ミャンマー軍部による「クーデター(笑)」と言うか、猿芝居には何の興味も無いのだが、「逝きし世の面影」読者コメント欄を読んで、頭に浮かんだ浮遊思考を少し書いてみる。
先に、コメント欄から幾つか抜粋するが、その「意見」に賛同しての抜粋ではなく、単なるデータ、あるいは思考のきっかけにすぎないのをお断りしておく。また、それに触発された私の考えも、何の根拠も無いシャボン玉的思考にすぎない。
その前に、なぜ今回の事件を猿芝居と言っているかと言えば、ミャンマー軍部そのものが欧米DSの傀儡にすぎないというのが私の基本的な考えだからだ。かつての欧米植民地の政権はすべてそうである。インド然り、パキスタン然りだ。違うのはベトナムくらいだが、これは社会主義政権が間に挟まっていた(今もそうかもしれないが、実質的には資本主義化してはいるだろう。)ことの結果、あるいは宗主国がフランスという、政治(陰謀)下手国家だったからだろう。
スーチーについて言えば、彼女が本当に軍事政権の敵ならとっくに殺されているはずだ。つまり、軍事政権を敵役として成立させるための猿芝居の「正義のヒロイン」でしかない。そしてミャンマー軍事政権が本当に欧米の敵なら、とっくの昔に、欧米が糸を引いた「クーデター」で倒されていただろう。その「軍事政権」が長い生命を保っていたのは、背後に(いざと言う時に中国やロシアと戦わせる手駒として)欧米の支持があっただけでなく、政権が「軍部独裁」であろうが「民主主義政権」だろうが、国民には関心の外であった、ということである。
前置きのつもりが長くなったので、「逝きし世の面影」読者コメントへのコメントは書かないかもしれない。私が強調した赤字部分を読むだけで私の言いたいことは分かるだろう。つまり、この前書き部分で書いたことの「現在の事件での確認」である。
(2月9日追記)
ミャンマーの件は少し気にかかっていたのだが、その後の情報も無いので、一番妥当かな、と私が思う「櫻井ジャーナル」氏の考えを転載して私の意見の代わりとしておく。
(以下引用)赤字は徽宗による強調。
先に、コメント欄から幾つか抜粋するが、その「意見」に賛同しての抜粋ではなく、単なるデータ、あるいは思考のきっかけにすぎないのをお断りしておく。また、それに触発された私の考えも、何の根拠も無いシャボン玉的思考にすぎない。
その前に、なぜ今回の事件を猿芝居と言っているかと言えば、ミャンマー軍部そのものが欧米DSの傀儡にすぎないというのが私の基本的な考えだからだ。かつての欧米植民地の政権はすべてそうである。インド然り、パキスタン然りだ。違うのはベトナムくらいだが、これは社会主義政権が間に挟まっていた(今もそうかもしれないが、実質的には資本主義化してはいるだろう。)ことの結果、あるいは宗主国がフランスという、政治(陰謀)下手国家だったからだろう。
スーチーについて言えば、彼女が本当に軍事政権の敵ならとっくに殺されているはずだ。つまり、軍事政権を敵役として成立させるための猿芝居の「正義のヒロイン」でしかない。そしてミャンマー軍事政権が本当に欧米の敵なら、とっくの昔に、欧米が糸を引いた「クーデター」で倒されていただろう。その「軍事政権」が長い生命を保っていたのは、背後に(いざと言う時に中国やロシアと戦わせる手駒として)欧米の支持があっただけでなく、政権が「軍部独裁」であろうが「民主主義政権」だろうが、国民には関心の外であった、ということである。
前置きのつもりが長くなったので、「逝きし世の面影」読者コメントへのコメントは書かないかもしれない。私が強調した赤字部分を読むだけで私の言いたいことは分かるだろう。つまり、この前書き部分で書いたことの「現在の事件での確認」である。
(2月9日追記)
ミャンマーの件は少し気にかかっていたのだが、その後の情報も無いので、一番妥当かな、と私が思う「櫻井ジャーナル」氏の考えを転載して私の意見の代わりとしておく。
2021.02.02
カテゴリ:カテゴリ未分類
クーデターで実権を握ったミャンマーの軍部はアウンサン・スーチーを含む政府の要人を軟禁、「緊急事態」を宣言したようだ。軍部の利権が関係していることは否定できないが、それが全てなら、2010年11月にスーチーが解放され、「民主化」されたことを説明できない。それ以外の要因があるということであり、それはアメリカを支配する私的権力の対中国戦争だと言えるだろう。
(以下引用)赤字は徽宗による強調。
- 米中植民地戦争 (セコイアの娘)
- 2021-02-02 09:17:03
- アメリカが民主党政権になった途端、ミャンマーでクーデター。
インド、中国と国境を接し、インド洋にでられる地政学的要所にある小国の悲哀。
民主化以前、北京詣でを繰り返していたスーチーに対し、ロヒンギャでお灸をすえた西側。圧倒的な経済力で、ミャンマーに進出してくる中国に対し、ミャンマー人の間で高まる反中国感情を無視できず、対中国にモノをいう様になったスーチー。
ミャンマーのクーデターに対し、アメリカ、国連の対応が素早い。筋書どおりということか。スーチーカムバック!ということか。
スーチーさん、西側のマドンナに戻る必要はない。中国の駒になる必要もない。どうせ、植民地戦争なのだから。守るべきは独立。
民主党政権になった途端、アジアで動乱の狼煙。
- 踊るクーデター (宗純)
- 2021-02-02 16:48:30
https://twitter.com/AdityaRajKaul/status/1356315137976672259
エアロビクスの女性はクーデターが#Myanmarで起こっていることに気付かずに踊っている。しかし、彼女の後ろでは.議会に到達する装甲車の軍団が。
信じられないほど平和なミャンマーの仏的クーデター
Mikio Oishi
@mikionz
·2月1日
選挙結果に不満をもつミャンマー国軍が実力で権力奪取しそうなのは、米国で選挙結果に不満をもつトランプ支持の軍部が実力を行使するシナリオとダブる。
違いは、前者(ミャンマー)では選挙が民意表現の手段として有効なのに対し、後者(アメリカ)ではそれに大きな疑義があること。選挙が民意を表現しない時、どうすればいい?
