なお、この「馬鹿さ」は学歴の有無とは完全に無関係で、むしろ学歴のある人というのは、学校教育に疑問も持たず、その教育内容を頭に詰め込んできた人で、本当の問題を認識できない人、つまり馬鹿がかなり多い気がする。
とは言っても、他人を信じやすいことを馬鹿だと言うなら、全体的に見れば、日本人は昔から馬鹿(つまり、言葉を変えれば善良、あるいは従順)だった気もする。で、善良で従順な国民の国というのは、指導者さえ良ければ最良の国にもなるのである。
(以下引用)
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幸か不幸か、滅多に見ることのできない史上初、かつ史上最大のイベントを見ることができた。新型コロナ騒動のことだ。人類史上初めての大規模詐欺、そしてジェノサイドだったからね。しかも殺される側が、自分を殺すかもしれないワクチン接種に列をなしたのだから驚き。喜劇なのか悲劇なのか。チャップリンが生きていたら喜んで映画にするだろう。
私もずいぶん悩んだというか、迷ったというか。新型コロナ用ワクチンが危険かもしれないことなど、教えられなくても分かるだろうに、一体日本人は何を考えているのかと不思議でならなかった。
でもそれもここに来てあまり迷わなくなった。なぜなら、日本政府や厚労省、医者、マスコミなどの騙す側を除いて、日本人の多くが愚か者であることが分かったためだ。皆さんご存知の"オレオレ詐欺""振り込め詐欺"の被害者とほぼ同じ。被害者だから悪くはない。悪くはなくてお気の毒な存在だけれども、大変な愚か者だ。
そのオレオレ詐欺の被害者以上に愚かなのが、今回新型コロナ用ワクチンを打った人たちだ。政府は約80%の日本人がワクチンを接種したと公表している。オレオレ詐欺であれば財産を奪われるけれども命までは持っていかれない。ところがワクチンは違う。命を奪われた人が、現時点でおおよそ20万人はいると推測できる。その結果平均寿命まで短くなった。もちろんワクチン後遺症で苦しんでいる人もそれ以上いる。オレオレ詐欺の被害どころではない。
ありえないよなあ、と思う。しかも、これだけ被害が蔓延しているにもかかわらず、現在でもワクチンを打ちたがる人がいるというのだから驚き。世界の主要国はとっくにワクチン接種などやめているのに。
ふと思ったのは、ワクチンを打つ人たちは、"意識高い系"を自認しているのではないかということ。自分たちが"意識高い系"で格好いいと誤って思い込んでいるのではないだろうか。つまりは虚栄心かな。見栄っ張りというか、自惚れ屋というか。おまけに自分がアホであることには気がつかず、他人にも勧めたりするものだから手に負えない。自分が"意識高い系"であることを周りに見せびらかしたいためだ。
ことによると、"虚栄心"というのは日本民族の一番の特徴なのかもしれない。2009年のことだったらしいが、蓮舫が「2位じゃダメなんでしょうか?」という発言をしてずいぶん叩かれた。一つの考え方であって、叩かれるほどの問題ではない。もっと極端なのは、1968年に東京五輪のマラソンで銅メダルを獲得した円谷幸吉が自殺したことだ。銅メダルだったことが自殺の直接的原因だったか否かは判然としないが、世間も、周囲の人たちも、本人も、銅メダルを失敗としか認識できなかったようだ。そんなところにも日本人の虚栄心の強さが表れる。
それにしても、日本人の虚栄心をくすぐってワクチン接種をさせようとする手法はものの見事に的中した。名だたる学者や医者がワクチン接種を推奨した。総理大臣もその他の大臣も、厚労省も、マスコミも、こぞってワクチン接種を推奨した。見逃せないのはワクチン接種を推奨した人たちが、政治家を除けば、いずれも知的レベルが高いと思われていたことだ。岸田総理やデマタロウなどは大変に低知な人だけれども、専門家にワクチン接種推奨の意見を言わせてそれを利用した。
虚栄心が強い日本人は人からバカだと思われたくない。このこと自体が能力の低い証拠なのだけれども、そこまで考える能力もない。知的な方面でも世間の流行に付いていけることを示そうとした。マスク、ソーシャルディスタンス、消毒、パーティションなど、そんなものを信じている時点で低知の証明のようなものだけれども、"意識高い系"と思われたいそれだけのために、結果として意識の低さを行動で示すことになった。
