土のなかに埋もれてしまう。頑張ってほしい」と語った。
那覇市の80代の婦人は、みなと手をたたいて喜んだことを語った。「“沖縄県民はバカだ”という者がいるが、“バカではなかった”ということをはっきりと示した。私は戦時中、国頭村の山のなかを米軍の艦砲射撃から逃げまどった。弟を背負い、母が妹を背負って逃げたが、本当に恐ろしい経験、苦しい体験をしてきた。米軍がなにをしてきたのかは今でもはっきりと覚えている」と語った。
「今の若い人は体験を聞き、戦争を止めないといけない。このまま戦争になれば沖縄だけでなく日本がなくなってしまう。絶対に反対していかないといけない。この選挙で示されたのは県民の“戦争を止める”という思いだ」と確信を込めて語った。
選挙戦は自民党本部が総がかりで物量戦を展開するなどかつてなく激しいものだった。しかし分裂構図を見抜いて、多くの県民が投票行動をとり、日本政府を震撼させる結果を突きつけた。戦争を阻止する沖縄全島の決意を見せつけるものとなった。この確信が揺るぎないものになっている。 -
「保守とは所有に伴う傾向である」とは昔の人が言った言葉だが、これほど保守の実相を示す言葉は無い。だからこそ富裕層は常に「現状の維持」しか望まないのである。自分の財産や所有するものを守りたいから保守政党に投票する。そして、革新政党とは、自分たちの所有するものを奪おうとする敵だ、と考える。当たり前の話だ。
しかし、「持たざる者」が現状の維持を望むとすれば、それはキチガイだろう。もっとも、それにはからくりがあって、彼ら「持たざる者」は「お前たちはこの平和で安全で、美しい自然に恵まれ、文化的にも高度な国に生まれただけで幸せなのだ。世界には悲惨な運命の国があんなにあるではないか」と、あらゆる手段で教え込まれ、その貧しさにしても「世界の所得水準からすればまだマシか」と思い込むわけである。
そして、この「平和で安全で美しい自然に恵まれた国」を破壊し、庶民生活を窮乏のどん底に追い込もうとしている「保守政党」に投票する。なぜなら、その「保守政党」は、自分のちっぽけな「所有するもの」を守る護符のようなものと勘違いしているからである。(まるで、「自由民主党」という名前だから「自由」と「民主主義」を守るだろう、という程度の阿呆な認識である。)「保守」だから、保ち、守ってくれるだろう、というわけだ。その「保守」とは実は権力の座にある人々(特に官僚)が自らの利権を「保守」するのであって、国民の富や権利を守るわけではない、ということに彼ら貧困層はまったく気づかないのである。一般庶民など、彼らにとってはただの納税マシーン・収奪対象でしかないのに。
実際、今の富裕層(まあ、中金持ち程度の庶民)の財産さえも、今の政治の状況ではどんどん奪われていくだろう、と私は見ている。中金持ちがその財産を得られたのは日本が経済的に発展してきたからであり、今の情況だと今後の日本は米国にその財産をどんどん収奪されていくだけだから彼ら小金持ちや中金持ちたちも安泰ではないだろう。まずは無力な貧困層への福祉政策をどんどん削減し、次にはその少し上から金を巻き上げ、次は中金持ち、という順序だ。つまり、1%の超富裕層以外はどんどん貧困化していくわけである。米国への貢納以外にもフクシマ処理に膨大な金がかかる。国家予算などはるかに超える金額が必要なはずだ。(安倍総理の海外へのばら撒きは既に国家予算に匹敵するというから、日本の財政はもはや滅茶苦茶なのだが。)
まあ、今の日本を救うには政党政治によっては不可能であり、プーチンレベルの「高潔な独裁者」が出てこなければ無理か、と思うのだが、そう判断するのは今度の衆院選の後でいいだろう。
話を戻す。「保守」が悪いというのではない。保守主義というものが、ただ自分やその周辺の利権(庶民にも利権はある)だけを守るにとどまるなら、そのエゴイズム(あるいは社会的無関心)は結局社会全体の不幸や不平等、不公平を黙認することになる。そこが問題なのである。
(以下「逝きし世の面影」から抜粋転載)*沖縄は日本の中の「持たざる者」であり、常に不平等、不公平を押し付けられてきた。だから、これほどの大きな「変革」が平気で行えたのである。実際は、レベルは違っても東京都以外のあらゆる道府県で、同じような不平等、不公平が押し付けられてきたはずなのだが。
辺野古移設に反対する保革の違いを克服した統一候補が現職の自民党系知事を大差で破り圧勝するが、それだけには留まらず 何と、今回の総選挙でも沖縄県だけは例外で知事選挙で反基地で団結した野党側が統一候補を立てて自民党と一騎打ちになる。
1区が共産党、2区が社民党、3区が生活の党、4区が知事選で除名された自民党県連の元顧問と、翁長知事を推した各勢力が党派の違いを克服して候補を統一。連合も応援する。しかも、知事選を自主投票とした民主党県連も公明党県本も候補者擁立を見送りと、12月14日投票の今回の総選挙ですが、丸っきり圧勝した知事選挙の延長戦の様な有様なのですから、これはもう、今から結果が楽しみです。(他にも下地ぃ人とか喜納くさい人が出馬するらしいが所詮は泡沫候補で大勢には影響が無い)
今回の沖縄の出来事ですが、日本全体の今の政治の閉塞感を打ち破るための『唯一の処方箋』(南風)であることは明らかなのである。
沖縄県の候補一本化ですが、これは日本の政治地図を塗り替える快挙なのですが、ところが何故か、全国紙は一切報じない。
(引用2)*「櫻井ジャーナル」の冒頭にいつも書かれている墨子の言葉である。墨子の「兼愛(無差別愛)」と「非攻(絶対平和主義)」は地上の天国を作るための二つの柱だと私は思っている。特に、肉親縁者だけでなく、あらゆる人を無差別に愛せ、という兼愛思想は、キリストの「汝の敵を愛せ」と並ぶ、「もしそれが実現できたら、地上からあらゆる争いは無くなるだろう」という思想である。それを戦争という問題に限定したのが「非攻」つまり、先制攻撃の絶対的禁止である。これによってあらゆる戦争は不可能になる。今の安倍内閣の方向性がこれと真逆であることは自明だろう。
天下兼相愛則治、交相惡則亂(墨子、巻之四)
順天意者、義政也。反天意者、力政也。(墨子、巻之七)
天下有義則治、無義則亂。(墨子、巻之七)
天下は人々が相愛すれば治まり、互いに憎しみあえば乱れる
天意に従う者は義に従って正す。天意に背く者は強制する
天下に義があれば治まり、義がなければ乱れる
(徽宗補注:二行目は「天意に従うは義政なり。天意に反するは力政なり。」と読めば、そのままで訳にもなる。「力政」はもちろん強権的政治である。なお、「者」は「は」という助字として読むことが多い。) -
「村野瀬玲奈の秘書課広報室」から転載。
いい記事なので、いつか転載しようと思っていたが、つい延び延びになっていた記事である。同記事の中で紹介されている選挙関連記事もいい記事だ。
大新聞社の調査では、安倍政権の政策には不満である、という意見が大多数であるのに、選挙では自民党に投票する、という層がこれまた大多数であるという、日本国民はキチガイか、という世論調査結果が出ている。
まあ、頭がモヤモヤしている人は下の文章でも読んで、頭をスッキリさせることである。
