公務や公的事業の民間委託や民営化の根本理由について鋭い推理が書かれている。まあ、銀行が傘下にサラ金会社を持つようなものである。本体に都合の悪い仕事はヤクザ(ダニ企業)に委託www
(以下引用)
(尚ここからの話は個人情報を含むので、一部事実と変えている部分がありますが、概ねの内容は変えていません)
さて、ここからがタイトルに書いた件なのですが。
昨日、謎の民間企業から督促状が届いたのですよ。
・・・
ハガキの中を確認したところ、年金保険料の未納に関するものでした。
いや、私未納なんてしてないですよw
口座から勝手に引き落とされるだけなので、納付忘れとか心当たりない。
それで内容をよく見てみると、未納月の部分を見て1つだけ思い当たることがありました。
私は昨年会社を売ったわけですが、そこから新しく社会保険に再加入する手続きをしたのですね。
口座振替とかカード払いとか、お役所経由って何かとタイムラグがあります。
昨年のある日、年金料金未払いのお知らせと納付書が入った封筒が役所から届きました。
すぐに役所に問合せ、
私「あの。もう引落の手続きしてますが」
公務員「すみません今お調べしたところ引落は10月分からになるので9月分まではお送りした納付書でお支払い頂く必要があります」
私「わかりました、今届いてるものを支払えば後は自動的に支払えますね?2重に支払うことにならないですよね?」
公務員「はい大丈夫です」
と言われ、届いた納付書で支払い1~2ヶ月後。
また料金未払いのお知らせと納付書が届きました。
イラッときてまた役所に電話。
私「あなた達ふざけてますか?」
公務員「大変申し訳ございません。以前の担当者が分かりにくい表現を使っていたようで(長々言い訳:以下略)」
私「いや単純に間違ってただけですよね」
公務員「申し訳ございません」
私「本当にこれを支払えばもう終わりなんですね?」
公務員「はい、引落は11月分からになるのでその10月分のお支払いだけして頂ければ。間違いありません」
私「本当ですね?絶対ですね?わかりました」
それから数ヶ月経ち、昨日。
督促状がw
もうね、「お前らなんなん?誰なの?馬鹿なの?」って心境で頭に血が上って電話してやりましたよ。
私「督促状が来たんですけど絶対支払ってます」
受付「さようでございますか、行き違いの可能性もあるのですが」
私「ってかお宅誰ですか?何で民間企業から督促が来るんですか?」
受付「こちらは業務委託されている会社で」
私「何の会社なんですか?どこの資本ですか?パ〇〇ですか?」
受付「こちらは〇〇グループという人材派遣でパ〇〇ではありません」
私「なんで年金の情報が勝手に民間に渡ってるんですか、そんな同意書にサインした覚えないですよ」
受付「それは・・・」
とりあえずこんなやり取りして、結局役所に電話して欲しいとのことで、次は役所に電話しました。
私「あの・・・おたくらふざけてますか?」
私「こういうことにならないように何度も何度もそちらとやり取りしましたよね。通話録音してますでしょ、聞いてみてくださいよ」
公務員「いいえ、あの、えっと、録音はされていません」
私「自分たちに都合の悪いところだけは録音されてないって随分都合いいシステムですね、過去の履歴は何も残っていないのですか?」
で、過去の履歴を調べてから折り返す運びに。
折り返しがきて、概ね私の主張が正しかったとのことで向うは平謝りしてきました。
もちろん支払いますが、私としてはとても複雑な心境です。
だって、年金って私達の世代はまず恩恵を受けられないわけですよ。
もう制度上破綻してますからね。
でも今の年金受給世代を支える為に必要だから、いわば税金の意味で納付しているわけです。
しかも滞納が起こらないように何度も役所とやり取りして。
それなのに度重なる役所のミスで滞納が出てしまい、それが解決したはずだったのにまた滞納。
しかも役所からではなく、得体のしれない民間企業から督促状が届くっていうね。
もう突っ込みどころが多すぎて嫌になります。
(というか年金情報なんて預貯金並みの個人情報ですからね・・・)
ちなみに役所の人間にこんなことを聞いてみました。
Q)一体なんの業務を委託をしているのか?
A)おもに督促系の業務を平成27年?からしています。
Q)でも昨年は役所から督促来たけど。
A)役所か委託会社のどちらか、もしくはその両方から連絡が行く場合があります。
Q)つまり明確に業務を分けてないっていうこと?
A)です・・・
Q)業務が重複しているってことは、そもそも業務を委託しなくても回るんじゃないの?
A)・・・・
Q)ってか国民の同意なしでそんなことしてもいいの?
A)国が決めたことなので・・・・
とまぁこんな感じでした。
電話口は若い女の子だったから、これ以上詰めて泣かしたくないので、このあたりにしましたが。
多分国は最終的に、破綻しはじめた制度は民間に丸投げして責任を回避する魂胆なのでしょうね。
水道もそうです、もうインフラが老朽化で安全の担保ができないと踏んで民営化をし始めたと私は解釈しています。
この先都合の悪い公的サービスは、国民の同意なく勝手にお友達の民間会社に売り渡される流れなのは明白で、
「あぁここは民主主義国家ではないのだな」と改めて痛感するのでした。
そして行政ではなく民間だから、督促業務も強気に出来るメリットがあります。
NHKだって未納回収は民間に丸投げしましたでしょ。
最近は社会問題になり随分と態度が改善されましたが、以前はすげぇ強行でしたから。
私は昔からテレビなんて見ないので大元から引いていません。
だから支払義務はありませんが、それでも家の中を覗き込んでくるヤカラもいましたからね・・・。
まぁなんていうか・・・
未来の姿が垣間見えた一件でした。
これから先の社会は少々荒れそうですよ(天気予報みたい)。
皆様もご注意ください。
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