「バカは死ななきゃ治らない」というから、次回に画策されるパンデミック詐欺にもやっぱり今回同様に乗るのだろうか、日本人は。
ところで、日本人の多くがワクチンを打つことが、私にとって不思議でたまらなかったのは、日本人がそこまで愚かだとは気づいていなかったせいもある。というか、私の年齢で普通に学校教育を受け、サラリーマンとして生活してきた人間にとっては、日本人はむしろ優れた民族であるはずだった。
なぜ日本人が、自分たちを優れた民族と思うことができるかといえば、それは中国や朝鮮をバカにすることで成立しているような気もする。何かあると、韓国は、北朝鮮は、中国はといって彼らをバカにする、ないしは悪者扱いする。安倍元総理が特に積極的に行ったことだけれども、今や日本の定番プロパガンダになっている。
しかし、「現実をよく見てご覧なさいよ」と言いたくなる。中国は今やアメリカが何を言おうが平然と無視できるくらいの力を持つに至った。岸田総理のように、バイデンにペコペコ頭を下げて操られ、しかもバカにされているのとはえらい違いだ。日本人の能力はせいぜい韓国人程度、いや今は韓国人よりも下かもしれない。
大東亜戦争敗戦後、日本はGHQによって悪者扱いされた。「もう悪い事はしません」と無理に言わされた。しかし、私は日本が悪かったなどとはこれっぽっちも思っていない。悪かったのはアメリカであり、イギリスだ。それは今のバイデンを見ていても分かる。本物の犯罪者だからね。
そこまではいい。問題は悪いのではないとするならば何なのかということだ。"意識高い系"の善人民族だろうか。いやとんでもない、限りなく愚かな民族であるといえる。結局のところ、戦前も戦後も日本人の基本は変わっておらず、悪者に騙される愚かな民族と考えていいようだ。愚かさゆえに属国扱い、植民地扱いをされたまま抜け出せない。
増税をしてまで軍事力を強化するというのが岸田内閣の方針らしいけれども、全くの無駄でしかない。日本人は単純軽薄だから、自主独立をするためには軍事力を持つことが一番いいと考える人もいる。しかし、そんなことは無駄なことだ。仮に日本が核ミサイルを持ったとしよう。それで日本の発言力は増すだろうか。自主独立路線を歩めるだろうか。
決してそのようにはならない。今の日本では、アメリカにそそのかされて中国に向けて核ミサイルを発射するのが関の山だ。そして、東京に向けてその返礼の核ミサイルが飛んでくる。核ミサイルを100発持とうが1000発持とうが、今の日本人の民度の低さでは亡国の兵器になるばかりだ。
戦前から日本人は騙されやすい存在だったのだろうけれど、戦後はそれに輪をかけて無制限に騙される民族になってしまった。なぜだろうか。日本人の劣化の理由は騙される度合いが激しくなってきたことに起因していると私は考えるのだけれど、なぜそこまで単純・幼稚な民族になってしまったのだろうか。
今回の新型コロナ用ワクチン接種率のように、世界一騙されやすい国民であることを世界に示しているようでは、国防に、つまり国の存亡にも関わってくる。あそこにはアホが住んでいると全世界に向かって発信しているようなものだから。それとも、騙され放題騙されることが生き残る術の一つだとでもいうのだろうか。まさか。いいように利用されて奴隷産出国としての名を馳せるだけの国になってしまう。国防というものは軍事力だけの問題ではない。
ここまで日本人が劣化してしまったのは、豊かさや便利さへの対応を誤ったせいではないかと私は考える。私が生まれた頃は、家庭の電化製品といえば、電球とラジオくらいのものだったはずだ。母は毎朝、炭火でごはんを炊いていた。冷蔵庫などないから保存がきかない。洗濯はオシメであっても手洗いしかない。もちろん紙おむつなどない。掃除は箒とはたきと雑巾を使った。ある程度の都会でも少し外れれば食堂などない。コンビニはなおさらなくて、夕刻過ぎれば商店は全部閉まっていた。テレビもなければ車もない。ほぼ全ての日本人がそのような生活をしていた。
当然、不便なこと、困ること、つらいことなどが日常的に生じていたはずだ。そうなると人間は考える。少しでも楽をしようと考える、工夫をする、自作をする。これは貧乏についても同じことがいえる。私も並みのサラリーマンでしかなかったから、子供に2人を育てるのが楽ではなかった。では貧乏暮らしをしていればいいかといえばそうは行かない。金がないならないなりに、おいしいものを食べたいし、いい車に乗りたいし、いいものを着たいし、いいところに住みたい。
