まあ、ウクライナ戦争のほうが派手で面白いという面はあるが、我々の生活に関係するのは新コロ問題の方であって、そちらを忘れているのはあまりにも頭が軽すぎるのではないか。
(以下引用)
そのうちの「ワクチン神話の崩壊」については、最近、研究や論文レベルでどんどんと明らかになっていまして、最近では、
・デンマークの研究 (論文)
・オーストリアの研究 (論文)
・アメリカCDCの科学者たちによる研究 (論文)
などは現行のワクチン接種は、オミクロンに対して「負の効果がある」ことを認めています。
負の効果、というのは、つまり、
「接種したほうが感染しやすくなる」
ということです。
もちろん、どの論文も控え目な書き方ですけれど、この中に「 CDC の科学者たちによる論文がある」というのも興味深いです。この CDC の論文では、文章だけなら「効果がある」というようにあるのですが、資料としてのグラフが時間の経過に伴う「負の効果」を示していました。
CDC でさえ揺らいできているのかもしれません。
そういえば、CDC はアメリカのマスク着用勧告を撤回しましたね。もう基本的にアメリカではマスクは不要になったのです。
(報道) アメリカでCDCによるマスク着用勧告がほぼ終了 (AFP 2022/02/26)
いずれにしても、特にオミクロン株が出た後に、ワクチンの「無効化性」が医学研究で次々と明らかにされています。
東京大学、北海道大学など複数の大学の研究者たちによる「オミクロンに現行のワクチンは効かない」ことを示した論文を以下でご紹介しています。
[記事] 東京大学、北海道大学などの数十名の研究者たちの研究により亜種「BA.2」は最初のオミクロンよりはるかに高い感染性と病毒性を持つことが判明。そして、ワクチンは「 BA.2にはまったく効かない」ことも
地球の記録 2022年2月16日
これら一連のことで重要なのは「オミクロンにワクチンが効かないということ自体ではない」です。
それはずっとそうでした。
それよりも、
「このような研究論文が堂々と、次々と査読されて発表されている」
ということです。
以前ならこのような研究については、やや異端として、たとえばファクトチェックなどから糾弾されることさえありましたが、今はそれもありません。
全体の「流れ」に変化が生じていますので、今後もこのような研究や論文は出てくると思われます。
これまでの「抑圧」に怒りを感じていた科学者たちも多いと思われますので、その「噴出は結構な規模になる」と思われます。
ワクチン批判に対しては、科学の世界は比較的「自由」になったようです。
また、アメリカでもヨーロッパでも、「ワクチン免疫より自然免疫を重視すべきだ」という専門家たちの声が非常に高まっていまして、以前なら強く言えなかった、
「ワクチン免疫より自然免疫がはるかに優れている」
ということを、多くの専門家たちが述べています。
自然免疫が優れていることに関する論文は 140にのぼるのだそうです。
今回は、そのことを報じていましたアメリカのエポックタイムズの報道をご紹介します。
ただし、 mRNA ワクチンを接種した人たちは、一時的にせよ、自然免疫のシステムが崩壊している可能性があり、後から自然免疫主義に移行しても遅い面もある可能性もあります。
以下の、元ゲイツ財団のボッシュ博士の説明などがわかりやすいです。
[記事]「新型コロナワクチンは人間のすべての免疫能力を破壊して人を死に導く」:元ゲイツ財団のワクチン開発局長のボッシュ博士は人類の存続のためにワクチン使用停止を訴え続ける
In Deep 2021年5月5日
しかし、「小さな子どもたちの接種はまだ本格的に始まっていない」ということがあり、子どもたちを守るためには、この自然免疫を重視する(感染して免疫を得るほうがはるかに良いということ)という流れは拡大してほしいとも思います。
幼いうちから身体の免疫メカニズムをワクチンによって妨げられることは良くないです。
ここから記事です。
ますます多くの専門家が米国政府に自然免疫を認めるよう求めている
Growing Number of Experts Call on US Government to Recognize Natural Immunity
Epoch Times 2022/02/23
ますます多くの専門家が、自然免疫、またはコロナ自然感染からの回復によって与えられる保護を正式に認めるように米国政府に求めている。
フィラデルフィア小児病院の小児科教授であり、アメリカ食品医薬品局 (FDA)のワクチンに関する顧問であるポール・オフィット博士はエポックタイムズに「自然感染を 2回のワクチン接種としてカウントする必要があります」と述べている。
オフィット博士と2人の元 FDA当局者は、最近の論説で以下のように述べた。
「すでに(コロナ)感染した人たちに 3回目の接種を要求することは、やり過ぎであり、それは貴重なワクチンの無駄であり、最悪の場合、不必要なリスクがある(ワクチンの副作用が稀なものだとしても)」
現在の CDC のガイダンスでは、12歳以上のすべてのアメリカ人は、ファイザーまたはモデルナの COVID-19ワクチンを 3回接種することを勧告されている。