なお、国政選挙と同時に行われる最高裁判事の当否評価は、全員に×をつければいい。最高裁判事になるということは、それだけで権力のイヌであることを証明しているのだから。(これは、若い頃に或る友人から教えてもらった簡便な方法である。そもそも、最高裁判事に関する情報をほとんど流さないまま、当日に当否評価をしろ、ということ自体が無茶苦茶である。まあ、毎回全員落選させれば、次々と若い人にポストや仕事の機会を与えるという血液循環効果もある。)
(以下引用)

『2014年12月の衆議院解散・総選挙で有権者はどうすべきか (1)』の続きです。
多くの国民が望まない政策を強引に、あるいはだますように進めている自民党安倍政権の支持率が高いという不思議な現象がありますが、日本人がその現象はおかしいという自覚を持って、望まない政策を進める自民党政権をきっぱりと拒否しないと国民生活は破壊されるばかりであるというのが前回の記事の趣旨でした。
前回の記事では、社会保障、税、原発を例に、国民が望む政策と自民党政治との大きすぎるずれをもう一度指摘しましたが、他にも、憲法9条をめぐる姿勢、特定秘密保護法と呼ばれる不特定秘密隠ぺい法など、そのずれを示す例はいくらでもあります。
さて、自民党政治を否定して、日本の政治の路線転換を図ろうとする時に、どこに投票すれば自民党の勢力を減らすことができるかという問いが来ます。現在の野党勢力として、おおざっぱに言うと、次のところがあります。
民主党
みんなの党
日本維新の会
生活の党
日本共産党
社民党
その他の政党ももちろんありますが、話を複雑にしないためにこれだけにとどめさせていただきます。
私の考えの基本は、自民党政治に不満や不安があるのなら、自民党政治とは別の政治に転換してほしいという意思表示の最もはっきりした方法は、自民党の政治思想や政策から最も遠い政党や候補者に投票することだということです。たとえば、小選挙区、比例区ともに日本共産党に投票するのが自民党政治への不満や不信を意思表示するために最良かつ明瞭です。
こう書くと、共産党や社民党は比例区ではともかく小選挙区では当選の見込みがない、とみんな言うはずです。しかし、民主党、日本維新の会、みんなの党あたりは自民党と区別がつかない議員を多数抱えており、いつでも自民党に妥協しすり寄る勢力でもあります。自民党議員をとりあえず落選させるためにたとえば野党最大勢力の民主党候補に投票するとしても、当選した民主党議員が自民党と明瞭に対決する姿勢をとってくれるかどうかはなんとも言えません。民主党の中にも期待したい候補者や議員がいて、中には私のツイッターのフォロワーになってくださっている方もいますが、野田佳彦氏や岡田克也氏や前原誠司氏のような自民党寄りの幹部がいますから、政党としての民主党への評価はまた別です。
とはいえ、自民党の議席数を少しでも減らすためにという目標を持って、日本共産党に投票せずに当選の可能性がありそうな民主党とその周辺政党に投票する人がいることは現実として認めます。そういう方にはお願いしたいことがあります。それは、民主党やその周辺政党に投票するにしても、それらの政党や候補者、議員に必ず自分の要望をはっきりと電話やファックスやメールなどで伝えて、政策軸を国民生活重視の方向に引っ張ってほしいということです。
たとえば、「消費税を上げずにお金のある人や企業に応分の負担を求める税制にしてほしい」とか「原発再稼働には反対だ」とか「雇用を安定化させることで国民生活を安定させてほしい」とか「特定秘密保護法は日本を民主主義のない戦時体制に後退させてしまうから反対だ」とか、「自民党に改憲させたら日本が民主国ではなくなってしまうから民主党はそれに乗らないでほしい」とか、自分の地元の候補者や議員、党本部にはっきりと伝えましょう。そして、自分の希望に沿わない政治をするなら支持できないということもはっきりと伝えましょう。日本共産党議員にはそういうことを改めて要望する必要もあまりありませんが、民主党議員にはそういうことを要望しつづけないと自民党になびいてしまうからです。
...以上、「2014年12月の衆議院解散・総選挙で有権者はどうすべきか」について今回言いたいことをまとめると、次の三点です。
一。今の自民党政治から転換してほしいと思うなら、その意思をはっきり示す方法は日本共産党への投票である。(そして、その投票は無駄にはならない。下にリンクする過去記事参照。)
二。自民党の落選者を増やして自民党政治に打撃を与えるために、次善の方法として当選しそうな民主党候補などに投票するのはアリ。
三。しかし、民主党候補などに投票するなら、自民党政治はもう嫌だということを電話やメールやファックスではっきりと伝え続けて政策軸を国民生活重視の方向に引っ張り続けることが絶対に必要。(日本共産党支持者が民主党支持者のふりをして民主党に投書するのはアリだと思います。)
選挙のたびに特にネット政治論壇で繰り返される「民主党と共産党の間の選択」で無駄な論争エネルギーを使う必要はないし、そんなことをしている暇はありません。この選挙が「最後のチャンス」だと思わないといけないと思います。
今回の記事で書いていない内容を補う関連記事は次のあたりです。
■多数派や与党に投じられる票こそが「死票」である (2)
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-4486.html
2013-06-24
■勝利した自民党への投票は確かに「死票」になった
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-4509.html
2013-06-30
■共産党への投票を「死票」と思う必要がない理由
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-4549.html
2013-07-10
■日本共産党への投票は怖くない(笑)
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-4576.html
2013-07-15
(↑拍手数、リツイート数、facebookの「いいね」数が私の記事としてはかなり多くてびっくり。) -
「逝きし世の面影」から抜粋転載。
私が池田信夫(=キチガイ新自由主義者・右翼御用達偽経済学者)嫌いであることは何度か書いてきたが、その池田信夫が何をトチ狂ったのか、「消費税増税→法人税減税」の官界と経済界の出来レースを自分のブログ(か?)で書いてしまったようだ。(笑)
下記記事の消費税増税と法人税減税の相関関係を示すグラフだけでも、この記事は拡散するに値する。実にインパクトのあるグラフである。
さて、一度口(筆)にしたことは、取り消しようがない。これで池田信夫は官界からも政界からも、そして多分これまでのパトロンであった財界からも大目玉をくらうだろうが、自業自得である。www
(以下引用)『消費税増税で国税収入が減ったのは、増税分の所得減税を行ったから』池田信夫の大名言