何とも皮肉な成り行きですが、ミャンマーの方はロヒンギャ問題が国軍クーデターの原因として大きいでしょう。
下手をすれば、最悪ならNATO諸国やアメリカのカラー革命のリビアの二の舞になって破綻国家がもう一つ生まれる。最良でもシリアのようにアルカイダやイスラム国のヤラセ内戦で社会がボロボロになる。
今回のアセアン諸国の態度は、即座に非難した日本や欧米先進国諸国とは対照的に、懸念を表明したシンガポールが一番強硬で、多くはカンボジアやフィリピンのように内政不干渉に徹している。
要は軍部のクーデターよりも欧米民主化勢力による偽装カラー革命の方が恐ろしいのですよ。ミャンマーの場合も国軍とスーチーとは対立していても最後には小異を捨てて欧米先進国からの干渉に抵抗するでしょう。
矢張り一番心配なのはミャンマーのクーデターではなくて、アメリカの新コロを利用した極悪民主党やリベラルメディアのインチキ郵便選挙クーデター。バイデンは勝った勝ったと宣伝するが、これでは到底すんなり終わるとは思えない。
あの名古屋市長による愛知県知事のリコールでは署名の8割以上がインチキだったらしいが、同じ仕組みで誰が何処でどのように署名したか不明の胡散臭い郵便投票でニューヨーク州の民主党下院議員予備選で2割は無効だったと日本のNHKが去年夏に報じているのですから、郵便票が大部分の民主党バイデン候補の不正選挙は明らか。いくら不正選挙は無かったと言い張っても誰も信用するものは無い。
- ロヒンギャ アゲイン (セコイアの娘)
- 2021-02-03 04:07:08
- ASEAN諸国の中で、どうしてミャンマーだけが中東化のターゲットになるのかということです。
ロヒンギャ問題は存在しないというのが、ミャンマー政府の公式見解であり、スーチーさんは、自ら盾になって国軍を擁護してきました。このスーチー氏の対応は、国民の圧倒的支持を得、国軍とスーチー氏の関係は良好だと思われていました。
ちなみにミャンマー人はロヒンギャとはよばず、ベンガリーと呼んでいます。バングラからの不法移民という認識です。だいたい、あの辺りを旅すればわかると思いますが、国境沿いの不法移民なんて、あたりまえすぎて、平和に暮らしている分には問題にもならない位です。
それをあたかも「ロヒンギャ」という固有の民族がいるかのようなストーリをでっちあげ、政権をゆさぶる。
このクーデター、おかしい。何かある。国軍にとっても、NLDにとっても何のメリットもない。ひとつ言えるのは、西側がこのクーデターに狂喜しているということ。
- クーデターで喜ぶのは誰? (セコイアの娘)
- 2021-02-03 09:14:22
- 宗純さん、連打失礼します。どうも納得いかないので。
ビルマ国軍は、民政移管の条件として、①国会の議席の1/4は無条件に国軍が有する ②憲法改正には75%超の賛成が必要 ③外国籍の配偶者がいる者は国家元首になれない
をスーチー氏につきつけ、彼女もそれをのむ形で民政移管がなされました。
しかも、民政とはいえ、国家安全保障にかかわる3省、国防省、内務省、国境省は軍の直轄であり、大統領であっても権限が及びません。つまり、国家元首である大統領など名目でしかありません。
こうした現状を鑑みると、クーデターの理由が「不正選挙」というのは単なる表向きの大義名分であって、真意は他にあると思わざるをえません。
不思議なのは、このクーデタは、国軍にとってもメリットが全くないことです。なぜなら、ロヒンギャという(つくられた)問題をかかえるミャンマー(軍)にとって、スーチーの存在はかかせないからです。彼女以外、国際社会への対応という汚れ仕事、誰ができますか?
彼女を矢面に立たせることで、軍はロヒンギャ問題(対テロですね)に確固とした対応ができたのです。
私は逆説的ですが、彼女を政治の舞台から排除することにとって、おこるであろうコンシクエンスをひきおこすためにしくまれたのではないかと疑っています。地政学的理由からミャンマーを傘下におさめたい中国が背景にあるのではとの憶測もありますが、今の状況で、隣国の中国がNLD排除に加担する理由がありません。
まるで、アメリカの政権交代をまっていたかのように起こった今回のクーデターに、同じアジア人として大変居心地の悪さを感じます。
- Unknown (知廉)
- 2021-02-03 20:39:56
- 私もミャンマー国軍とスー・チーは上手くやってたはずなのに、クーデターという形で排除を図るのは何か別な意志の介在を感じました。また、在日ミャンマー人が2500人も集まって大使館前でデモをしましたが、自然発生的にはあり得ない周到さですね。
しかし、このクーデターのシナリオを書いて実際に動したグループは国軍とNLD双方にいるという事でしょうか?
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