ではどうするかといえば、やっぱり考え、調べ、工夫するしかない。例えば、私の財力では、コンビニでの買い物は原則できない。スーパーと比べて高すぎるから。そのスーパーにしたところで、イオンをメインにすることはできない。地元のもっと安いスーパーか、トライアルという激安スーパーを使うことになる。その他にも安いものを求めてあちこちさまよう。
前回の記事で車を買ったと買いたけれど、それも中古で安いのがあったから。今住んでいるマンションも中古。これはたまたまの偶然で、これ以上ないお買い得で条件のいいマンションだった。人生の中で一番うまくいった買い物だったけれど、金持ちではない人間にとって新築マンションは手を出しづらい。
そのようにして人間は考え、工夫しながら生活していくのが自然なのだけれど、最近の日本はあまり考えなくても済むようになってきた。これが人間を愚かにする。怠け者にする。腹が減ったら何も考えずにコンビニ弁当を買っておしまい。娯楽はテレビでお笑い芸人を見て笑いころげ、ネット上の動画や、ゲームで済ませる。洗濯は自宅でないしコインランドリーで。風呂も自宅にあるのが普通。交通はマイカー、ないしは電車バスが都会であればどこでも便利。
嫌なご近所付き合いを我慢しながらする必要はない。他人など関係なしに、自分のペースで好きなように生きていって困ることはない。実際問題として、こんなことを書いている私自身が、これ以上安逸な生活をしろといわれてもどうしていいか分からないくらい安逸な生活に浸っている。
そうなると人間はダメになるもので、岸田総理やデマタロウのような人間ができてしまう。両者とも政治家としてのポリシーがゼロ。強い者をバックにつけて威張ることだけが生きがい。そんなつまらない奴らが政府を動かし始める。おまけに、国民は国民で同様に堕落しているものだから、政府が自国民を殺し始めても無関心。自分が意識高い系に見られることだけを気にする。
今の日本は総理大臣を含めて、国民総"小人閑居して不善をなす"状態。ロシアや中国が意外にまともなのは、G7などの親米国ほど恵まれていないせいだろう。考えながら生きて始めて生活が成り立つ。中東やアフリカも気がつき始めてきたけれども、それだって、日常生活の苦労を背景にしての気づき。
日本人は間違ってしまった。軽薄短小であっても生活できる、いやむしろ軽薄短小である方が生きやすい社会を作ってしまった。面白いもので、そうなると人間はより楽な方、楽な方へとなびく。日本がどうなろうとも、目先の安楽さを追い求め、それで生きていこうとする。その代表例が日本の政治家であって、今や乞食と政治家は3日やったらやめられないおいしい商売になった。
なにしろ、頭を使う必要がない。何でもアメリカに命じられるがままにしていればいい。岸田総理もデマタロウも出世狙いのゴマスリ社員のようなもので、自分の言動の意味などを真面目に考えることはない。だからおかしなことばかり言っていながら平然としていられる。
一方の国民は国民で、自分たちが堕落していることに全く気づいていない。これまた平気な顔をしながらワクチンを打ち、マスクをかけ、消毒だ、ソーシャルディスタンスだなどと、カルト顔負けの信仰をしている。
一体どうしたらいいのだろうか。日本政府が日本国民を殺し始めたというのに、皆さんぼんやりと何事もなかったかのように暮らしているのだからねえ。日本政府が日本政府なら、国民も国民。オレオレ詐欺の犯人と被害者との関係。被害者が自分が被害者であると気がつけない。
う〜む、書けば書くほど出口が見つからなくなる。もっと日本人全体が真面目になることが必要なのだけれど、不良に向かって真面目になれと言ったってねえ。「はあ?」でおしまい。やっぱりどう考えても日本人には期待ができなくて、欧米やBRICSに先に変わってもらって、「あなた方は後れていますね」と日本人に言ってもらうしかなさそうだ。
そこで初めて虚栄心の強い日本人は、あわてて諸外国の真似を、あるいは後追いを始めるのだろう。日本は幕末以降、その繰り返しで現在に至る。
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