自称マクロ経済学者の池田信夫ですが、悪魔の碾き臼である新自由主義の破綻が誰の眼にも明らかな現在でも、小泉竹中の無制限の規制緩和と小さい政府の新自由主義命の大馬鹿者。
電波芸者にもなれないネット芸者である。
池田信夫ですが、愚かにも今までは日本経済の根本を破壊した小泉純一郎と竹中平蔵 を天まで持ち上げているのです。
ですから今回のアベノミクス(実は10年前の小泉竹中路線)を大賛成するかと思えば、逆に『国債金利が上がるので破綻する云々』と批判していたから不思議だ。
池田信夫の脳内妄想と現実とは必ずしも一致しない。
時には当たるが、大概は外れる。
10年前の小泉竹中改革とまったく同じで、今回のアベノミクスでも日本銀行が国債を無制限に買い入れるために金利は0・5%以下にまで下がっているのである。(短期では、なんとマイナス金利になっている)
三百代言の橋下徹と同じでその場その場で言い分が違う、口から出まかせの新自由主義信者の池田信夫ですが、今回のロイター記事での浜田参与の驚愕発言に 敏感に反応する。
経済学には無知だが、池田信夫は動物的な反射神経は素晴らしい。
すぐさま浜田宏一のアベノミクスを解説するNewsweekの批判記事エコノMIX異論正論/財政赤字の「ネズミ講」はいつまで続けられるか…が出されているのですが、これが何と、自分が長年口汚く批判していた日本共産党の『今までの言い分』と同じだった。何とも素晴らしい出来上がりの『経済解説』なのですから大笑いである。(池田信夫では無くて、志位委員長か不破哲三が書いたような内容)
『消費税増税分が法人税減税で消えていた日本国』
『消費税増税』と『法人税減税』とは無関係どころか、ほんの少し時間差があるだけで、二つで『一つのセット』だったのである。
日本政府は今まで消費税による収入で丸々法人税減税を行っていた。このことは共産党が長年批判していた誰もが知っている『周知の事実』である。
消費税増税は、増税を意味しなかった。
消費税の増税分を、日本政府は律儀に法人税の減税に置き換えていたのである。
消費税のプラスと法人税のマイナスで差し引きゼロ。消費税を増税しても日本国としての税収がプラスになるはずが無いのである。
ところがマスコミとか共産党以外のすべての与野党、マスコミ御用達の経済学者が全員が口を揃えて、消費税を上げなければ『財政破綻する』とか『次世代に負担を先送りする』との間違った主張をしていた。『アベノミクスは出資金詐欺で、消費税はオレオレ詐欺』
浜田宏一参与の『アベノミクスはネズミ講』の激震は凄まじく、恐ろしい結果を生む。
何と新自由主義命の池田信夫に、たぶん背後霊として不破哲三の生霊が憑依したしたのである。(池田信夫ですが、それ以前には『脱原発でサルになる』との石原慎太郎の生霊が憑依していた)
我が日本国では、共産党以外の全員が一致して、『消費税を上げれば税収が増える』との現実の世界とは180度逆を主張(妄想)していたのである。
もちろん池田信夫も『その他大勢』と同じ主張である。
池田信夫ですが、『消費税を上げないと日本の財政が破綻する』と誰よりも声高に主張していたのである。
ところが、現実社会の客観的事実としては消費税増税では国税収入全体としては、増えるどころか逆に大きく減っていたのである。
(折角の素晴らしい池田信夫の今回記事ですが、良識が有る左翼知識層は最初から毒キノコの池田信夫のウェブ記事を読まないので誰も知らない。
反対に常連読者の頭が空っぽで目が節穴のネットウョは読んでも内容が理解出来ないので、結果としてはやっぱり『アベノミクスはネズミ講』の驚愕ニュースは誰にも知られることが無い)『共産党以外、誰も口にしない日本国のタブー中のタブーである消費税のカラクリ』
池田信夫ですが、今回のアベノミクスの生みの親である浜田宏一内閣参与のロイター記事(アベノミクスはネズミ講)を批判するついでに、つい、口が滑って『消費税増税で何故か国税収入が減る』不思議も、同時に解説しちゃったから愉快である。
日本政府は、『(一般庶民層からの)消費税増税分で(大もうけしている法人などの)所得税を減税』していたので税収は増えない。
消費税を増税すると、税収増どころか逆に消費不況で、景気が冷え込みデフレスパイラスの発生でどんどん国税収入が減って行く。
我が日本国は消費税増税のために、1989年から現在まで25年間ゆっくりと死につつあったのである。 -
「ハフィントン・ポスト(日本版)」から転載。
記事タイトルとは裏腹に、日本の総選挙とはあまり関係のない話に思えるが、「強欲資本主義」「企業支配政治」に関しては日本は常にアメリカの後追いをしてきているから、無関係とも言えないか。
オバマケアの実態を知れば、日本の健康保険制度がいかに優れたものかは分かる(もちろん、欠点も多々ある)が、それでも製薬会社や医療機器会社などが医療を潜在的に支配していることは同じだろう。TPPが成立したら、民間保険会社が医療を完全に支配しにかかることは予測できる。
下記記事で言及されているローレンス・レッシングが長いスピーチの最後で話したエピソードを先に引用しておく。これはアメリカだけの話ではない。世界中のあらゆる「民主主義国家」あるいは「共和国」で起こったことである。
「年老いたベンジャミン・フランクリンが 1787年9月に憲法制定会議の議場から 担がれて出てきたときに 道端の女性がこう尋ねました 「フランクリンさん 何を作ったのですか?」 フランクリン氏は答えました 「共和国です 皆で維持できれば」 共和国 議会制民主主義国家 一般市民のみに依存する政府 私たちは その共和国を失いました 私たちは皆で力を合わせて 共和国を取り戻す必要があります」
(以下引用)選挙前に知っておくべき、米国で今起きている恐るべき事実
投稿日: 更新:■選挙戦スタート
11月21日、衆議院は解散し選挙戦がスタートした(事実上した)。二年ぶりの衆院選挙だ。しかしながら、正直なところまったく沸き立つものを感じない。小選挙区制が機能する前提は、拮抗する二大勢力が存在することなのに、野党は総崩れでその一翼の任を果たすことができない。こうなると、中選挙区制で、自民党の派閥が活発に勢力争いしていた頃のほうが余程政策に係わる議論にリアリティがあったとさえいえる。
■すっかり忘れられたネット選挙
そんな中、2013年4月の法改正により、日本でも一定範囲で認められることとなった『インターネット選挙』については、今では火が消えたように議論の俎上に載ることがなくなった。かつては草の根の政策議論を吸い上げてくれることに一定の期待感もあったはずだし、スマホのような高度なモバイル機器の普及はさらに進み、本来インターネットと選挙に関わる本質的な議論はもっと深めていく必要があると思うのだが、もはや誰もそんな問いかけに応じてくれそうにない。
ただ、この『失望感』の背後には、もっと根本的な問題があるように思う。そしてそれは、今世界が直面している最も深刻な問題の一つといっても過言ではない。どういうことだろうか。
■かつての成功例:オバマ大統領の選挙戦
