https://earthreview.net/water-bear-human/
<転載開始>
地球で最強の生物クマムシ。どうすると死ぬのかさえ不明。scmp.com
死なない生き物の遺伝子を人間に適用する試み
ある程度の大きさを持つ生物の中で、この世で最も強いとされているもののひとつに、
「クマムシ」
というものがあります。
クマムシ
dailymail.co.uk
大きいといっても、1ミリ以下くらいなんですが、それでも、このような多細胞生物で、これほど「強い生物」は他にはいないと見られます。
たとえば、以下のような特徴があります。
クマムシの強さ
・マイナス 257度の絶対零度近くの温度で死なない
・151度の高温 (天ぷらを揚げるくらいの温度)で死なない
・ヒトの致死量の約 1000倍である 6200グレイの放射線で死なない
・真空や宇宙空間でも死なない
・7万5000気圧 (地球には存在しない水深750キロの水圧)で死なない
さらには英国の報道では、
「凍らせ、乾かして、放射線にさらしても、200年後もまだ生きている」
というようなものもあり、「いや、200年も続けられているクマムシの研究はないし」とは思いましたが、とにかく信じられないほど強靭な生物であることは事実です。
このことを知ったのは、6年くらい前で、米国の科学者が、
「太陽系外への宇宙探査ミッションの乗組員として、クマムシを採用した」
という報道をご紹介したのでした。
何の縁か、NASA とカリフォルニア大学のその共同ミッションの名前は、
「 Deep In 」
というものでしたが、その後、実際に行われたのかどうかは不明です。
地球最初の太陽系外への宇宙探査ミッションの乗組員が「クマムシ」に決定。光の4分の1の速度で星間脱出を目指すそのミッション名は「DEEP IN 計画」
In Deep 2017年11月8日
しかし、それよりも、私はこの頃から、
「このクマムシの遺伝子は何かに使われそうだなあ」
と思っていました。
世界の軍部は「最強の兵士」を作り出すことの研究を長く続けていまして、ロシアなどは、ソ連時代から、その試みをおこなってました。以下の記事にあります。
ロシア軍の最終兵器: 通常の人間を超人にするサイコジェネレーターや細胞の電極に作用する周波数兵器
In Deep 2012年05月04日
そうしましたら、最近、香港の報道メディア、サウスチャイナ・モーニングポストが、
「ヒトの胚細胞に、クマムシの遺伝子を遺伝子編集テクノロジーで組み込むことに成功した」
と報じていました。
組み込んだのは、クマムシの「放射性物質に対して遮断作用を持つ部分の遺伝子」ということで、つまり、
「核兵器使用などでの放射性降下物 (死の灰)の中でも影響を受けないヒト細胞を作ることができる可能性がある」
というようなことを述べていたようです(苦笑)。
最近の遺伝子編集はやりたい放題になってきていますけれど、ただ、これがすぐに実際の人間に導入される可能性はないです。
今回ご紹介する記事にもありますけれど、「未知すぎる」のです。
しかし、仮に秘密裏にでも、そのような人体への実際の適用のようなことがおこなわれた場合、場合によっては、「とんでもない人種」が登場するのかもしれません。
多くは副作用で生きられないでしょうが、偶然、「生きのびてしまう人」が出る可能性はゼロではないのかもしれません。
それはもうすごいのができあがります。
死なない人間ができあがります。
本当に今の世は狂気です。
サウスチャイナ・モーニングポストの報道を紹介していた記事をご紹介させていただきます。
「前例のない」中国の遺伝子実験は、放射線耐性のスーパーソルジャーの軍隊につながる可能性がある
"Unprecedented" Chinese Genetic Experiment May Lead To Army Of Radiation-Resistant Super Soldiers
zerohedge.com 2023/04/01
中国からの報告は、中国の科学者たちが、人間の DNA の操作に目を向けて、フランケンシュタインのような遺伝子実験で障壁を乗り越えようとしていることを確認した。
香港に本拠を置く報道メディア、サウスチャイナ・モーニング・ポストは今週、北京で活動している中国軍に関連する科学者チームによる発表に基づいて、画期的な見出しを掲載した。それは、
「核兵器の放射性降下物を生き延びたスーパーソルジャー」
というものだった。
このプロジェクトは、中国語の科学ジャーナルである軍事医学科学 (Military Medical Sciences)で、最初に発表され、科学界でますます多くのメディアの注目と関心を集めているが、この実験は監督者たちによって「完全に合法なものだ」とされている。
詳細によると、軍の科学者たちは、「顕微鏡レベルのクマムシの遺伝子を、ヒト胚性幹細胞に挿入し、これらの細胞の放射線に対する耐性を大幅に高めることに成功した」と述べている。
彼らは以下のように述べている。
「この前例のない実験の成功は、核兵器の放射性降下物を乗り切ることができる非常に頑丈な兵士の出現につながる可能性がある」
このイニシアチブには、クマムシで見つかった重要な遺伝子のヒト DNA への実験的導入 (胚細胞を利用)が含まれていた。
このクマムシの遺伝子は、放射線やその他の極端な環境の影響に対して、まれな耐性を与えている。
科学者たちは長い間、クマムシが、いつの日か人間の生存と長寿の鍵となる遺伝的秘密を保持している可能性があると考えてきた。長さが 1ミリにも満たない 8本足の小さなクマムシは、次のように説明されている。
クマムシは小さくてかわいらしいが、彼らは事実上不滅だ。この極小の動物は、熱湯の入った鍋や深海の海溝の底、さらには宇宙の冷たく暗い真空の中でも生き残ることができる。8月には、科学実験の一環としてクマムシを乗せたイスラエルの宇宙船を月面に衝突させたが、 科学者たちはクマムシたちは生き残った可能性があると確信している。
中国チームは、放射線やその他の害から保護できる盾のようなタンパク質を生成できるクマムシの遺伝子を分離したことで、「 CRISPR/Cas9 (※ 遺伝子編集テクノロジー)を使用して、この遺伝子をヒト DNA に導入する方法を発見した」と述べた。
軍事科学アカデミーの放射線バイオテクノロジー研究所の Yue Wen 教授が率いるチームによると、実験室での実験では、クマムシの遺伝子を持つヒト胚細胞のほぼ 90%が、通常ならヒトの致死量である X線放射にさらされても生き残ったと報告された。
しかし、チームはいくつかの大きな「未知数」を認めている。
論文によると、クマムシの外来遺伝子を人間の胚細胞に追加すると、有害な突然変異を引き起こしたり、2つの種の間の遺伝的ギャップのために細胞を殺したりする可能性があり、Yue 氏のチームはそのリスクを認識している。
放射線を遮断するタンパク質は「クマムシに固有のものである。種間発現後の免疫応答は不明であり、安全性の問題につながる可能性がある」と彼らは論文に書いている。
彼らは、最初の対応者、軍関係者、または核放射性降下物ゾーンの近くにいる人たちの急性放射線障害の治療に関連する場合に、クマムシの実験を中心とした遺伝子操作技術の将来の応用の可能性を想定している。
彼らはまた、未来の「スーパーソルジャー」の時代と、核の黙示録を生き残ることができる遺伝子改変された人間の時代を予見している。
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