「ロイター」記事を転載。
難病患者でなくても、年をとれば体が不自由になり、感覚器官も鈍くなり、頭の働きも悪くなるから、生きていても苦痛なことが多いはずだ。だからこそ、「早く死にたい」という老人がたくさんいるのだろう。しかし、自殺は周囲への迷惑があるから、なるべくなら「うまく殺してほしい」と思っている人が多いのではないか。本当は、自分でも気づかないうちに死んでいた、というのが一番幸せな死に方だろうが、それに次ぐのが「安楽死」である。
しかし、安楽死というのは、まだ生きられる状態の間に殺すか死ぬかすることだから、それを法的に(そしてキリスト教社会では宗教的にも)認めることは難しい。いわば「合法的殺人」「合法的自殺(幇助)」を認めるかどうかという問題だ。
スイスは、その数少ない、「安楽死」が法的に認められている国のようだ。そして、そのことは、世界各国の難病の人、(そして、記事には書かれていないが、「約半数」が難病の人らしいから、残り半数は高齢者だろう。)高齢者から垂涎の的のようだ。
当然の話である。
だが、問題は、スイスまで行くのも、そこで「殺処分」してもらうのも、おそらく相当な金がかかるだろう、ということである。金持ちでないと、楽に死ぬこともできないようだ。まあ、貧乏人は「ドアノブに紐をかけて」(笑)首吊りするという手もある。
遺体の処理は他人に迷惑をかけることになるが、それくらいは我慢してもらおう。
(以下引用)
難病患者でなくても、年をとれば体が不自由になり、感覚器官も鈍くなり、頭の働きも悪くなるから、生きていても苦痛なことが多いはずだ。だからこそ、「早く死にたい」という老人がたくさんいるのだろう。しかし、自殺は周囲への迷惑があるから、なるべくなら「うまく殺してほしい」と思っている人が多いのではないか。本当は、自分でも気づかないうちに死んでいた、というのが一番幸せな死に方だろうが、それに次ぐのが「安楽死」である。
しかし、安楽死というのは、まだ生きられる状態の間に殺すか死ぬかすることだから、それを法的に(そしてキリスト教社会では宗教的にも)認めることは難しい。いわば「合法的殺人」「合法的自殺(幇助)」を認めるかどうかという問題だ。
スイスは、その数少ない、「安楽死」が法的に認められている国のようだ。そして、そのことは、世界各国の難病の人、(そして、記事には書かれていないが、「約半数」が難病の人らしいから、残り半数は高齢者だろう。)高齢者から垂涎の的のようだ。
当然の話である。
だが、問題は、スイスまで行くのも、そこで「殺処分」してもらうのも、おそらく相当な金がかかるだろう、ということである。金持ちでないと、楽に死ぬこともできないようだ。まあ、貧乏人は「ドアノブに紐をかけて」(笑)首吊りするという手もある。
遺体の処理は他人に迷惑をかけることになるが、それくらいは我慢してもらおう。
(以下引用)
スイスへの「自殺旅行」が4年で倍増、調査で判明
[チューリヒ 21日 ロイター] - 安楽死が目的でスイスを訪れた外国人が、2009─12年の4年間で倍増したことが、「医療倫理ジャーナル」誌に掲載された調査で明らかになった。
スイスは1940年代から、直接の関係をもたない人物のほう助による自殺を合法と認めている。このほか、オランダ、ルクセンブルク、ベルギーと米国の一部の州でも安楽死が法的に認められているが、多くの国では依然違法。こうしたなか、末期患者などが近親者や医師の訴追を回避するため、安楽死目的で外国を訪れる例が出ている。
2012年にスイスでほう助自殺により人生を終えた人は172人で、09年の86人から増加。このうち、ほぼ3分の2がドイツ人と英国人だった。
自殺志願者の約半数については、まひ、運動ニューロン疾患、パーキンソン病、多発性硬化症など神経性の疾病が自殺の要因となっていた。
08─12年にスイスを訪れた自殺志願者は、31カ国の計611人。平均年齢は69歳だった。半数近くがドイツ、20%が英国から渡航。上位10カ国にはフランスとイタリアからの渡航が含まれ、この2カ国は特に増加が目立っているという。
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