『インターネット選挙』といえば、成功例の代表格は何といっても米国民主党のバラク・オバマ候補を大統領に押し上げた2008年の大統領選挙だろう。インターネットに精通した一流のアドバイザーを参謀につけ、SNSをフル活用し、小口献金の仕組みを構築し、洗練されたビッグデータ分析をスピーディーに次のアクションにつなげていく。その颯爽たる姿には、新しい時代の幕開けを予感させるものがあった。新しい草の根の民主主義、大企業や富裕層の支配に対抗して、貧困層やマイノリティーでも政治参加できる、そんな期待感で全米がおおいに盛り上がっていたことは記憶に新しい。日本でも若手を中心とした政治家や識者は、この先例にならい、日本での『インターネット選挙』の導入を訴え、旧態依然で変化しない日本の政治の改革の起爆剤とすべく画策し、これもおおいに盛り上がっていた。
■凋落するオバマ人気
オバマ大統領の『インターネット選挙』、という意味では、ネットテクノロジーの進化に相まって、洗練の度を上げ、二期目もきわどく勝ち取った。だが、肝心のオバマ大統領の『大統領としての評価』はどうかといえば、残念ながら非常に厳しいといわざるをえない。先頃(11月4日)行われた米国の中間選挙でも与党民主党は大敗し、上院でも過半数を失って、上下両院で少数党に転落することになった。その選挙戦では、オバマ大統領のあまりの不人気ぶりに、民主党議員でさえ大統領に距離をおき、応援演説等を拒否する議員も少なくなかったようだ。
■実績十分に見えるが・・
オバマ大統領は、リーマンショック後、世界恐慌さえ取り沙汰された惨状を、国有化等の策を駆使して乗り切り、その後失業率も改善、景気も回復させている。しかも、2010年3月には、かねてからの公約であった医療保険制度改革法案を成立させて、遂に米国でも国民皆保険制度(オバマケア)を現実のものとした。従来、米国には高額の民間保険しかなく、しかも医療費が異常に高いことは指摘されてきた(年間約150万人の失業者がいて、その理由のトップが医療費)。だが、自己責任意識の強さもあってか米国では国主導型の健康保険制度導入には根強い抵抗があった。ファーストレディー時代のヒラリー・クリントン元国務長官も手をつけようとして失敗し、民主党の大敗につながったという、曰くつきの難題でもある。だからこれは、ある意味、歴史的な金字塔といえるはずの実績である。ところが、オバマケアを社会主義と非難する共和党保守派からだけではなく、民主党員からも、さらにはオバマケアの恩恵を受けたはずの貧困層の人気も凋落の一途なのだという。これは一体どういうことなのか。
■オバマケアの恐るべき現実
このオバマケアの実態については、ジャーナリストの堤未果氏の『沈みゆく大国アメリカ』*1に詳しい。どうやら、このままでは、オバマケアはアメリカの医療を完全に崩壊させる引き金になりかねないのだという。穴だらけで、製薬会社と保険会社と手続きに関わるウォール街を肥え太らせ、医者と患者を今よりずっと悲惨な状況に追い込むようなとんでもない制度になっているようなのだ。日本の国民健康保険など、オバマケアと比べると断然優れた制度に思えて来る。天地の差といっていいかもしれない。
■オバマケアのもたらす惨状
一例を本書からあげると、今まで貧困層のHIV陽性患者は保険には入れなかったが、オバマケアで、とりあえず保険に入ることはできるようになった。ところが、オバマケアはあくまで民間の保険であり、既往歴のある患者の加入を受け入れざるをえなくなった保険会社はHIVだけではなく、リウマチや心臓病、糖尿病など、慢性疾患薬の多くや、がんセンターを保険のネットワークからはずし、新薬の自己負担率を上げて、患者が新薬による治療をあきらめるような状況を設定しているという。C型肝炎の新薬など、一粒1,000ドル(約10万円、1$=100円換算)、ある患者が12週の薬代として保険会社から提示された自己負担額は、84,000ドル(約840万円)だったそうだ。自己破産が多いのは当然だし、こんなとんでもない状況が野放しにされていること自体、大抵の日本人にはまったく想像さえできないだろう。
■大企業だけ得をする
オバマケアの成立のおかげで、従来の民間保険加入金額は倍増以上の高値で設定される一方、無保険でいようとすると、国税庁から罰金を強要される。また、企業はオバマケアの条件を満たす健康保険を従業員に提供するよう義務づけられたが、負担を嫌う企業は、負担義務のある従業員の大半を義務のないパートタイムに降格する。オバマケアで保険加入者は大幅に増える一方、医師の66%は条件の悪いオバマケア保険のネットワークには参加していないため、患者はオバマケアを使える医者を見つけることが難しい。医者の側も、一方で医療訴訟におびえて高額の医療保険への加入を強いられ(2,000万円の収入に対して、1,750万円の保険料を払う医師の例がでてくる)、猛烈に忙しい医療の傍ら、保険会社との費用請求交渉を強いられる。医師がよかれと思う治療も、保険会社から保険適用外を宣告されると高額の医療費の個人負担を患者に強いることがわかっているから、自由に行うことができない。だれが得をしているかというと、高額の献金と大量のロビイストを雇う、保険会社と製薬会社及び、ウォール街ということになる。
■企業献金の上限撤廃
これでは、オバマ大統領の評価が、大いなる失望に転落してしまうのも無理はない。堤未果氏の一連の著作を読むと、保険や医薬品以外にも、農業、食品から教育等の公共サービスに至るまで、特定の大企業が政治に深く介入して、政策を企業有利にゆがめている実態がよくわかる。
しかも、2010年1月には、最高裁が『企業による選挙広告費の制限は言論の自由に反する』という違憲判決を下し、結果、企業献金の上限が事実上撤廃されることになった。実際、今回の中間選挙は史上最高となる推計約36億7千万ドルの政治資金が投入され、アメリカ史上最もお金のかかった中間選挙となった。
【米中間選】政治資金、過去最高に 4千億円、広告過熱 - 産経ニュース
■外国企業の介入を可能に
しかも、この判決にともなって、米国籍ではない外国企業でも、PACという民間政治活動委員会を通すことで、匿名で献金ができるようになった。これによって、世界中の富裕層が米国の政策に介入できるようになった。堤氏の『(株)貧困大国アメリカ』*2には、温室ガス排出量を規制する法案の廃案のために、730万ドルのロビイング費用を投じて来たアメリカ石油協会(API)に対して、そのAPIの年会費の最大提供者はサウジアラビア政府が所有する石油会社アラムコ傘下のサウジ精製会社のアメリカ支社長なのだという。
■レスターランド
すでに米国の富の半分はトップ1%が占めており、トップ10%まで広げると8割を超えている。この富をあらん限りつぎこんで、政策をごく少数の富裕層に有利に導く、という構図が出来上がってきている。しかも、そこに海外の富裕層が加担する。
アメリカの「スーパーリッチ」が世界の所得格差を拡大させる 0.1%の最富裕層が世界の富を独占
著名な法学者である、ハーバード大学のローレンス・レッシグ教授はTEDの講演で、この米国の現状を『レスターランド』という比喩で皮肉っている。
ローレンス・レッシグ「皆で共和国本来の国民の力を取り戻そう」 | Talk Transcript | TED.com
