トランプ前米大統領(ゲッティ=共同)
 米ニューヨークの裁判所付近に集まる警察関係者=3月31日(ロイター=共同)
 トランプ前米大統領(ゲッティ=共同)
 米ニューヨークの裁判所付近に集まる警察関係者=3月31日(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】米主要メディアは3月31日、起訴されたトランプ前大統領の罪状認否が4月4日にニューヨーク市内の裁判所で行われると報じた。南部フロリダ州に住む前大統領は同3日に同市入りするとみられている。大統領経験者が初めて被告人として裁判官の前に立たされる歴史的な手続きに向け、調整が本格化した。


 ABCテレビは、罪状は計二十数件で、重罪も含まれると報じた。CNNテレビは30件以上で、業務記録を偽ったことに絡むと伝えている。内容は罪状認否まで封印されるため詳細は明らかになっていない。


 出頭した後に罪状認否に臨むのは4月4日午後(日本時間5日未明)の予定。前大統領の代理人は、検察との司法取引には応じずに争う方針だと表明した。被告人が手錠をかけられたまま公衆の前に姿を見せる手続きについては、今回はないとの認識を示した。


 前大統領は4月4日に指紋採取や顔写真撮影、罪状認否などを経て、同日中に保釈を認められる公算が大きい。2024年大統領選に向けた運動を続けることも法的に可能だ。