CDCは、「完全にワクチン接種された人」の定義を、ファイザーまたはモデルナの COVID-19ワクチンを 2回接種した人、またはジョンソン・エンド・ジョンソンを 1回接種した人、としている。
CDCのガイダンスは拘束力を持たないが、ワクチンの義務を課す企業や管轄区域によって、この CDCガイダンスが引用されている。多くの義務は、労働者または居住者たちに完全なワクチン接種を強制している。
または、企業等では、保護が弱まっているためにブースター接種を必要とされている。企業で自然免疫での免除があることはほとんどない。
非営利の医療研究施設であるスクリプス研究所の創設者兼所長であるエリック・トポル氏は、別の論説で、自然免疫がどれほど強力で長続きするかを示す研究の数が増えており、CDC は完全ワクチン接種を再定義するよう促されるはずだと書いた。
この問題に関する最近の研究には、ジョンソン・エンド・ジョンソンと米国政府が資金提供した研究が含まれ、以前のコロナの自然感染だけで、中等度から重度の COVID -19 に対する 90%の防御が提供されるのに対して、ワクチンでは 56%の防御しか提供しなかった。自然免疫が SARS-CoV-2 のデルタ変異体に対して、ワクチン接種よりも保護的であることがわかった。
CDC ディレクターのロシェル・ワレンスキー博士などの米国のトップ保健当局は、自然免疫が発生することを認めているが、COVID-19 の自然感染から回復した人たちに対しても、完全な予防接種スケジュールで人々に予防接種を受けるよう繰り返し促している。
オフィット博士は、2021年に自然免疫についての見解をワレンスキーや国立アレルギー感染症研究所(NIAID)の所長であるアンソニー・ファウチ博士を含む他の当局者と共有するよう求められた 4人のうちの 1人だった。しかし、これについての会議の後でも、アメリカ政府の指導には変化をもたらさなかった。
エポックタイムズは、会議の詳細について情報公開法の要求を提出した。今のところ、CDC、国立アレルギー感染症研究所、ワレンスキー博士、ファウチ博士などはコメントの要求に応答していない。
他の専門家たちは、自然免疫を持つ人々が保持する保護は非常に強力であるため、ワクチンの接種そのものを必要としないか、まったく必要としないかもしれないと言う。
ファイザーとモデルナのワクチンで用いられているメッセンジャーRNA技術の作成を支援したロバート・マローン博士は、自然免疫を持つ人々はワクチン接種後に有害事象に苦しむリスクが高いことを示唆する自然免疫からの保護についての研究の存在を指摘した。
マローン博士は、自然免疫について以下のように述べた。
「 140を超える論文が、自然免疫の優位性を示しています。さらに、自然免疫を獲得した後で接種をすると、有害事象のリスクが高まります」
イタリアの研究者による最近のある研究によると、COVID-19 から回復した人々は、再感染のリスクが低く、重度または致命的な COVID-19 のリスクが非常に低いことがわかった。彼らは、集団に対するワクチン接種のリスクベネフィットは「注意深く評価されるべきである」と述べている。
論文の著者のひとりであるランベルト・マンゾリ博士は、以下のように述べる。
「特に若い人たちの場合、(コロナが)重度または致命的になるリスクは非常に低いので、感染から回復した個人の観点からは、ワクチン接種の利益は非常に小さなものです」
ここまでです。
一応、注釈しておきますと、オミクロンの2代目といえる BA.2 には、この「過去の感染による自然免疫」は効かないことが示されています。これは先ほどもご紹介しました記事の東京大学、北海道大学等の研究で見出されています。
とはいえ、確かにオミクロン BA.2 には、過去のすべてのコロナ感染歴は免疫とはならないのですけれど、しかし接種をしていない人は「失っているものもない」のです。つまり本来持っている自然免疫のメカニズムは失われていないですので、やはり接種した場合よりも「未接種」のほうが感染予防、重症化予防には、はるかに有利です。
特に病原性が高くなっている BA.2 に対しては、自然免疫を損なわない状態にしておくことが、感染予防の基本だと思います。
また、鼻呼吸によって得られる「一酸化窒素による病原体からの防御」を保つために「できるだけマスクをしない」というのも、感染予防には大変に効果的です。この「マスクをしないという予防法」は、今後のあらゆる感染症に対して有効だと考えられます。
副鼻腔で作られる一酸化窒素の優れた殺菌作用については、2020年の記事ですが、以下で書かせていただいています。
[記事] マスク社会の悪影響のメカニズムが出揃った感。鼻呼吸の不足による「一酸化窒素の消えた人体」の将来。特に子どもたちの
In Deep 2020年11月2日
コロナであろうと、他のどんな感染症であろうと、正式な医学的観点からは、この「マスクをしない」「ワクチンを打たない」という予防法に勝る予防法は今のところ見出せません。
実行するのはそれほど難しいことではないと思うのですが。
コメント