この国の民主主義は一体どこに向かうのか。(といより、世界の民主主義はどこへ向かおうとしているのか。)米国のグローバル資本主義を正として受け入れようとしている日本は、本当に大丈夫なのか。さすがに、薄ら寒い風を背後に感じないだろうか。私は基本、資本主義を支持する立場だが、今の米国の姿にはさすがに危惧の念を禁じえない。
■リベラルの理想との大幅な乖離
オバマ大統領は、広く薄く小口献金を集め、貧困層やマイノリティの意見を政治に反映することを公約して、大統領になった。その選挙手法としてのインターネット利用は非常に輝いて見えた。日本でも、多くの人が『インターネット選挙』に、日本の政治改革の可能性を見たはずだった。だが、米国はどうやらそんな思惑とは正反対の方向に向かっているように思える。そして、今日本はあらためて米国追従を政策の柱にしようとしているように見える。これこそ、私が先に指摘した『根本問題』だ。昨今の日本の政治シーンでは、あまりに矮小化された議論に唖然としてしまうことも少なくないが、せめて選挙の時くらいは、このような恐るべき現実を知って、次の自分の行動を考え直してみることも必要なのではないか。
*1:沈みゆく大国アメリカ (集英社新書)
作者: 堤未果
出版社/メーカー: 集英社*2:(株)貧困大国アメリカ (岩波新書)
作者: 堤未果
出版社/メーカー: 岩波書店(2014年11月24日「風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る」より転載)
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「株式日記と経済展望」所載の引用記事を転載。
上記ブログはかなり右寄りの政治思想の持ち主だが、管理人氏は幅広く政治経済記事に目を通しているから、興味深い記事も時々ある。
この高橋洋一自身、安倍政権のブレーンの一人のはずで、そのための「安倍ヨイショ」部分もあるが、言っていることの大半は正論だと思う。それに、有益な情報も幾つかあるように思うので、メモ的に転載するわけである。
まあ、私としては、今回の解散総選挙自体が官僚のシナリオによるもので、それは4年間の自公独裁体制を作り、これから明示化されてくるフクシマ被害に対する国民の声を押さえ込むためだ、という岩下俊三氏の意見に同意するものであり、消費税問題はフクシマ問題の前ではむしろ些細だとすら言えると思う。何しろ、フクシマには国民全体の生命と国家的破産の可能性が掛かっているのだから。
(以下引用)安倍総理は、衆議院議員を全員クビにして、つまり解散して、
総選挙で財務省ではなく国民から意見を聞いてこいといったわけだ。2014年11月24日 月曜日
◆衆院解散「大義なし」批判は財務省からのアメを失った増税派の遠吠えにすぎない! 11月24日 高橋洋一荻原氏を含め多くの人は、政府のトップの首相が決断すれば法律が成立すると思い込んでいるが、違う。郵政解散の時でも、小泉首相が出した郵政民営化法案は国会で否決された。今回も、消費増税ストップ法案は国会で否決されるどころか、提出もできなかったのは、誰でも知っている事実だ。というのは、財務省が増税すれば予算措置のアメを与えると国会議員の大半を籠絡していたからだ。
そこで、安倍総理は、衆議院議員を全員クビにして、つまり解散して、総選挙で財務省ではなく国民から意見を聞いてこいといったわけだ。(中略)
そもそも、今回の消費増税の根拠になっている消費増税法は、民主党政権の選挙公約になかったのに、財務省が政権運営に不慣れな民主党幹部を籠絡して、同時に野党の自民党も抱き込んで、国会で成立させたものだ。財務省は、国民ではなく国民に選ばれた議員による間接民主主義の弱点を知悉している。国民すべてを騙すのは難しいが、少数の国会議員なら騙しやすいのだ。
その時には、国会議員だけではなく、マスコミ、有識者、学者への「ご説明」を組織で行う。これらの人は単独で財務省の「ご説明」を受けると、ほとんど折伏される。筆者も大蔵官僚時代に、こうした「ご説明」要員であり、学者を担当していた。大蔵省幹部の国会議員やマスコミへの「ご説明」にも同行したことがある(かつて「ナベツネ」にもあった)。
消費増税については、財務省の国会議員、マスコミへの「ご説明」が行き届いた状態であった。「ご説明」だけではない。国会議員は、増税後の予算のアメ、地方議員や地方の首長も増税後のアメ、経済界は増税後の減税、マスコミは増税後の軽減税率、エコノミストは親金融機関への財務省の便宜供与、学者・有識者はそれぞれ増税後のステータスなどで、増税支持を既に明確にしていた。
増税をストップさせ、こうした利権にまみれた事態をひっくり返すには、もはや解散しかなかった。そうした中で、最後の「ちゃぶ台返し」をした安倍首相について、増税のアメを失った増税論者が批判しているのが「大義がない」という言い方だ。(中略)
森信氏は「増税するなら解散すべき」と言うが、消費増税を国民の信を問うことなく成立させた民主党政権を批判したことがないのは、まったく整合性がない。
安倍首相が、上げるのではなく下げるのにも国民の信を問うといったので、財務官僚はそれにショックを受けているだろう。「代表なくして課税なし」というのは、財務省に意見を聞くのではなく、国民に意見を聞くという意味だ。財務省の言うことを聞かなかった総理は、戦後ではまずいないだろう。それほど歴史的には珍しい出来度だ。
700億円は「民主主義のコスト」の範囲内
最後に、選挙費用700億円に見合うかという問題であるが、マスコミが国民の意見を聞くチャンスを遮るのはおかしい。沖縄県知事選、集団的自衛権等の時には、いつも国民の声というではないか。そもそも、国民の声を代弁しているはずのマスコミが、選挙で直接国民の声を聞くと、財務省の言いなりで国民の声を代弁していないという事実が露見するのが困るかのようだ。
間接民主主義では、民意を反映するために一定期間で選挙を行う必要がある。これまで衆院の平均任期は2年9ヶ月なので、2年で総選挙は民主主義のコストの範囲内である。
しかも今回は、民主主義の基本の税が争点である。急に増税から方向転換した民主党や、自民党でも増税を主張していた議員の是非を問うことができる。急に手の平返しをした人は、選挙後に豹変するかもしれない。
確実に起こった影響は、安倍首相が解散を言ってから、少なくとも増税派(予算をばらまきたい財務省、そのおこぼれをもらおうとする国会議員、地方議員、首長、経済界、マスコミ、有識者、学者など)から表立っての増税論はなくなったことだ。
ただし、この増税派は反省してもらいたい。昨年夏から、増税しても景気は大丈夫というウソをつき、その結果、増税後に景気は悪くなった。それを、天候不順、なかには、エボラ熱、デング熱などが原因という「お笑い」までが官邸のホームページに出てきた(→こちら)。いかに〝ポチ・エコノミスト〟がデタラメかということが誰にもわかる。
財政再建のために必要なのは増税ではなく増収
