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徽宗皇帝のブログ

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「初心者(ノビチョク)」向けの政治的詐欺事件
「櫻井ジャーナル」記事を一部カットして、例のロシア野党党首暗殺(?)未遂事件の概要部分だけ載せておく。まあ、世界政治に関しては西側マスコミ(ユダ金マスコミ)だけ読んでいては、何も分からないということだ。

(以下引用)

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 ロシアの親米活動家、アレクセイ・ナワリヌイが昏睡状態になった出来事でマリーナ・ペブチフなる人物が注目されている。ナワリヌイのシベリア訪問に同行していた6名のひとりで、ロシアの警察による事情聴取要請をただひとり拒否、8月22日に出国した。彼女によると、自分は「マリーナ」ではなく「マリア」であり、マリア・ペブチフは事情聴取を求められなかったとしている。



 ペブチフはイギリスの永住権を持っているが、生まれたのはロシア。1987年のことだ。ロシアでの報道によると、ナワリヌイの活動に合流したのは2009年で、その当時、イギリスの国会議員のアシスタントをしていた。



 2010年にモスクワ・ロモノソフ大学を卒業、現在はイギリスやオーストラリアで書店チェーンを経営している。彼女は反ウラジミル・プーチンの富豪、ミハイル・ホドルコフスキーやイエブゲニー・チチバルキンと親しく、資金的な後ろ盾はしっかりしているのだろう。



(中略)



 ナワリヌイの事件にはこうした人脈がある。こうした人脈の影響下にある西側の有力メディアがプーチンを攻撃するのは当然だと言えるのだが、この事件が誰にとって利益になるかも話題になっている。ロシアでの支持率が2%に満たないナワリヌイに毒を盛る必然性がプーチン政権にないからだ。



 この事件後、アメリカ政府はロシアからEUへ天然ガスを運ぶパイプライン、ノードストリーム2の建設を中止するように要求している。このパイプラインはロシアとEUを結びつけることになり、EUの自立を嫌うアメリカやイギリスの支配層は建設を止めようと必死だ。この建設において、EU側で中心的な役割を果たしてきたのがドイツ。そのドイツへナワリヌイへ運び込んだ意味は大きい。



 そもそも毒を盛られたという主張の根拠は示されていない。ドイツ軍の研究機関がそう主張し、同国の病院も同じことを言い始めただけである。



 西側は「ノビチョク(初心者)」なる神経ガスが使われたと主張している。その毒性は別の神経ガスVXの10倍だと宣伝されているが、そのVXガスの致死量は体重70キログラムの男性で10ミリグラム。ノビチョクは1ミリグラムということになる。「すごい」と思わせる数字だが、ナワリヌイは死ななかった。



 ノビチョクという名前が広く知られるようになったのは2018年のことだろう。この年の3月、イギリスのソールズベリーでセルゲイ・スクリパリとユリア・スクリパリの親子に使われたと西側の政府や有力メディアは宣伝したのだが、この時も証拠は示されず、この親子は死ななかった。



 ナワリヌイが昏睡状態になった直後に航空機は緊急着陸、オムスクの病院で治療を受けている。その病院の医師によると、昏睡状態になった原因は低血糖。彼は糖尿病を患っていることから、素直に考えれば糖尿病性ショックとも呼ばれる重度の低血糖が原因だ。

 

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