筆者はしばしば「財政再建を無視している」というデタラメを言われるが、官僚として、小泉政権・第一次安倍政権で財政再建をほぼ実現できたという珍しい経歴がある。しかも、その時に大きな増税はしてない。
本コラムその他でも何回も強調しているが、財政再建のためには経済成長であり、成長があれば後から財政再建はほぼついてくるのだ。下図は、経済成長の1年後に基礎的財政収支がほぼ決まるという事実を示している。これは、日本だけではなく、先進国でも当てはまる事実だ。
間違った4月からの増税で景気を悪化させた。4月からの増税をやめていれば、2%程度の成長だっただろう。そこで、4月からの増税によって失われたGDPはだいたい15兆円程度(年換算)と推計できる(下図)。その場合、国と地方の逸失税収は3兆円(年換算)ほどだ。まさしく、安倍首相が繰り返していた「増税して景気がわるくなり、税収が減れば元も子もない」が起きたわけだ。
また増税をすれば、今度は10兆円程度のGDPが失われるだろう。朝日新聞の言うように700億円をケチって、解散せずに10兆円を失うのはあまりに馬鹿げた話だ。どうも、マスコミにはこのあたりの算数は難しすぎて理解できないようだ。
財務省よ、いい加減に「財政再建のために増税が必要」というウソはつかないほうがいい。「財政再建のためには、増税ではなく、増収が必要」が正しい。
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「紙屋研究所」から記事全文を転載。筆者の紙屋高雪氏はコミュニストを自称する勇気のある人物で、それでその書く記事もネット右翼の非難攻撃の嵐にさらされることが多いようだ。
私は、コミュニズムはファンタジーだがソシアリズムは民主主義の土台だ、という考えである。つまり、共産主義と社会主義を明確に分ける立場だ。どちらも公正かつ平等な社会を目指す点では似ているが、その違いは、共産主義では財産権まで否定するが、社会主義はそうではない、という点だと思っている。そもそも共産主義という名前が良くない。「産(財産・資産)を共にする」というイメージだからだ。世間の共産主義嫌いの人々から見れば、「自分が働いて稼いだ金を、働きもせずのらくら遊んでいる人間が分け前を要求する」というイメージだろう。だから、共産主義嫌いな人間は生活保護叩きや社会福祉政策批判をすることが多いわけである。
まあ、共産主義も社会主義も右翼から見れば同じようにクソだ、ということになるだろうが、日本共産党についても単に感覚的、生理的嫌悪だけで語る人間があまりに多すぎる。
思想としての共産主義への感情と、政党としての共産党への感情が混同されているのではないか。(これは「共産党」という名前が悪い、ということもあるにはあるのだが。)
下の記事は、そうした種類の日本共産党批判への冷静かつ非常に理知的な反批判だ。日本の政治論議にはこうした冷静な議論が欠如しているのではないだろうか。
相手への悪口を並べ立てることが議論だ、と思っている人間があまりに多すぎる。
(以下引用)2013-07-23 共産党は癌なのか
共産党は癌なのか


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共産党は日本の癌だ。共産党の主張が悪いというのではない。絶対に為政者にはならないという安心感のもとに、為政者への不満だけを吸い上げる党という存在がある、その事実が日本の政治をひどく損ねている。共産党の批判は決してぶれないから、そこに不満が流れ込む。でもそれはなにも変えないのだ。
https://twitter.com/hazuma/status/358984438501224448Twitter / hazuma: 共産党は日本の癌だ。共産党の主張が悪いというのではない。絶対 ...
この人が、どうして政治的な迷路にハマリ込んでいってしまったのかがわかる。前から言ってるけど、東は自分なりに何か切実な問題(保育園をふやして、とか、生活保護を切り下げないで、とか)をかかえて政治にかかわってみれば、「『共産党はなんでも反対だから』みたいな居酒屋談義をちょい言い換えただけ」的言説はできないと思うんだが。
第一に、シングル・イシューで、政党が与野党超えてつながったり離れたりするのは、共産党に限らず、よくある話である。共産党的語彙でいえば「一点共闘」というやつだ。みんなの党の渡辺も、選挙後に国会への臨み方として、しゃべっていたが、まあ、フツーのことだ。
認可保育園をふやして、みたいな請願署名を国会にもっていって、紹介議員になってくれる会派を探して歩けば、一瞬でわかる。共産党は紹介議員になった、維新はならなかった、公明党はなった、とかそういうやつだ。
他にも議連ができて議員法案が出されるとか、もう無数にバリエーションがある。
政権の枠組みやそのための選挙協力をしていないということと、個別の政治課題を実現させるための協力が、別のものだという初歩的な理解がない。生活とつながった政治への関与をしていないので、マスコミで借りてきたみたいな杜撰な認識のまま、レベルの低い発言をしてしまうのである。
第二に、「ヤバいことをスクープして追及する機能」は「癌」なのかということ。仮に東の言うように、政策の実現プロセスにまったく関与しない政党があったとしても、その政党がスゴいネタを国会で暴き出して追及したら、そういう仕事「だけ」する政党は存在価値が「癌」と形容されるほどマイナスなのか、ということ。共産党はそういうのを「お家芸」にしている政党であり、そこにチェック役としての期待「だけ」をかけて「一家に1台、一院に50議席、共産党」だと思っている人はいっぱいいるだろう。
九電の「やらせメール」暴露が最近では記憶に新しい。あれをきっかけにして、ほとんどの原発の再稼働は止まった。
福岡市で、最近、市の施設に入居していた認可保育園を移転させるさいに、風俗街かつ災害・交通安全上危険な地域に移転させるな、という保育園保護者の運動がもりあがっている。どうしてそんな危険な土地に移転を急ぐのか、と不思議にだれもが思ったが「土地ころがしがあったのではないか」という疑惑が急浮上した。それを市議会で追及したのが共産党だった。不自然きわまる土地の転がり方が実にリアル。
http://www.jcp-fukuoka.jp/report/2013/june/03.html
東は、国政なんかに抽象的にかかわらず、地方議会で切実な運動の一つでもやってみるといい。何かを実現させるために、それを実現させない現実の政治を「暴露」し、その障害を住民の前に引きずり出すという機能がいかに大事かが、すぐわかる。
「リベラルな改憲案~♪」みたいな地に足のついていない寝言を並べて売るんじゃなくて、現実にたいする生々しい「批判」そのものが、現実のイデオロギー性を暴露するのである。東のナイーブなツイートには「(自分の売ってる本や発言は)イデオロギーじゃありません」みたいなものがいっぱいあるんだけども、現存するもの、すなわち現実というもののイデオロギー性について、少しは考えた方がいい。もう少し東にもわかりやすく言おうか。現実の為政者はタテマエでモノを言ってるんだよってこと。わかるかな?
第三に、これは共産党固有の話だけど、共産党は連立政権や閣外協力で政権に入ることがフツーにあるということ。単独過半数で政権をとる、っていうイメージだけだと、「絶対に為政者にはならないという安心感」みたいな変な言説になってしまうんだろう。
日本の共産党も、地方政府レベルなら、与党をいっぱい経験している。
参院選の投票日にも鹿児島で共産党員市長が誕生しているし、そのレベルの共闘はくさるほどある。
ここでも東は「何かを実現するために、地方の首長を市民運動とともに誕生させたい」という運動にどこかで加わってみるといいかもね。
以上三点は、ストレートな批判。
以下はもっと根本の話。
東のもっている問題意識をもう少し健全に言い換えると「原理原則でこりかたまった勢力ではなく、さまざまな政策課題の実現のために柔軟に対応して政治・政権に関与してほしい」ということになるだろう。
これは、先のぼくのエントリでもとりあげたけど、たとえば民主党議員を応援した市民運動の人たちなんかの思考方法でもある。
湯浅誠が、反貧困という個別問題に深くかかわり、その体験の中で民主党議員を応援してしまう、というのは、その一つ。民主党は、消費税増税に手を貸しただけでなく、湯浅自身が懸命にとりくんできた生活保護についても根本的に改悪させてしまう法案を衆院通過させ、参院でも部分修正で推進させてきた。
東と正反対に、運動に深くかかわってきたがゆえに、部分にとらわれて、根本的な大義を見失ってしまったのが湯浅のこの間の行動だろう。
ただ、湯浅のハマりこみようは、同意できないけども、理解はできる。そうなっちゃうのも仕方がないよね、とは思える程度には健全だ。「じっさい、参院では生活保護の改悪法は廃案になったじゃん」という言い分もあろう。
ところは、東の方は、間違い方がひどい。
「リベラルな~」を標榜して、古くさい改憲案をつくってみたり、石原慎太郎や猪瀬某を応援してみたり、橋下を擁護してみたりしている。
東チックな物言いを借りれば、そういう「右」の人々を支える言動をしているから悪いというのではない。
東自身が何を実現したいのかが、何も見えないことである。
動物化したりポストモダンだったりすりゃあ、そりゃそうだわな、と妙に納得されてしまうだけだ。
東が擁護した勢力や東がまとめた改憲案だけをみれば、「現実政治を追認していれば現実的なリベラルっぽくてそれで(東的には)OKなんじゃね?」と言いたくなるのである。
「共産党の主張が悪いというのではない」という物言いには、政策・政治の中身へのこだわりがゼロであることが透けている。どうにでも変化できるという柔軟性は美しいように見えて、現実追認の言い訳にしかならないことの、いい証明材料になってくれている。
東の言説は、スーザン・ソンタグの、びっくりするくらいの実例になっていることも最後に付け加えておく。
ある現象を癌と名付けるのは、暴力の行使を誘うにも等しい。政治の議論に癌を持ちだすのは宿命論を助長し、「強硬」手段の採択を促すようなものである。……癌の隠喩など殊におおまかなものである。それは複雑なものを単純化する傾向を必ず助長し、狂信的な態度はともかく、自分は絶対に正しいとする思い込みを誘いだしてしまうものである。(ソンタグ『隠喩としての病』)
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「つむじ風」ブログに面白い記事が引用されていたので、それを転載する。
内容は、私が何年も前から言ってきたことと同様だが、それが「超富豪」の一員の口から出てきたのが面白い。実際、このままではアメリカはプロレタリア革命が起こり、超富豪たちはギロチンにかけられる(これはもちろん市民裁判と公開処刑の比喩)か、暴徒たちにリンチされかねない。そしてアメリカの後追いをしている日本も同様である。
ニック・ハノーアーの言っていることは、実に常識的なことであり、その正しさは中学生でも分かるはずだが、アメリカという国でこういうことを言うと、共産主義者か社会主義者扱いされ、「社会の敵」として非難されるのが常である。「超富豪」の中から、こういう勇気ある発言が出てきたことを(彼ら自身のためにも)喜びたい。
(以下引用)超富裕層たちよ、目を覚ませ! このまま「経済格差の拡大」が続けば民衆に襲われるぞ!/ニック・ハノーアー
動画の内容
皆さんは私をご存じないでしょうが 私は皆さんがあちこちで耳にする 上位0.01%の富裕層の一人で つまり紛れもないプルートクラット (超富豪 政治権力者)です
今日は私の仲間である 超富豪の人たちに向けて お話ししたいと思っています
私は資本主義やビジネスを大きな視野で捉え それによって鼻持ちならないほどの利益を得て 皆さんには想像もつかないような生活をしています 複数の住宅、ヨット、自家用機 その他もろもろ でも正直に言います 私はズバ抜けて賢くはありません 最も勤勉な人物でもありません 学生時代は平凡でした 技術も全然ありません プログラムも書けません まさに私の成功は 出生、境遇、タイミングにおける 驚くほどの幸運の結果なのです
しかし私にはいくつか長所があります 1つはリスクに耐える力が非常に強いこと もう1つは将来起きることを言い当てる 直感や洞察力が優れていることです この未来に対する直感が 優れた起業家精神にとって 最も重要だと思います
では今日 私が未来をどう見ているか 気になりますか? 鉄の熊手が見えます 怒りの群衆が手にしているような農具です なぜなら私たち超富豪は 想像を絶するほどの強欲に まみれて暮らし 99%の一般国民を どんどん引き離しているからです
資本主義下の 民主主義において ある程度の格差は必要です 問題は今日の格差が 史上最大であり 日々悪化しているということです そして もしこのまま富や力や所得を 一握りの超富豪に集中させていたら 私たちの社会は 資本主義下の民主主義から 18世紀のフランスのような 新封建主義へ変わってしまいます それは革命前の 農具を持った民衆が反乱した頃のフランスです
「目を覚ませ」
目を覚ましましょう いずれ終わりが来ます 私たちがこの社会における あからさまな経済格差に対して 何もせずにいたら あの民衆が襲いに来ます 自由で開かれた社会で 今のような経済格差の拡大が長く続くはずがないのです 過去にも続いた例はありません 極めて不平等な社会には 警察国家や暴動が付き物です 手立てを講じなければ世直し一揆が私たちを襲いますよ可能性の話ではありません 時間の問題です
経済格差が悪だとかいう倫理的な議論をしているのではありません 私が訴えたいのは この経済格差の拡大は馬鹿げていて 最終的には自滅につながるということです(続きはここから)
私たちは 両政党で強い勢力を誇る― トリクルダウン政策とは手を切って 私が「ミドル・アウト経済」と呼ぶやり方を採用する必要があるのです
ミドル・アウト経済では 経済は複雑、適応的、生態系的なので 均衡や公正とは逆方向に進み 不平等になる傾向があり 効率とは程遠いが うまく管理されていれば 効果的であるという考え方です
大いに繁栄した 資本主義下の民主主義は どれも皆 中流階級と 彼らの生活を左右するインフラに対し 大規模な投資を行うという特徴があるのです
私たち超富豪は この 私たちがさらに富めば 他の人にも富が浸透するという トリクルダウン経済から脱却する必要があります トリクルダウン理論は間違いです そんなはずがないでしょう 私には平均賃金の 千倍の収入がありますが 千倍多く買い物したりはしません そうでしょう? 私はこのズボンを2本買いました パートナーのマイクいわく 「経営者ズボン」 私はこれを2千本買えますよ でも買ってもしょうがないでしょう? (笑)
2013年6月19日 ブルームバーグに私の書いた記事が 掲載されました 『最低賃金15ドルという資本家の理論』 という題です。
その記事が掲載されて ほんの350日後 シアトル市長のエド・マレーが シアトルの最低賃金を 時給15ドルに上げるという条例を 法律として成立させました これは連邦内で一般的な 時給7ドル25セントの 倍以上に当たります 何故そうなったのか 分別ある方なら疑問に思うでしょう
その理由は私たちが共同で 中流階級の人々に 彼らこそが資本主義経済の成長と繁栄の源であると再認識してもらったからです 労働者が持つお金が増えれば 企業は顧客が増え 雇用を増やす必要が出てくると 再認識してもらいました
企業が労働者に生活賃金を払えば 納税者は食糧配給券や 医療扶助、家賃補助などの 労働者が必要とする 生活保護制度の財源を 負担することから 解放されるということを 再認識してもらいました 低賃金の労働者は 納税状況が極めて悪く すべての企業が最低賃金を引き上げれば どの企業も潤い 競争も起きるということを再認識してもらいました
ここで出る定番の反論は 最低賃金の引き上げによって 失業が増えるというものでしょう。
矛盾する証拠がありますよ 1980年以来 我が国のCEOの賃金は 平均賃金の30倍から 500倍に上がりました これが人件費増加の実体です さらにテクノロジー系や 金融サービス系の 労働者もそうです 彼らは平均賃金の何倍も稼ぎますが 彼らの雇用は増加しています。
トリクルダウン支持者の言うとおりなら ワシントン州は大量の失業者を抱えていたでしょう シアトルは沈没していたでしょう ところがシアトルは 国内の大都市で 最も急成長しているのです ワシントン州は 他のどの主要な州よりも高い成長率で中小企業の雇用を増やしています シアトルのレストラン業は 好景気に沸いています
その理由は資本主義の原則として 労働者の持つお金が増えると ビジネスには客が増え 働き手が必要になるからです レストランが従業員に払う給料で 従業員が外食できるようになれば それはレストラン業にとって悪くない話です。
トリクルダウン経済論の最もタチが悪い点は 金持ちが もっと金持ちになれば 皆が幸せになるという その主張ではありません 貧乏人が金持ちになることは経済にとってマイナスだとして 最低賃金の引き上げに反対する人々の主張です それはナンセンスです
私や他の超富豪ら金持ちが我が国を作ったというレトリックは もう止めにしませんか? 我々 超富豪は知っています 表立って認めはしませんが 私たちが このアメリカ合衆国という国以外の どこか別の場所で生まれていたら 舗装もされていない道端に裸足で立ち 果物を売る人たちと同じだっただろうと 極貧の地域などに優れた起業家がいてもどうにもならないのです その起業家の顧客にどれだけの購買力があるか それに尽きるのです
ではここで私が「新資本主義」と呼ぶ 経済の新たな形 政治の新たな形をご紹介しましょう
資本主義は 他の仕組みを圧倒し 起業家にしろ顧客にしろ より多くの人を巻き込むことでより良く機能するということを認めましょう 是が非でも政府の規模を縮小しましょう ただし生活保護制度を切り詰めるのではなく 労働者が十分な賃金を得た結果 保護が必要なくなるようにするのです
中流階級にたっぷりと投資し 私たちの経済が より公正で より包括的になるようにしましょう より公正ということは 真に競争力があるということで 真に競争力があるということは 人類が抱える問題に対する解決策を作り出す能力が高く それが成長と繁栄を推進する力になるのです
人類が社会における繁栄をもたらすために生み出したもののうち しっかり管理された資本主義ほど優れた社会技術は他にありません しかし資本主義は 複雑なシステムが増殖するという その根本的な力学のため どうしても不平等や富の集中 破綻に向かってしまう傾向があります
民主主義の仕事は 大衆の関わりを最大限に高めることです ごく一部の人だけに お金を集中させるのではなく 繁栄をもたらすようにするのです 政治が繁栄と成長をもたらすのは 起業家とその顧客の双方が 豊かになれるような条件を 整えてこそです 私のような資本家と 労働者の力関係を整えるのは 資本主義にとって悪い話ではありません 不可欠なことです
最低賃金を妥当な額にすることや 医療費を手頃な額にすること 有給病気休暇や 中流階級が必要とする 教育や研究開発などの 重要なインフラをまかなうために 必要とされる一歩進んだ税制 これらはやり手の資本家なら 成長のために進んで利用すべき必須ツールです なぜなら 私たちほど その恩恵を受ける人は いないですからね
私たち超富豪は理解する必要があります アメリカ合衆国が私たちを作ったのであり 私たちが国を作ったのではありません 中流階級の成長は 資本主義経済における繁栄の源であり 繁栄の結果ではありません そして私たちは決して忘れてはなりません 私たちの中で最も有能な者でさえ 状況が最悪なら 未舗装の道端に裸足で立ち 果物を売ることになるのです
超富豪の仲間たちに告げます 私たちが我が国のために再び尽力し より包括的で より効果的な 新たな資本主義に取り組むべき時が来たような気がします 新たな資本主義はアメリカの経済を世界一の活力と繁栄に満ちたものとして 末永くあり続けることを保証するものです 我々自身の将来 そして― 子々孫々の未来を守りましょう あるいは何もせず 上流階級の優雅な暮らしや 教育の中に身を潜めて 自家用機やヨットで遊び― 楽しいですしね 民衆の反乱を待つかです
ありがとうございました -
「村野瀬玲奈の秘書課広報室」に転載されていたツィートを引用。
ある大手新聞の調査によると、安倍政権支持率は40%を切り、安倍政権を支持しない、が40%を超えたそうである。マスコミも、少しスタンスが変わってきた気配もある。いまは洞ヶ峠の筒井順慶状態か。
普通なら、これで野党が楽勝できないほうがおかしい話である。簡単な話、「消費税完全廃止」を公約に入れればいいだけだ。財源ガーなどという批判には、安倍のばらまき外交やフクシマの無駄な原発処理の金の財源はどこだ、と言えばいい。
もちろん、派遣労働者法も改定し、正規労働者雇用を雇用の大原則とする、など、公約とすべきことは沢山あって、政府攻撃など簡単きわまる話である。まあ、最初から野党に勝つ気が無ければ話は別だ。
(以下引用)



